元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

240.

俺はその後もミリアとの対話を続けていたが突然背後から誰かに呼び止められた。
俺とミリアは話に夢中になっていて周りを警戒していなかったのだが俺は
ミリアの事が気にかかっていたこともあり背後から聞こえた俺を呼ぶその聞き覚えのある声に
反応してしまっていた。
（誰なんだろ？まあいっか）
俺はそう思い振り向いて返事をした。
するとそこに立っていたのはミリアと良く似た風貌の少女であった。
そして少女はミリアに話しかけてきたのである。
俺はそれを傍で聞いていたが 少女が何を言っているのかさっぱり分からず、俺はミリアに
助けを求めると、
少女がミリアの知り合いだったことが判明したのである。
俺はミリアが俺と別れた後の生活の事を聞かせてもらうと俺は驚きの連続に
頭が付いて行けなくなってしまった。
ミリアがあの後どうやって過ごしていたのかについては想像以上に大変な生活をおくっていて、
驚かされる。
そしてその話を聞き終えて俺達はお互いの情報を共有し合った後に今後の方針を
決めていったのである。
そして話し合いが終わりミリアは自宅に戻っていったのだが……。
俺が少しぼーっとしていたところにまた何者かが話しかけてきて、
俺を何処かに案内しようとしているようである。俺は不審に思ったが、取り敢えずついて
いくことにしたのである。
そして着いた先はギルドと呼ばれる建物であり 俺がそこに足を踏み入れると、
俺に話し掛けて来た少女が俺の手を掴み奥へと進んでいくのであった。
そして俺は少女が俺を連れてきた理由を理解することになる。
俺は連れていかれた先で一人の少年と出会い、そしてその子に何故か勝負を申し込まれてしまい、
訳がわからぬままに戦闘を行うことに。
俺の攻撃は全て回避されてしまうので俺は手詰まり状態に陥ってしまった。
そうこうしているうちに 相手から仕掛けられて俺は咄嵯の事に反応できずに攻撃を受けて
倒れてしまったのだった。
それから暫くしてから俺は目が覚める。
そこでようやく今の自分の状況を自覚した俺は取り敢えずその場を離れることにした。
それから俺はさっきの相手がミリアの弟だと知り驚くと同時に納得してしまうのだった。
それから俺は自分の能力について考えた結果俺の力だけでは到底敵わないことが分かったので、
これからはもっと訓練して強くなってからミリアを守ると改めて決心を固めたのだった。
ミリアの家で俺はこれからの事を色々と話し合う事になっていたので俺は これからの事に
ついて話したいと
思っていたのだが、俺がミリアに話しかけようとする前に
俺の目の前にいる女の子はミリアに俺を紹介し始めようとしているのが分かったので
俺は口を挟まず黙って見ていることにした。
ミリアがその話を聞く限り俺をこの子に任せる事にしたらしく 俺もミリアの意思に
従うことにすると決めた。
そして俺はミリアとその弟が話をしている間ずっと大人しく待っていたのだが 
急にミリアは席を立つと、
外に出ようとしたので俺もそれに続いて外に飛び出す。
それから俺はその家の中に戻ると何事も無かったかのように話を再開した。
（ふぅ～危ない。もう少し遅かったら完全に見失うところだったぞ！ 本当にありがとうございます）
俺は心の底からの感謝を込めて再びその家を飛び出していくのであった。
その後俺は何とかして彼女を追い詰めることに成功はしたものの彼女は俺達の事を完全に
撒いてしまったために、
俺とミレアは 途方に暮れてしまう。