元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

416.

「勇者さま、私とお茶しましょう」
と俺に話しかけてきた。
俺はその女性の誘いに戸惑いながらも断ると 女性が
悲しそうにしながら去って行った。
そして、しばらく歩くと、今度は俺の前に1人の男性が
現れて俺に声をかけてきた。
「やぁ、君が噂の勇者様だろ？ 僕はこの国の宰相をして
いるんだ」
俺はその男性の自己紹介に驚く。
俺はそんな男性の手を握りながら
「はじめまして、俺が勇者のユウトです」
と俺が言うと、男性は俺に握手を求めてきたので、
俺はその男性の手を握り返した。
そして、俺に話しかけてきた男性に 俺は話しかける。
「俺の噂ってなんですか？」
と俺が聞くと、
「ああ、君が勇者だという噂だよ」
と俺に言ってきた。
俺はそんな男性に
「俺が勇者だなんて、そんな事はないですよ」
と俺が答えると、男性は俺に
「いやいや、君が勇者様だろ？」
と俺に問いかける。
俺はその男性の言葉を否定はせずに、
「はい、そうです」
と答えた。
するとその男性は俺に
「そうか、やはりな、しかし、勇者様はどうして、
こんな田舎の村に来られたのかな？ もしかすると？ 勇者様は、
この国を救ってくれる為に、 我々に力を貸そうとしてくれているのか？ 
もしそうならば、我々は勇者様に最大限の感謝を捧げるぞ」
と俺に話しかけて来た。
俺はそんな男性に俺はこの国に救いに
来たわけではないので、俺はこの国から出ていくと伝えると、
その男性は残念そうにしながらも、
この国は良いところなので是非楽しんで行って
欲しいと 俺に伝えてくれた。
俺はそんな男性に
「ありがとうございます」
とお礼を言った。
俺はそれから、色々な人と出会いながら、
俺はこの国を歩いていく。
すると俺の前に大きな門が現れた。
俺はその門の扉を開けて中に入って行く。
すると、そこには小さな子供達が沢山いた。
俺はそんな子供に話しかける。
すると子供は俺に話しかける。
「ねぇ、お兄ちゃん、遊ぼうよ」
俺はその子供に
「ごめんね、俺は遊びに来たんじゃないんだよ」
と言うと、その子供は泣き出しそうになったので、
俺は慌てて、その子供の頭を撫でてあげると、
その子供が笑顔になってくれた。
俺はその子供を抱きしめてあげて、
「ごめんね、でも、俺は勇者だから、皆を守る為に
頑張らないとダメなんだよ」
と言うと、ため息を着いた。
「そういえば勇者は元気か？」
と俺が呟くと、先程の子供が俺の方に近づいてきて
俺の服を引っ張る。
そして、その子は俺の顔をジーッと見つめながら
「お兄さんは勇者のお友達なのか？ 勇者は元気にしてるか？」
と聞いてきたので俺はその子の頭に手を置いて優しく
微笑みながらこう言う。
「ああ、元気にしているよ」
と俺は言うと、その男の子は嬉しそうにして俺に
抱きついてくる。
俺はその子を撫でながらその子に
「君は、名前は何ていうんだい」
と俺が言うと、その子は俺から離れていき俺に名前を告げた。
「僕の名前はロイズだ」
と男の子が言うと俺は その男の子に名前を告げると、
その男の子は俺に抱きついてくる。
俺はその男の子を受け止めて頭を撫でてあげた。
すると、その男の子は俺から離れると、 俺に頭を深く下げて 俺に挨拶をしてくる。
俺はその少年の名前を聞くと その少年は俺に
「僕は勇者パーティーの雑用係をしていた者です」
と俺に伝えると俺はその少年に
「そっか、あの時はごめんね、勇者が君の事を 悪く言って」
と言うと、その少年は首を横に振り
「いいえ、勇者は間違っていないと思います。
それに僕は勇者の事を尊敬していますから」
と言ってきた。
俺はその少年に
「どうして、勇者の事を尊敬するんだ」
と俺が尋ねると、その少年は俺に
「勇者はいつも自分の命をかけて、
仲間を守ってくれました。