元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

598.

その楽しい時間がしばらく続くと、俺は、少し外に出て新鮮な空気を吸おうとするといつの間に
かいなくなっていた娘がそこにいて思わず娘のことを抱きしめてしまう。
娘はそのことに抵抗するが俺は構わずにその行為を続けてその時に娘の体を自分の腕の中で確認すると
どうやら怪我とかはなく無事に娘と再会できたことを実感することができた。
娘に別れの挨拶をすると何故か俺のことを嫌がる素振りを見せたので俺が戸惑ってしまうと娘は俺が
ミリアの方を見ていた事に気が付き、そのことに嫉妬していたのだ。
自分の過ちに気が付くとすぐに娘に謝り、頭を撫でる。
娘は俺のその様子に嬉しそうにしていて、その表情をみた俺は娘にキスをした。
娘は突然のことで驚くもそれからすぐに喜びに満ちた笑みを浮かべてくれた。
それを見ると自然と俺も笑顔になれた。
それからしばらくしてから俺は街に戻ることにした。
街に戻るとすっかり元通りになっており俺が暮らす前と変わらない光景が広がっていた。
そのことに安堵を覚えると娘と二人で、屋敷に帰る為に、歩いて行った。
空を見上げると雲ひとつ無い快晴でまるで今の俺の気持ちを表すかのような天気であった。
帰り道の途中で街にいる子供たちとすれ違う度に、楽しそうな笑い声が聞こえてきて、思わず笑みが溢れていく。
幸せに包まれながら、その道を進んでいると隣に立っていた、娘が俺に話しかけてきた。
俺は、その質問に対して特に隠す必要もないと思って俺は娘に俺自身の想いを話していく。
すると娘はそんな俺の話を聞いて泣いてしまい、その姿を見た俺は慌てていると泣き止んだ娘が笑ってくれた。
その後に俺は娘の頭を優しく撫でながら微笑むと歩き出していく。
屋敷に着いた。
「さあ、中に入ろうか」
娘と共に玄関を通っていき、リビングの扉を開けるとそこには、
「おかえりなさい、あなた」
とミリアが出迎えてくれる。
俺はその言葉を聞くと
「ああ、ただいま」
と返事をしてから、ミリアの頬に手を当ててからミリアの唇を奪った。
俺は長い時間、ミリアとの接吻を味わい尽くして終えると俺はミリアにこれからの事について話し合うために
俺の部屋へと移動していった。
部屋の中は煌々と暖かな暖炉の火が音を立てており、 その炎が俺達を照らしてくれていた。
我が妻であるミリアは、俺に寄り添うようにくっついてきており、ミレアは俺達の邪魔をしてはいけないと
思っているのか、
俺達に近寄ろうとせずに、俺のベッドの上で横になっている。
俺達はこれからについて話し始めた。
まず初めに、俺はこれから先どうするかについて話した。
その結果、俺はこの世界で娘のミレアと一緒に暮らしていくことに決め、そのことに対して、 ミリアは
反対しなかった。
そのことから、俺はこの世界で生きていくことになる。
そのことについて、俺がどう思っているのかは自分でもよく分かっていなかった。
「ミレア、母さんに何作って欲しい？」
「んーとね、何でもいいよ、でも甘いお菓子は食べたいな」
ミレアの言葉に俺は微笑みを見せると早速、ミリアにお願いすることにした。