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「どうだった?」
「魔王討伐と同額のグランドクエストよ、あれ」
とミリアが答えるとアリアが驚く。
それからアリアに詳しく聞いてみると、どうやら 俺達が倒した魔物の素材を使った武具を
作る為に依頼を出したそうだ。
しかし、あまりにも高額な為、冒険者ギルドの本部で管理して貰うために依頼
として出したそうだ。
その依頼がクリア出来ないと、自分たちのクエストが受けられないように
なっているそうだ。
だから、ギルドランクを上げるためには絶対に達成しなければならないようだ。
(なんか、嫌な予感がするな)
(まぁ、大丈夫だろう)
そう思いながら依頼を受ける。
俺達は早速、森へと向かうことにした。
移動中、ミリアが聞いてきた。
学園を守れの助っ人キャラって誰?
グランドクエストにはそれぞれ助っ人キャラが出向く決まりがある。
「勇者パーティの勇者でなければマシだろう?」
そう思って適当に選んだキャラは……なんと! まさかのあの人!
(お、おい、あれは? 勇者!!! あの野郎、こりずにまだ、
冒険者しているのか?しかも
ハーレムパーティーかよ!)
俺が頭を抱えていると、アリアが不思議そうに聞いて来た。
アリアには俺が召喚された時のことは伝えてある。
そうすると、アリアが聞いてきた。
そういや、なんでアリアが学園を守れるんだ?
「アリアクエスト内容見せて?」
アリアから渡された紙を見ると、 学園長直々の依頼で、学園のモンスターを
助っ人と共に
倒して欲しいという依頼だった。
しかも学園長が生徒を守るために戦うとかいう
感動的なイベント付きで。
(これなら、なんとかなるかもしれない)
(問題は、俺の実力を見せないでどうやって、納得させるかだな)
(とりあえず、俺のステータス画面を見せても問題なさそうだし)
そう思いながら、森の中へと入っていく。
途中途中で現れるゴブリンを倒しながら進んでいく。
アリアもミリアもレベルが上がり、今では俺と同じくらいの強さになっていた。
ミリアに至っては、俺より強いくらいだ。
(本当にチートすぎるよな、この世界)
(俺が居なくても、どうにかなりそうな気がするのは気のせいだろうか?)
(しかし、そんなことを言っていても仕方ないからな)
(二人共、頑張っているしな)
(よし、決めた! 俺はこの世界で平穏な暮らしをするために頑張ろう!)
そう心に決めて、俺は二人を見守っていくのだった。
森に入って暫くすると、奥の方で悲鳴のような声が聞こえてくる。
俺達は急いで駆け付けると、そこには大量のスライムがいた。
そして、その中心で怯えた様子でいる女性の姿があった。
どうやら、この女性が襲われていたようだ。
俺は助ける為に向かおうとすると、ミリアが待ったをかける。
どうやらミリアが一人でやりたいようだ。
俺はそれを見て、ミリアに任せることにした。
「魔王討伐と同額のグランドクエストよ、あれ」
とミリアが答えるとアリアが驚く。
それからアリアに詳しく聞いてみると、どうやら 俺達が倒した魔物の素材を使った武具を
作る為に依頼を出したそうだ。
しかし、あまりにも高額な為、冒険者ギルドの本部で管理して貰うために依頼
として出したそうだ。
その依頼がクリア出来ないと、自分たちのクエストが受けられないように
なっているそうだ。
だから、ギルドランクを上げるためには絶対に達成しなければならないようだ。
(なんか、嫌な予感がするな)
(まぁ、大丈夫だろう)
そう思いながら依頼を受ける。
俺達は早速、森へと向かうことにした。
移動中、ミリアが聞いてきた。
学園を守れの助っ人キャラって誰?
グランドクエストにはそれぞれ助っ人キャラが出向く決まりがある。
「勇者パーティの勇者でなければマシだろう?」
そう思って適当に選んだキャラは……なんと! まさかのあの人!
(お、おい、あれは? 勇者!!! あの野郎、こりずにまだ、
冒険者しているのか?しかも
ハーレムパーティーかよ!)
俺が頭を抱えていると、アリアが不思議そうに聞いて来た。
アリアには俺が召喚された時のことは伝えてある。
そうすると、アリアが聞いてきた。
そういや、なんでアリアが学園を守れるんだ?
「アリアクエスト内容見せて?」
アリアから渡された紙を見ると、 学園長直々の依頼で、学園のモンスターを
助っ人と共に
倒して欲しいという依頼だった。
しかも学園長が生徒を守るために戦うとかいう
感動的なイベント付きで。
(これなら、なんとかなるかもしれない)
(問題は、俺の実力を見せないでどうやって、納得させるかだな)
(とりあえず、俺のステータス画面を見せても問題なさそうだし)
そう思いながら、森の中へと入っていく。
途中途中で現れるゴブリンを倒しながら進んでいく。
アリアもミリアもレベルが上がり、今では俺と同じくらいの強さになっていた。
ミリアに至っては、俺より強いくらいだ。
(本当にチートすぎるよな、この世界)
(俺が居なくても、どうにかなりそうな気がするのは気のせいだろうか?)
(しかし、そんなことを言っていても仕方ないからな)
(二人共、頑張っているしな)
(よし、決めた! 俺はこの世界で平穏な暮らしをするために頑張ろう!)
そう心に決めて、俺は二人を見守っていくのだった。
森に入って暫くすると、奥の方で悲鳴のような声が聞こえてくる。
俺達は急いで駆け付けると、そこには大量のスライムがいた。
そして、その中心で怯えた様子でいる女性の姿があった。
どうやら、この女性が襲われていたようだ。
俺は助ける為に向かおうとすると、ミリアが待ったをかける。
どうやらミリアが一人でやりたいようだ。
俺はそれを見て、ミリアに任せることにした。
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