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それじゃあ本当に偶然俺がこの子の 願いを叶えたことでこの女の子が俺の能力を手に入れてしまった
ということになるのか、だけどこんなの俺の意思とは関係がない。それに俺の 本当の名前はこの女の子が
知っているから問題はない。
だから俺がこの子を この世界に閉じ込めて俺の好きなように 生活出来るようにするだけだ。
そうだ……
俺の邪魔をする奴なんて全員消し去ってしまおう。
そうすればこの幸せを俺が独り占めできるはず、この俺に 俺だけに優しいこの幸せな時間を壊させはしない。
そして俺はこの世界を、 俺だけの物にしてやる……! さぁ行こうぜミレア!
まずは俺達の住む場所を 見つける所からだよ。
俺はそう言い放つとミリアに似ている彼女の腕を掴もうとする。
そしてその行為に彼女が 驚くような表情を見せると俺から離れていこうとしたけど
俺は、その 手を掴むと、ミレアの両親から頂いた指輪から出てきた光で出来た剣でその人を斬ってしまう。
それからその剣から放たれている淡い緑色の光が消えるとその場にはもう既に何も無くなっていたのだが
それでも俺は、ミリアが俺のことを心配してくれているのは分かる。
だけど、俺達は これからずっと一緒になれるんだ。
その事を考えるだけで 俺の心は 晴れ渡っていて。
そして俺は ミレアに声を掛けようとして、振り返ったのだがその先には誰もいなかった。
俺はその事に気が付く。
どうしてだと思ってしまう。
俺は周りをきょろきょろと見回すがやはりどこにもミレアの姿はなかった。
それからしばらくの間俺は呆然としていたが、いつまでもこうしてはいられないと思い直すと、
とりあえずミレアを探す為に歩き始めた。
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