元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

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それはなぜかと言えば 単純に俺達が不誠実だと言わせしめるような行いをしないためでありもしそういった
行為を行ってしまうとその行為は神聖なものだと認めないという教会の人間の横やりによって強制的に教会側の
決めた掟を守るかどうかを宣誓させられてしまうことになる。
その結果。二度と教会で祝福を受けることが出来ないようにされてしまう。
そして、俺には勿論ミリアと結婚する資格がある。
それは、夫婦になるのに必要な行為を行えなくもない。
その証拠としてはミリアから何度も求められてしまっている俺はそれでも最初は耐えていたが、
あまりにもしつこいものだったので何度か折れる形で受け入れた結果が今の状態にある。
そのことを考えていくと、改めて自分にとって ミリアがいなくてはならない存在だということが分かった。
そう確信したときだった。
「……ねぇ どうするのこれ？」
と戸惑いの色を帯びた声で俺に問いかけてくるミリアだがそれも無理はなかった、
なぜならそのミリアを俺は両手で抱え込んでいて、その上ミリアを逃がさない様に抱き寄せているのは
俺自身なのだから。俺はミリアが落ち着いたころを狙い俺は再び俺のステータスを開いて見たのをきっかけに、 
ミリアのスキル一覧を確認してみるとそこには俺と同じ鑑定眼を所持するようになっており。
俺はどうやらレベルを上げることに成功したようだ。
それとどうやら先程の戦いで手に入れた俺のレベルが2に上がったらしくミリアの方は俺の半分以下のレベル
だったがこれはおそらく俺との 違いによるもの、元々のステータスが違うが故にこのようなことに
なったのだろうと判断することが出来るのだがミリアの後々の事を考えれば非常に厳しいと思えるかもしれないが
これでもまだ足りないというのが実際のところだった。
俺の能力についてもミリアと俺は共有されているため俺の方が能力は高くなっていると思われるのだが、俺と
同じようなレベルで戦っているミリアに同じステータス補正が付いているとは思えない。
なんか、無性に悔しくなってきた。
「ミリア、何で妻のお前の方が俺より強いんだよ」
「仕方ないでしょ、この世界では、女性が強いみたいだし」
それは女性が男性を守る為らしい。
だけどね俺にはこう言ってやりたい気分である、女に守られるなんて絶対いやだと……。
俺は俺よりも圧倒的に上の存在には絶対に屈しないと決めてるんだよ。
俺は弱いままの自分が許せないんだ。
そんな俺の怒りを感じ取ったのかミリアは俺を抱き返してきたのだけれどそれから暫くの間はミリアを
抱きしめていたがお互いに離そうとすることはなく俺達二人はお互いをただひたすら感じあい続けていた。
それから俺はミリアと共に生活を行うにあたっての準備を行い始めた。
取り敢えずは、必要なものを買ったり揃えたりしていくことにするのが一番の近道だと思うことにした俺は
その方法を考える事にしたところ、まず俺が考えている方法としては、俺が転生者としてスキルを習得すること
から始めるのはどうかと考えていた。