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そして、ミセリアの姿があったので絶句する。
「お父様、人が死んでる」
「アリア見るんじゃない」
俺は必死に隠すも、アリアにはしっかり見られていた。
「お父様の知り合い?」
俺は、その娘の問いかけに答えられるわけもなくて、ただ、その場から逃げ出してしまった。
俺は逃げ続けて行くのだった。
あの場所から逃げた俺は必死に逃げた。
そして今現在森の中を彷徨っていた。
(何処にいるんだよ)
俺は疲れ果てて倒れてしまうとそこに綺麗な声が聞こえる。
俺は目を開くと美しい金髪の女性が居たので思わず息を飲むがどうやら彼女はエルフで間違いなさそうだが。
俺をじっと見てくるので俺もじいっと彼女の瞳を見ていたら。
「貴方、この近くに村が有るわよ」
その言葉を聞いて 俺はその女性に頼み込んで案内してもらう事にした。
森の道を進むとやがて大きな村にたどり着く。そこで俺は村長の屋敷に招かれた。
俺を見た瞬間。村の人たちは驚きの顔をするとこの村は、この世界に転生する時に俺が助けてあげた村で
俺はこの世界では有名人になっていたのだ。
そうしていると村長らしき人が現れる。
「ようこそお客人よ、わしはこの村の長のイライザ・リーです」
と丁寧に挨拶をしてくれた。
それから色々と話を聞いたりすると。
俺に助けを求めているらしい、理由は、俺ならわかると思うのだとか。
確かにこの村に危機が迫っていることは分かったが具体的にどんな脅威なのかまでは分からなかったが、
とりあえずその問題を聞くことにするのである。
その問題を解決できれば俺の評判が上がるからいいのだろうけど。
俺にはその問題を解決できなければ死ぬような罠を仕掛けられていて、それを突破することでこの世界の
平和を護れるとかそんな感じだろうか。
「それで、一体何を倒せばよろしいのですか?」
俺が訪ねると。
俺の前に突然と現れると剣を抜いて襲いかかってきた! 剣で防ごうとするがその剣は折れてしまい。
俺の腕が切れそうになると俺は剣を投げ捨てる。
そうすると相手がニヤリと笑う。
「よく防いだな勇者様」
「勇者ではないのですが」
そう言い返すも相手にされない。
相手は剣を俺に向けて振り下ろしてきて、俺もすぐさま剣を抜いて応戦する。
俺の方がレベルが圧倒的に高く。
剣を振り回すと、相手の首筋ギリギリで止めて見せる。
そして一言、
「降参しますよね」
と聞くと相手も負けを認めたのか。
俺に従うと言ったので俺の仲間として迎え入れるのであった。
そして、俺はまず。村を襲う化け物について調査することにした。
しかし、化け物は姿をくらましており どこにいるかが分からない。
なのでまずはその手下の魔族を探すことに決めて、探すこと数日、遂に見つけて倒すと俺は急いで屋敷に戻り
皆に報告をすることにする。
「お母さまお兄ちゃんが帰ってきて」
アリアの喜びの声が響く中俺は早速報告をしようと思うのだった。
俺はアリアにミセリアの元へ連れて行くとアリアを預けるのだった。
そうするとアリアが不思議そうに俺を見上げてきた。
その愛くるしさについ、抱きしめたくなるが我慢をして、頭を優しく撫でてあげるとミリアと話をするために
俺は部屋に入ることにした。
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