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するとミリアとおぼしき人物が俺に斬りかかってきた。
咄嵯のことで反応できず俺はまともに斬られてしまうが俺は傷の治癒をするとミリアの姿を再度見回すとなんと
身体全体に無数の魔法によるものと思われる封印魔術を施されているじゃないか!
「これのせいかぁぁぁぁ」
そう叫ぶと封印を魔法で解除した。
解呪が完了したと自覚すると即座に動き出すと戦闘に入ったものの俺の全力を込めた拳と攻撃は簡単に
ガードされると同時に受け止められて勢い良く投げ飛ばされると壁が壊れるほどに衝突すると痛みや
苦しさはあるもののそれ以上に俺は驚いてしまうまさか自分の体にこれほどまで強力な肉体強化を施すとは
思ってなくてその事にただ驚きを感じずにはいられなかった。
するとそこに誰かがやってきてこう呟いた。
「なんだまだ生きていたのですか?」
そう言われて振り返ればそこにはミレスが居ていつの頃から見られてたんだよ!?
って感じだったが。とにかく 今こいつに構っている暇などは無いので俺達はスルーすると先へ進んだ。
そうすれば追ってこなくなった。
そればかりか、ミリアが俺達の前に現れ仲間になると言うではないか理由を聞くと実は自分が裏で
暗躍してる人物の一人なのではと疑いをかけられて追い駆け回されてるところだったそうだ。
そんな事を本人から聞く羽目になりつつも、それはさておき俺の事を勇者と呼んでいるから恐らく俺の事を
知っているはずなのだが、俺は疑問を投げかけるとミリアが俺の代わりに答えようとしてきたので
俺の方もそれを止める気は無かったので、ミリアはこう返答をしていた。
俺自身はよく知らないので、質問の意味があまり分からなかったので俺は説明を求めることになった。
どうもこの世界には元々存在していたが存在を隠してきた組織が二つほど存在していて一つは俺がもともと
過ごしていた元の世界での平和を取り戻すための 活動をしていた人達が集まって作った組織である、
彼らは俺のことを神の御業を行った人と呼び称えていたがもう一つは、
今いる世界で生まれた悪の元凶とされる者を討つために動いていたがある日を堺に忽然と姿を消してしまい
その真相が分からないままに、俺はその後別の存在になってしまったと思わざるを得なかった。
それが、つまりは今のこの現状だということらしいのだが、ただはっきりとしておかなければならないことが
幾つかあるまずは家族のことである。
妻と娘だけは絶対に守り抜くつもりではあったのだが、いつの間にかいなくなっていると気づいた。
慌てて捜すと二人は近くの路地で震えながら立っていたのを発見した。
ほっとしたのだが、俺が見つけたとわかった途端抱きつくかのように二人ともこちらに近付いてきて
そのまま泣き崩れ始めた為、泣き止むまでの間背中を擦ったり頭を撫で続けていた。
しばらくして二人の表情も和らいでいき、すっかり安心することが出来たようで泣き疲れたことで
その場で眠るのであった。
ちなみにその後は孤児院の方に戻り俺の寝具の上に連れて行ってそのまま眠りについたのである。
こうして俺は一睡をするのであった。
目が覚めると俺の胸の中には幼女姿のミリアがいた。
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