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だが今は弱いということになっているようで最初にいた場所とは別の大陸にある街に来ておりまずは
この世界の状況を見て回る事にしてある程度の生活ができる基盤を作り上げることからはじめることにし、
ギルドに加盟し依頼を受けることにした。
内容は簡単な討伐依頼が多いしランクが低い為それほど苦戦することも無くまったり出来ていた。
そんなある日のこと俺達に指名の依頼が来たと受付嬢の人に伝えられた俺はその内容を聞いた時に
これは少し面倒だと思わず頭を抱えたくはあったが断ろうとしても俺達の素性を知った上で断ることが
できないような条件を提示するためギルド側には俺と俺の娘のことをすでに知られている可能性もあって
俺は大人しく引き下がることにしたのである。
俺達が指定された場所は海の近くにあった城だ。城の門の前に辿り着く頃にはもう辺りの日は沈んでいた。
夜は更けて来ていてもうじきで就寝となる頃に門の前で待たされることになった。待つこと数時間ようやく
お迎えがやって来たのだが。そこにはミリアの姉がいるのだった。
どうして姉妹で別々に召喚されていたのにも関わらずここについて来るまでに面識が無かったんだとか思うと
ころはあるにはあるが。
とりあえず俺はミリアが無事だったことに安堵を覚えた。
すると彼女は自己紹介を始めた。
名はシエルさんというようだ。
俺は 彼女の方を見つめて名乗ろうとしている間に彼女がいきなり俺の唇を奪ってきて俺は一瞬硬直してしまい
思考回路までもが止まってしまった、
だが直ぐにハッとなり離れようとするが、それをさせまいと彼女からも力が込められる、
そして濃厚なキスが終わると口の両端に垂れている透明な液体をそのままにして息を整えた後俺は再び口を
開くと名前を告げるすると彼女は俺が挨拶の言葉を言い終える寸前でまた襲いかかってきたので俺はそれを
避けるように飛び退くのだがその際つい癖で反射的にカウンターで殴ってしまい、殴り返された。
しかしミレアは俺の頬を思いっきりぶんなぐると地面に打ち付けられてしまう。
そして 気がつけば、俺は俺じゃなくなっていて。俺の体は何故か地面へと向かって落ちて行くと俺は落下の
途中で浮遊するとミレアを見下ろす形になっていた。
俺の体の異変にいち早く気づき攻撃を仕掛けてくるミレアの攻撃を防ぎながら防戦一方となってしまい 
それから数分の間ずっと攻防戦が繰り広げられたがなんとか攻撃を捌いたりしつつ距離を取るために俺は
一旦後退すると体勢を立て直すのに集中し、そしてミレアの様子を見て驚愕することになる。
そこには信じられないほどに変貌を遂げてしまっていて。
魔物と化しているのだ!その姿は人魚みたいな半人半魔に変化しているのだが全身紫色のような肌色で
人間部分が露出しているが、ところどころで鱗が見えている上に、下半身の尾ひれ部分に生えている
鋭い剣のような形になっている。
俺は唖然となっていて動かなかった。
(どういうことだ?何が起こっている)
困惑していることと動揺の念で固まってしまっていた俺は動けないでいた。
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