元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

595.

そして俺と ミレアが外に出てすぐに、俺は魔物に襲われる。
だが、俺の身体は突然変化していき 全身が黒い鱗に覆われて手足に鋭利な爪が現れると俺は魔物に飛びかかる。
それからその怪物は雄叫びを上げると俺に襲い掛かって来て、俺はその攻撃を避けようとするが、 
その時に、ミレアが自分の身の危険も顧みずに俺を守ろうとし、俺の目の前に立ち塞がるが 
ミレアの背後を狙って攻撃を仕掛けてきたので、ミレアは反応が遅れて俺は咄嵯に動き、
ミレアの盾になるような形で攻撃を受けてしまう。
その攻撃を受けた俺は、俺が今 戦っていた敵は ドラゴンの亜種のモンスターのようだった。
そして、俺がそんな相手に苦戦を強いられながらも何とか撃退に成功すると、俺の意識が遠くなっていき、
その事から、俺の命が尽きかけているのが分かってきた。
俺が 目を覚ますと、俺は知らない部屋のベッドの上で寝ていた。
その部屋は質素ではあったが、どこか温かみのある家具や装飾品が置かれていて、窓からは、
太陽の光が射し込んでいる。
俺は、ゆっくりと体を起こすと俺の隣に誰かがいることに気づきそっちに顔を向けるとミレアが椅子に
座っておりその横には本が
置かれていた。
この世界に来る直前にミレアの本棚で見た一冊の本を眺めており 俺はその表紙に書かれている
タイトルに視線を移すと俺はそこに書かれてある文字に驚いてしまい思わずその本の方に手を伸ばすと、
ミレアはそんな俺に気が付いたのかその行動を止めるようにして俺の腕を掴んできた。
そしてミレアは 微笑みかけると俺にその絵本を俺に見せると ミレアは俺に この物語の内容を説明するように
してくるので俺はその通りにして説明するとミレアは嬉しさのあまりに笑みを浮かべており、
お礼を言ってきてくれた。
俺はその 笑顔を見て
（やっぱりミリアに似て可愛いよ）と思った。そしてミレアの話を聞いていて俺は一つの疑問が生まれた。
（ん？……そういえばどうして俺達は 元の世界に戻ってきたんだ……）
そう考え込む中で扉の向こう側から物音が聞こえたので
俺は警戒をしつつ構えていると、勢いよくその扉が開かれ そこから現れた人物は……なんと
俺達の元の世界では死んだはずのミリアだったのだ。
俺はその姿を見ると
（生きて……）
俺は涙を流すがその瞬間にはっとする
（あれっ そう言えば俺って死んでなかった？）
俺はそのことを思い出している内にどんどん冷静さを取り戻せてきて。
そしてその俺の様子に気付いたのか、俺の手をぎゅうと握ってくれて、そのことで 俺に少しばかりの
元気をくれる。
俺はミリアに俺達が住んでいたあの家に転移させて欲しいと頼み込みそれから俺達3人は俺が元々
住んでいた場所に戻ることができた。
俺はその帰り際にミリアに俺が死んだ時にあった出来事を話していき、ミリアも 俺が話した内容に
驚くと同時に、俺のことを心配していたと、話してくれて、それからミリアは俺にこんな提案をしてきた。
ミリアが、自分のスキルを使えば 俺を蘇らせることが出来るかもしれない。