元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

一ノ瀬 彩音

文字の大きさ
上 下
203 / 737

203.

しおりを挟む
「はい、こちらが今回の報酬となります」
「ありがとうございます」
「いえ、これが仕事ですので)はら」
(ところで、学園長のところで働いているアリアとミリアはいますかね)
(アリアさんとミリアさんですね。少々お待ちくださいませ)
(お待たせしました。アリアさんは学園長のお手伝いをしていますが、
ミリアさんは見当たりませんね)
(分かりました。ありがとうございます。では)
(しかし……ミリアさんは何処にいるんでしょうか?)
「おい、そこのお前」
(はい?なんでしょうか?)
突然話しかけてきた男に戸惑いながらも 返事をすると男はいきなり俺に殴りかかってきた! 
俺は咄嵯に避けるものの……
(危ない!今のは本気で殺すつもりの攻撃だった!)
(こいつ……強い!)
俺は戦闘態勢に入った……!
相手は剣を構えながらゆっくりと近づいてくる……!
そ はされに対して俺は魔法を使う構えをとる。
すると相手が話しかけてくる
(なあ、あんた俺と勝負しないか? 俺とあんたが戦ったらどっちが強いのか
知りたくなってきたんだよ!)
(はい?急に何言ってるんですか? 俺と貴方が戦う理由なんてないでしょう!)
(いいから、早くしろよ!)
(いやいや、普通に考えてくださいよ! 貴方と俺じゃ、戦力差があり過ぎるでしょう!)
(ほぉ~そんなに自信があるんだな。
よし、なら賭けでもしようじゃないか!)
(はぁ?何言っているんですか? 俺にメリットがないじゃないですか!)
(いや、あるだろ?俺に勝てば、 何でも好きなものをやるよ。
だから、どうだ?)
(はぁ、仕方ありませんね。
その条件でやりましょうか)
(よし!交渉成立だな。
ルールは簡単だ。どちらかが降参するまで続ける。
ただそれだけだ)
(わかりました)
(よし、始めるとするか……)
こうして戦いの火蓋は切られたのである。
俺は、相手の動きを観察していた。
すると、相手が仕掛けてくるので俺はそれを避ける。
その後、何度か攻防を繰り返すとお互いに距離を取った。
それから、俺は【雷電】を放つ。
だが……相手にあっさり避けられてしまった。
(やはり、この程度で終わるわけないか)
「今度は、俺から行くぜ!」
俺はその言葉を聞いた瞬間に、 すぐにその場から離れると 次の瞬間、俺がいた場所に男が立っていた。
(危なかった……!)
「ほう……よく避けれたな! 流石は、勇者だな」
(何を訳の分からないことを……)
(まぁ、気にすんなって。それより 次は、俺の番だ!)
そう言うと、男は俺に攻撃を仕掛けてくる。
俺もそれに対して攻撃を行う。
そしてまた、お互いが距離を取ろうとしたとき、男の姿が一瞬消えたかと思うと、俺の目の前に 現れて蹴りを放ってくる。
それを俺は受け止めると、力を込めて押し返した。
「ちっ……流石にこの程度の力で倒せるほど甘くねぇよな」
(一体どういうことだ?)
「まぁ、いいや。どうせ、お前はここで死ぬんだしな。
悪いが、俺の為に死んでくれ!!」
(くそ……!)
俺は、咄嵯に回避行動に移った。
そして、俺は背後から迫ってくる攻撃をギリギリのところでかわすと、 俺は反撃に移る。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜

早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。 食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した! しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……? 「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」 そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。 無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~

にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。 「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。 主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

追放された最強賢者は悠々自適に暮らしたい

桐山じゃろ
ファンタジー
魔王討伐を成し遂げた魔法使いのエレルは、勇者たちに裏切られて暗殺されかけるも、さくっと逃げおおせる。魔法レベル1のエレルだが、その魔法と魔力は単独で魔王を倒せるほど強力なものだったのだ。幼い頃には親に売られ、どこへ行っても「貧民出身」「魔法レベル1」と虐げられてきたエレルは、人間という生き物に嫌気が差した。「もう人間と関わるのは面倒だ」。森で一人でひっそり暮らそうとしたエレルだったが、成り行きで狐に絆され姫を助け、更には快適な生活のために行ったことが切っ掛けで、その他色々が勝手に集まってくる。その上、国がエレルのことを探し出そうとしている。果たしてエレルは思い描いた悠々自適な生活を手に入れることができるのか。※小説家になろう、カクヨムでも掲載しています

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜

桜井正宗
ファンタジー
 能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。  スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。  真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

処理中です...