元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

625.

だが途中で、眠たくなったようでお人形さんのベッドに入った途端に眠ってしまった。
そして俺はその子達を優しく撫でながら眠りにつく子供達を見守っていた。
それから俺は、目を閉じてからこれからどうするかを考えたので俺はあることを
思い出して起き上がり子供達を起こして謝った後に、ミリアも交えて三人で仲良く
遊ぶとしよう。
俺達はまだ遊び足りなさそうな娘の手を掴んでお城に帰ろうとするとその時に
ミリアとすれ違うようにして、勇者一行がこっちにやって来てから俺にこう言ってきた。
その勇者のパーティーは聖騎士が4人に魔術師が3人と回復術士が2人で構成されていた。
俺はその中の一人の勇者の男に声をかけて話しかけるとこう言って来た。
その勇者は俺に質問を投げかけて来ると俺はこう答えると、
「この前の件では助かったぞ感謝してる」
と言ってきたので俺はそれに対して、
「俺がやりたくてやったことなのだ気にする必要はない」
と答えた。
そして俺は更に続けてこう言っておくことにしたので、その勇者の集団は全員若く見えた。
それで俺がこの国の王城の人間だと気がつき俺に対して挨拶をする為にわざわざやって来た
みたいだ。
そこでミレアはこう言っていた。
「お父様、それで、この方は誰ですか？ 私はこの方を知らないのですけども……」
と言い出したので俺の方からも、
(この子には勇者は見えていないんだから仕方ないか)
と思って俺はその勇者達にこう聞いた。
「君達の事を覚えておられないようなので一応自己紹介をしませんか」
すると勇者の男は
「そうですね」
と言って自己紹介した後に俺の方を見ながら自分の胸に拳を当ててこう言った。
「俺の名はハクと言う、この度はこの国に世話になることになったのでこれからは
よろしく頼む」
と言ってきてくれたのだ。
それから俺は、勇者に
「そう言えばこの前はどうして、うちの家族を助けに来れたんですかね、 もしかしたらですが
俺の知り合いだったんですかね？」
と聞くと、彼はこう言った。
それはこの国の王城内にある勇者が使っている会議室に召喚される少し前に勇者達が
聖女によって呼び出され、この王都内にいた俺の部下が連絡を取り合っておりその時の会話に
「勇者が召喚されたという話を聞いて、もし召喚されても勇者ならば すぐに駆け付けてくれると
信じてそれを伝えておきました。
ですが俺達は、勇者が助けに来るよりも速く俺と部下が先にこの国に到着することができたから良かったです。勇者は遅れてこの王都に来たのでしょう」
と教えてくれていた。
それから俺はこう言った。
（俺の事を覚えていないと言うことはこの子の記憶からは消されているのか……俺の力が弱まっていた時に起こった事で勇者と俺の娘を繋げるものが薄れているようだな。俺の娘が成長して強くなればあるいは……だけどそれまで勇者に俺の事を忘れていられるのは辛いなぁ……）
と思っていたのであった。
それから俺に勇者は、この国で暮らしたいとそう言った。
それで俺はとりあえずその話は国王陛下に聞いてみてからの返答だと言うことにして、
まずは俺の執務室にまで連れていくことにした。
そこからの俺は忙しかった。
勇者を連れて行ったり、子供達にお守りを持たせて送り出したり、ミリアに頼んだりして
色々と準備をしているうちに数日が経つと勇者達が帰ってきたので俺は、彼らを出迎える
事にしたのだ。
その翌日になると俺の執務室で俺達は話すことになる。
その話を聞いていたのは、息子のリュカとルシアにルチアちゃんだった。