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(どうしてなんだ?何が原因なのか?)
俺の中で不安が渦巻くのであった。
俺は、どうしていいか分からずにその場から離れるのであった
(はっ!?俺は一体何をしていたんだろうか?)
そう思ったときにはもう遅かった。
俺は目の前を見ると先程の少年がいた。
どうしたのだろう?と思って聞いてみると俺に対して謝罪をしてきた。
(どうして俺のことを謝っているのだろう?何か俺が気に触るようなことをしたかな?)
俺は、不思議になって尋ねてみると どうやら俺が悪いと言うことを聞かされる。
しかし俺は何を言っているのか理解できずにいた。
(どう言うことなんだ? 全く話が分からないぞ? 取り敢えず話を聞かないと何も始まらないから話をしよう。)
俺は、とりあえず自己紹介をすることにした。
(どうせ俺は名乗ったって名前を忘れられて覚えられ無いだろうしな)
そして俺は、俺の名前を言ったのだが。
「ふざけないでくれ! 俺はそんな奴は知らない!」
そう言われると 俺も少し頭にきて言い返してしまった。
(俺だってお前のような失礼極まりの無いようなガキなんて見たことねぇよ)
俺は心のなかでそう思ってしまった。
(でもなんでだろう?この子がどこかで見たことがあるように思える)
俺はそう感じたのでもう一度だけ、確認するために名前を聞いてみる。
するとやはり、答えは同じで、俺は自分のことを忘れてしまっていると悟る。
(どういうことなんだろう?この子の記憶だけが俺の知っているものとは違う)
俺の頭が混乱してくるのだった。
その後、ニーナに連れられた俺の知り合いだという人達が集まってくるのであった。
そして皆が俺を見たときに、 驚き、喜び、そして涙を流していたのであった。
ニーナが俺に質問を投げ掛けてくる。
(そうか、そういうことだったのか。)
ニーナが皆の疑問の代弁をしてくれると 俺はそれに答えるのであった。
俺のスキル、鑑定のことや 俺がこの世界に転生してきた経緯を話していく。
すると皆が俺の事を、思い出してくれて、嬉し涙を流さずにはいられなかった。
(よかった、良かったな俺の事を思い出してくれて、皆、元気にしているようで、本当によかった)
そして俺は、一人ひとりと話をしていこうと思った。
そして、まず初めに話しかけたのはミィであった。
俺に近寄ってくると俺に笑顔を見せてくれると俺の目を見て真剣な顔をしながら話しかけてくれる。
その言葉はとても優しく温かかった。
そして、その次に話したのは、ギルド協会を統括する立場の人になった、ミリアだった。
その話をするときはいつもより、声が小さく、まるで誰かを思って話すかのように喋っていた。
それから俺はミリアにバザーについてお褒めの言葉を伝える。
その事を言うとその声のトーンはさらに落ちていきついには泣いてしまった。
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