元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

一ノ瀬 彩音

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そんな俺は自室から出るとそのまま義理の妹の所へと行くと二人は家から出て、
ギルド教会へと行けば、そこで先程言っていたパーティーに加入する事になるのだが、
そのパーティーには何故か勇者がいるのですけど、俺は前世の記憶を持っているのですから、
記憶を辿ると俺は雑用をさせられるのかって思うとパーティーから遠ざけようとしていれば、
義理の妹に阻まれて、尚且つ、唇にキスまでされるという始末だった。
そして、俺は義理妹と一緒にクエストを受ける事になったのですが、
俺は、どうも勇者に気に入られてしまったようで、
そのせいで、 俺は、その日からずっと勇者に付き纏われる事になってしまったのである。
でも、俺がこの世界に来てからは、毎日が楽しくて仕方がなかった。
俺は、この世界に来た当初は、何もかもが分からず混乱していたのである。
なので、色々と教えてくれる人が欲しかったので、この世界について知っているであろう女性に聞くと、
俺の質問に答えてくれたのは、俺の義理の妹である彼女だった。
俺は、彼女に色々なことを教わり、この世界のことについて知っていくと、
俺は、
「そうか、俺は前世の記憶を持ったままこの世界に転生したんだな……。
それにしても俺は前世は一体どんな人間だったんだ……?  全く思い出せない……。
でも俺がこの世界で生きていくためには必要な知識だからな……。
これからは、前世の俺のことは考えないようにしよう……。
それにしてもこの世界に来てから俺はどうやらハーレム体質になっているみたいだな……。
それもこれも全部、この世界での俺の義理の妹が可愛すぎるのが悪いんだ……。
でも俺は彼女の事を好きになれないんだよな……」
それに俺は、前世では一人っ子だったはずなのにどうして義理の妹が居るんだ……?
それに、俺はどうやらこの世界に来てから俺の見た目が変わっているようだし……。
この世界に来る前の俺は黒髪だったはずだし、それに身長ももっと高かった筈なんだが、
この世界の俺は、背が低くて、金髪碧眼の美少年という外見に変化しているのだ。
この変化に俺は戸惑うばかりである。
俺の容姿の変化に戸惑う中、俺の義理の妹である彼女は、俺に近づき耳元で囁いてきた。
そう、それはまるで恋人同士のような距離感でだ。
そんな事されるとドキドキしてきちゃうんだが、
「ねえ貴方……。貴方は私にとって大切な人なんですよ……。
だから私を裏切らないでくださいね……。私には貴方が必要なんです……。
だから私から離れないで……。お願いします……。私を置いていかないで……。
私を捨てたりしないでね……。私には貴方しかいないんです……だからね……?」
と言われれば俺は思わずドキッとしてしまうが、その言葉の裏にあるのは
この世界での俺は彼女の所有物みたいな扱いを受けているということに俺は気づいたのであった。
そうこの世界での俺の立場というのは奴隷のような存在として扱われているということにだ。
そしてそれは俺の義理の妹も同じだったりするのであった。
ただ俺の義理の妹の場合は、
「あの……私はユウトさんの所有物として扱ってくれても構いませんよ……。
ですから私を見捨てないで……。私を貴方の側に居させてください……。
貴方が望むなら私を貴方のモノにしてくださっても構わないのですよ……。
貴方の愛玩人形になってもいいのですから……。貴方の側に置いて下さい……。貴方の側に居たいんです……。
私を貴方のモノにしてください……」
と、言われたりもしている。
だから俺は彼女に対して強く言えないので仕方なく彼女の要求に応えているわけだ。
そうして、時は流れると俺と義理の妹はもっと勇者に気にいられて、
楽しく過ごしているとある日、突然に勇者からこう言われる。
「二人共今までありがとうな。雑用として頑張ってくれて」
そう言われると俺と義理の妹は項垂れてしまい、パーティーから追放されるだけならいいのですが、
何故か、勇者から罵倒や罵声を浴びせられ、悲しい思いをしている俺と義理の妹なのだが、
義理の妹からこんな提案をされるのだ。
「ねぇ、二人だけで冒険して、愛し合う旅に出ませんか?」
「えっ?  それってどういう意味だ……?」
「そのまんまの意味だよ……。私達はもう勇者様の言いなりになる必要は無いんです……。
だから二人で自由に生きて行こうって言っているんです」
と義理の妹に言われて、俺は考えると確かにそうだなと思う。
俺達を縛るものは何も無いのだと……。
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