元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

297.

そんなアリアを見て、
「いや、これ以上はオーバーワークになる。
だから、今日のところは終わりだ」
俺がそう言うと、
「分かりました。」
アリアが返事をした。
そして俺は、明日の予定をアリアに伝える。
「明日からはまた違う内容でやってもらう。だから覚悟しておくんだな。」
俺がそう言うと、
「はい、頑張ります。」
アリアが返事をしてきた。
俺は最後に、
「よし、それじゃあ、帰るか」
皆に告げる。
すると、ルベルがアリアに近づいていき、 アリアに話しかける。
「アリア様、お疲れ様でした」
ルベルがアリアを労っていた。
するとアリアがルベルに お礼を言ってきた。
俺は、アリアがお風呂に入りたいと言うので、お風呂を沸かすことにした。
お湯を溜めている間に、アリアとルベルにお風呂場の場所を教えてから、
俺は夕食を作るために台所に向かった。
俺は今、魔王城にある厨房にいた。
俺が料理を作ろうとすると、俺の傍に誰かがいる気配がしたので、
そちらに視線を向けるとそこにはルベルがいた。
俺はルベルに対して 俺に何か用があるのかと尋ねると、
「お父上に料理をさせるなど家臣の名折れです」
そう言うと、俺の手伝いを始めようとする。
俺は、ルベルに手伝って欲しい事があるので、少しの間待っていてくれと伝えると、
俺はアリアに作ってあげたいものを作りたいので、アリアには少しの間、
一人で入っていて欲しいとお願いをする。
アリアは、俺の頼みを聞き入れてくれたようで、俺の言うことを守ってくれた。
俺は、アリアのために、ある物を作っていた。それはカレーライスという食べ物で、
俺が前世で好きだったものだ。
俺はそのカレーを作っている。
俺は、その前にスープとサラダを作っておいた。
俺は、その出来上がったものをテーブルの上に並べて、アリアが来るのを待っていた。
するとアリアが俺の作った料理を見て、 美味しそうと言いながら食べてくれた。
俺は、アリアが食べ終わるのを待ってから、 俺はアリアに、俺がアリアに渡したいものが
あると言って 俺はアリアに指輪を渡す。
するとアリアは俺が渡したかったものが何なのかを察したのか、とても嬉しそうな表情を
しながら、俺からのプレゼントを受け取ってくれる。
俺はアリアに、その指輪を嵌めてくれと頼んでみると、 アリアが俺に、その指輪を嵌めても
良いかと聞いてきたので、
俺はアリアにその指輪をはめるように指示をする。
するとアリアが俺の指にその指輪を嵌めたのだが、俺はその瞬間に意識を失ってしまうのであった。
俺はアリアの目の前で気を失った後、目が覚めるとそこはベッドの上だった。
心配そうな顔のアリアに、その横で見守るミリアの姿が見て取れた。
「すまないな」
俺が二人に謝ると、アリアが俺に抱きついてきてくれた。
ミリアは俺が目覚めたことに安心したのか、 ホッとした様子を見せていた。
その後、ミリアが俺に色々と説明してくれた。
どうやら、俺が倒れた原因は、俺が渡した指輪が原因らしい。
その指輪は、俺の魔力を吸い取る能力が備わっているらしく、そのせいで俺が気を
失う羽目になってしまったようだ。
俺は、アリアに謝罪をした後にアリアに、この指輪を外してくれと頼むと、アリアが泣き出してしまった。
アリアが泣いている姿を見て、どうしたら良いか分からず困っていると、ミリアがアリアを宥めていた。
どうも、アリアが泣くのも無理は無いみたいで、 アリアが持っているスキルの中に、
【愛の加護】
というものがあって、 それが、どうもアリアが泣いた原因のようだった。