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俺は、さて、今度こそ本題に入りたいと前置きを入れてからの 次の話題に繋げていったのだ。
その次というのが、この現状における俺の唯一の弱点と言えるであろう俺の武器、即ち『スキル』についてのことだ。
これに関しては正直、あまり言いたくない内容である。
だが言わずに放置していてもしもということもあるので言っておく必要があるのだ。
そう、つまり俺の持つチート能力、その中でも一際異色を放っていると言っても良いのがこれ、
固有魔術、ユニークマジックなのだ。
ちなみに他の俺の能力については割愛しておくことにする。
だが一つだけは、言っておかねばならないだろう。
そう俺には、いや、正確には俺とミリィとの間に生まれた娘と俺の嫁たちを除いた家族全員が持っている
特別な力のことを。
そう、それが、 【絶対記憶】ともう一つは、【無限成長】だ。
どちらも普通の生活においてはほぼ無用の長物で、使い所など全くないといってもいいぐらいで
本来この能力はあっても無くても同じようなものだ。
だから俺はこれらのことは今まで誰にも話したことは無い。
だってそうだろう。
この能力を知られたら何を言われるかわかったものではないからね、
俺自身、俺の力は俺だけのものであって欲しいのだ。
この力が知られて変に目をつけられるなんてのはまっぴらごめんだ。
そう言う理由から俺の家族以外には俺の秘密を知っている者はいないはずである、
いやまあ唯一例外として娘のアリシアが知っているのだが。
そしてその俺が、なぜいきなりそんな話をし始めたのかと聞かれるだろうが、
実は つい先程のことになるが遂に恐れていたことが起きてしまったのだ。
しかも最悪なことにそれは、昨日の夜に起こったばかりであり今もまだ解決されていないのである。
突然現れた一人の男が持ってきたもので俺達の人生を大きく変えることとなるきっかけのものだった……!
時は遡り数日前のある日、俺は仕事を終えて帰ってきた後に自宅でもある宿の 部屋へと戻ったのである。
俺はベッドの上で寛いでいると、扉がリズムを刻む ようにしてノックされたのに気づくと俺が、
「入って良いぞ」
一言告げてから、その音の主が俺の部屋に入って来たのでその者の名を呼んだのである。
その名はアリア、俺と妻の間に出来た子でかなり優秀といえるほどの実力の持ち主で
見た目はとても可愛らしい幼女といったところであるが中身はもう大人の階段に登っている
年齢の娘で俺の妻と同じで
金髪と青い瞳が特徴の少女であったのだ。
俺は、部屋に入ってきたその子の頭を撫でていると嬉しそうにしながらも、
用件を伝えるように俺に促してくる。
俺もそれに応えて、その子が持ってきてくれるように頼んでいたあるものを受け取り
感謝の気持ちを伝えた。
その次というのが、この現状における俺の唯一の弱点と言えるであろう俺の武器、即ち『スキル』についてのことだ。
これに関しては正直、あまり言いたくない内容である。
だが言わずに放置していてもしもということもあるので言っておく必要があるのだ。
そう、つまり俺の持つチート能力、その中でも一際異色を放っていると言っても良いのがこれ、
固有魔術、ユニークマジックなのだ。
ちなみに他の俺の能力については割愛しておくことにする。
だが一つだけは、言っておかねばならないだろう。
そう俺には、いや、正確には俺とミリィとの間に生まれた娘と俺の嫁たちを除いた家族全員が持っている
特別な力のことを。
そう、それが、 【絶対記憶】ともう一つは、【無限成長】だ。
どちらも普通の生活においてはほぼ無用の長物で、使い所など全くないといってもいいぐらいで
本来この能力はあっても無くても同じようなものだ。
だから俺はこれらのことは今まで誰にも話したことは無い。
だってそうだろう。
この能力を知られたら何を言われるかわかったものではないからね、
俺自身、俺の力は俺だけのものであって欲しいのだ。
この力が知られて変に目をつけられるなんてのはまっぴらごめんだ。
そう言う理由から俺の家族以外には俺の秘密を知っている者はいないはずである、
いやまあ唯一例外として娘のアリシアが知っているのだが。
そしてその俺が、なぜいきなりそんな話をし始めたのかと聞かれるだろうが、
実は つい先程のことになるが遂に恐れていたことが起きてしまったのだ。
しかも最悪なことにそれは、昨日の夜に起こったばかりであり今もまだ解決されていないのである。
突然現れた一人の男が持ってきたもので俺達の人生を大きく変えることとなるきっかけのものだった……!
時は遡り数日前のある日、俺は仕事を終えて帰ってきた後に自宅でもある宿の 部屋へと戻ったのである。
俺はベッドの上で寛いでいると、扉がリズムを刻む ようにしてノックされたのに気づくと俺が、
「入って良いぞ」
一言告げてから、その音の主が俺の部屋に入って来たのでその者の名を呼んだのである。
その名はアリア、俺と妻の間に出来た子でかなり優秀といえるほどの実力の持ち主で
見た目はとても可愛らしい幼女といったところであるが中身はもう大人の階段に登っている
年齢の娘で俺の妻と同じで
金髪と青い瞳が特徴の少女であったのだ。
俺は、部屋に入ってきたその子の頭を撫でていると嬉しそうにしながらも、
用件を伝えるように俺に促してくる。
俺もそれに応えて、その子が持ってきてくれるように頼んでいたあるものを受け取り
感謝の気持ちを伝えた。
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