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俺達は、 その光景を見て唖然としていた。
俺達は、 その光景に呆気に取られていた。
俺達は、 その光景に驚いていた。
俺達は、 その景色に圧倒されて動けなくなっていた。
俺達は、 その風景に魅入られていた。
俺達は、 その情景に感動すら覚えていた。
俺達は、 その幻想的な美しさに心を奪われていた。
俺達は、 その神秘さに心を打たれていた。
俺達は、その神々しさに目を奪われた。
「さすが、腐っても元勇者だな」
「それだけ余計だよ」
「ハク、あなた本当に勇者だったのね」
思い思いに感想を言う俺に照れた顔をするハク。
しかし、俺は次の瞬間見えてしまった。
ハクの言って居た言葉は本当で4/5と成った事に……。
「ハク。いろいろ聞いてもいいかな、とても大切な事なんだけど」
「ん?」
「お前のさっきの使用制限って一日か?」
「さぁ、どうだっけな」
「……はっきり言えよ、戦力になるかならないかだろろ?」
俺は焦っていた。
ボーンを倒せと言うクエストなのに、5回しか使えない、勇者としての特有魔法、光魔法……。
たしかに、ユウトが見立てるにハクの剣技は、一流だろう、しかし、光魔法の回数が5回という事は……。
「止めなよ、ユウト、ハクが可哀そうだよ」
「ミリア、俺達の生死がかかるかも知れないんだ、ハク頼む、教えてくれ、その回数は本当に光魔法だけか?」
「違う、俺の、魔法も剣技も合わせて一回だ」
唖然として言葉が無かった。
「なんで、お前が悪いのは事実だけど、ここまで束縛する必要が」
「俺なら平気だよ、それに5回以降は、体力と引き換えに発動出来るから、万が一にも伸びても明日に
成れば5回は回復する」
「これが勇者の力を悪用した代償なんだ」
その言葉はハクの口から出るには、とても重たい物だった。
「ハク、良く放してくれた、俺らでカバーするから、頼むぜパートナー」
その言葉にハクは目を見開くと嬉しそうに
「うん、よろしくお願いします」
そう言われて俺達は頷き逢った。
「そっちに行ったぞ、ハク、頼めるか?」
「おう、まかしとけ」
そう言うとすかさず切りかかる。
ハクが襲われそうになればミリアがハクを守った。
「お、ありがとう、ミリア」
「どういたしまして、って、許してないからね」
俺が回復魔法をかけようとするとミリアが俺に話しかけてきた。
ミリアを見るとミリアは俺に笑顔を見せて言った。
「ハク、は私が守るわ」
俺は苦笑いすると、回復魔法をかけてハクを回復させると同時に、ハクにポーションを渡して飲ませる。
俺の回復術は、回復量が多いのが売りなのだがそれでも、ハクの傷は治り切らなかった。
俺はハクにポーションを渡すとハクはポーションを飲み干すと俺に笑顔を見せた。
俺はハクの肩に手を置くと言った。
ハクが何かを言いかけた時、ミリアが俺に近づいて来て俺の手を握り締めると俺の手を引っ張って
行ったのだ。
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