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「必ずミリアは俺が幸せにする」
ミリアの表情を見る限りは俺が今出来る
精一杯の行動だとそう信じたかったのだった。それからはミリアが戻って来るまで
俺達は待つ事を決め込んだ。
子供達の捜索には俺の子供達やハク達も手伝ってくれてなんとか発見できたのだ。
その日からミリアはミリアで子供達と仲良くしてくれて、ミレアや、その姉妹も混ざって一緒に遊ぶ姿が見られるようになったのはとても喜ばしいことだと思うようになったのだった。
俺はそのミリアが俺の元から離れる前に起こったことをミリアに聞くと、俺の元にやってきてこういったのだ。
ごめんなさい、あなたには隠しておきたい事がいくつもあって。
と。それから俺が謝ると俺はこういう言葉を返した。
それじゃあ今度は一緒に探しに行ってくれないか。
すると彼女は首を傾げた。
その訳を話す前に俺はこう説明をしてやった。
そのミレアの誘拐には心当たりがあるから、と。その時にミリアが、俺の傍で
見ていたらどうするんですか?
とても心配そうな顔をしながら言われたので俺は、
「お前は信用しているんだよ」
と言って、 俺の手の中に収まっている
そのミリアを抱きしめたのである。
それから、ミリアは微笑むとそのミリアを 自分の懐に入れるようにしてあげた。
そして俺に言った。
「やっぱりあなたのそういう所は凄く尊敬できるのよね 」
と言うあたり、俺はミリアからの信頼を勝ち取ることが出来たのだろうと思うと俺は嬉しいのである。
そのあとにミリアに
「子供と大人では、違うからな」
と言った後にこう言ったのだ。
「それで、俺は子供達に、 何の料理を習いに来たのか」
を聞いてみることにする、すると二人はお互いに顔を合わせて笑みを見せる。
そうして先に話し出した方の女性は、
「 私達が住んでいる街の名物、"シチュー作り"を教えてもらいたくてきたらしいです!」
と言い終わった後は隣にいた子を見ながら笑った後にその子の紹介を始めてくれた。
その子は金髪ショートボブの子だった。
俺の目を見たりしながら挨拶をする姿は可愛いかったがどこか見覚えのある顔をしていて、俺が思い出せずに困惑し続けて
いる様子だった。
そうして自己紹介が終わるとミリアは少しだけ席を外すと言って離れていきしばらくした後に戻ってきた。
ミレアと共に料理の準備を開始したのだ。
(この子、確か前にハクが言っていたな……えーっと)
そこでふと思ったのだ。
以前ハクは言っていたのだった。
「俺には、妹がいた」
と その妹の名を思い出したので
その女性に向かって俺はこう言ったのだ。
その髪の色を見て思い出したが その瞳の色と髪型を見て俺は 思い出すことができたのだ。
その子はハクの妹である。
その女性は笑顔を見せて、ハクの頭をよしよしとしてやる。
ハクの方はかなり気持ちが良さそうである。
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