元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

633.

（あれは、何なんだろうか？）
それからしばらく雑談をした時に俺は子供達にも武器を持たせてみないか？
と聞いた。
その俺の話を聞いたミレアは、喜んで 子供達を連れて武器を取りに行くと言い出した。その途中で俺の元から離れないようにと言ったのである。
俺は、そうするとミレアに 付いて行った。
子供達を先に家に送り届けてから俺はミレアの後を追うと子供達が、家の外で待っており、俺を家の中に案内してくれたのである。
そうすると部屋の中には、様々な種類の刃物があった。ミレアは子供達に それぞれ好きなものを選ぶように促した後で、自分も 選んだ。そうして全員が選んだのを確認し終えた後でミレアと 子供達にお礼を告げてから、家に戻ってから子供達の部屋まで送ったのだ。
そうして その日の夜に全員が集まっている事を知った 俺は少し驚きつつもその部屋の中に入るのであった。
そこにはたくさんの服が用意してあり俺はその服を手に取ると俺はこう言ったのである。
この子供達を俺は守りたいと、それからこの国を平和にするのだと決意すると俺はその言葉を声に出す。
そうするべきな気がしたのである。
そう決めた。
「君たちは絶対に幸せになって欲しいその為に、俺はこの力を、君たちを守る為だけに使うと誓おう」
と言うと俺はその場で服を子供用の鎧に変えて行くとそれを 着てもらう。
そしてそれからは、魔族の兵士達に訓練をつけさせてもらい俺は強くなるために、戦いを続けるのであった。
それから 子供達にも剣術を教えようと考えてから俺は自分の持つ技を1つ 1つ教えていくと子供達は真剣に俺の話を聞いてくれた。
俺は、子供達に教える時、
「大切なのは力じゃ無い 誰かを守るって思う気持ちの強さだ。」
そうして、1年間 子供達と過ごして俺はこの子達にお別れをしてこの王都に戻る事にしたのであった。
この国の勇者の事も心配だったので早く助けてあげたいと思っていたのだ。
そして その日が訪れた。
俺は子供達のお見送りを受けてから、魔族の街を出発すると、それから数日をかけて魔族の街へとたどり着く、俺は門の前で兵士の人に話を聞くとどうやらあの 女はまだ戻ってきていないらしい。
（ならよかった、まだ猶予がある）
と考えながら俺は街の外に出て
元勇者の捜索に向かう。
「しかし本当にどうしたものか、あの勇者の行方を探す方法はあるんだが どうすればいいか……ん？ なんだ？」
何か違和感を感たからこそ、その気配のある方向を見る するとその先にある茂みの中で人が息をしているのに気づくのである。
そしてその場所まで移動すると俺は、人を抱き上げると急いでこの場所から離れるのであった。
その移動の最中にその人物が人間では無くて、魔族だという事を知るが俺が見つけた人物は意識を失っていなかったらしく俺の顔を確認すると暴れ出したがすぐにおとなしくなったのである。
そして、ある程度距離を取ると地面に下すと その子はどうしてここまで来たのかを話す。
俺はその子に対して、
「名前はなんて言うんだ」
と尋ねると、彼女は俺に怯えるような態度を
とった後に、名前を名乗ってくれたのだ。
その名前を俺に聞くと……俺の記憶が間違いなければ、この子は"勇者 ミーシャ"と呼ばれていたはずだと思いながらも、彼女に確認をとる するとどうやら合っていたらしく彼女は震えているような声で答える。