元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

315.

すると彼女は、ゆっくりと こちらを
振り向く。
その目は赤く腫れてしまっていて
少し痛々しい。
セシリアさんは、何も言わずに
黙って 俺の顔を見ている。
俺はもう一度彼女に話しかけるのだが
彼女は俺の声に反応しない様子だ。
俺は困り果ててしまって、
どうしたらいいものなのかと
悩んでいると、 急に彼女が俺に勢 いよく
飛び込んできた。
俺は驚きながらも彼女を受け止める。
俺はどうして良いかわからなかったので、 ひとまず 彼女が落ち着くまで 待つことに
した。
しばらくして 落ち着いたようなので
俺は 彼女と話をすることにした。
俺は、何がいけなかったのだろうかと
尋ねてみた。
どうやら、俺が泣いている女性に
近寄ったのがいけないらしい。
俺は、これからは気をつけると約束した。
俺は、何故 急に泣いたのだろうと
疑問に思ったので聞いてみると、
どうやら、俺の顔があまりにも
優しかったから、嬉しくて泣いて
いたようだ。
俺にはその理由がよくわから
なかったけれど、 俺の顔を見て
泣いてくれたことが嬉しくて、
思わず笑みがこぼれてしまう。
そして、俺は、この子のためにも、
この世界で頑張って行こうと思うので
あった。
俺とミリアが 街に出かけてから
数日が経った。
俺は、今日は何をしようかと
考えていると 部屋の扉がノックされる。
俺は、ミリアかなと思い、
ミリアを迎えに行くことにする。
俺が部屋を出ると、
ミリアが俺の部屋の前に立っていた。
俺はミリアにおはようと
挨拶をしてミリアに部屋に入るかと聞くと、ミリアはすぐに部屋に入りたいと
俺に告げてきたので
俺はミリアの手を取り部屋の中に
招き入れる。
俺はミリアに椅子に座ってもらい、
お茶の準備をしていると
ミリアが俺の方を見て微笑んで
くれていたので、俺もつられて
微笑んでいた。
俺はミリアに紅茶が入ったカップを
手渡すと ミリアは俺に、
ありがとうと感謝の言葉を
述べてから 俺に微笑んできた。
俺はミリアのその仕草に
ドキッとしてしまう。
俺はミリアに何か用事でも
あったのかというと ミリアは俺に、
特に何もないと答える。
俺はミリアに、それなら良かったと
返すと、ミリアは俺に微笑んでいた。
俺はミリアに、俺に話したいことが
あるのではないかと 聞くと、
ミリアは俺に、俺と二人で
出かけたいというのである。
俺はミリアのその言葉に
嬉しさを感じていた。
なぜなら、
俺はミリアと二人でデートが
したかったからである。
俺はミリアに、どこに
行きたいかというと、
ミリアは迷わずに答える。
それは、服屋だった。
俺はミリアにどうして
行きたいのかというと、
ミリアは俺に自分が着ている
服装を見せると、 俺はミリアに
似合っていると伝えると、ミリアは嬉しそうにしていた。
俺は早速準備をすると、ミリアに伝えて 着替えることにした。