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「俺の能力はこの通り決めた」
そう言ってから俺はまずドラコに問いかけてみた。
「俺の能力はどういった物だと思うんだ」
俺のその一言に対してドラコは答える。
「おそらくユウトさんの今のレベルや数値的な強さを最大限に活かすことができる内容だと予想できる。
だってレベルを上げるのは地道な努力と素質の力が関係しているから 簡単に上げることはできないと思うよ。
レベルというのはあくまでも大まかな指針のようなものだしね。
まぁでもそんな事を言っていても仕方ないし実際にやってみたほうが早いかな」
と言いながらドラコは俺に手を伸ばすと
「やっぱり直接触れないと測れないみたいだから手を貸してもらえる?」
と言われる。
そんな俺が戸惑いながらも差し出した左手を彼女はしっかりと握る。
ちなみにその間もずっと俺の手にチクチク刺すような刺激があった。
ちょっと気持ちよかった……癖にならなければ嬉しいけどやめてくれとは言えない感覚。
なんか変なことを思い出しちまった。
とにかく俺はドキドキしながらも次の段階に移ろうとした。
「ねぇユウトさん、私にキスをしてもらってもいいかしら」
そんな言葉を聞いた俺はすぐさま行動に移すことにする。
彼女との距離が近いためか、彼女の顔が近づいてくるだけでドキッとする。
「ちょっ……いきなり大胆だよ?」
そんな事を言ってくる彼女の口を俺は塞いでしまった。
彼女はそんな俺に対して優しく応じてくれる。
ちなみに俺達が唇を重ね合ったことは言うまでもない。
お互いの呼吸を奪い合うかのように舌と唾液で相手の存在を確かめあったのである。
彼女の長い髪を撫でながら俺は彼女から受け取った快楽に身をゆだねる。
そして俺は彼女が満足するまで求め合った。
そんな俺達の事を見ていたドラコは言う。
「うん! ありがとうございます。これではっきりと確認できたよ。
あっちの世界では勇者が召喚されてから1ヶ月半ぐらい経った時だったから。
それを参考にすると、今は多分11月の半ばくらいだから、こちらの世界でも約一ヵ月半ほど前のことになるよ。
それから、今はまだ勇者達も魔王と戦っている頃だからユウトさんの出番はないよ。
だけど、そのうちに必ずユウトさんも呼ばれるからそれまでに鍛えておかないといけないよ。
特に精神面を強くしないと駄目だからね。
これからはユウトさんの事はユウトって呼ばせてもらうね。
それと、ユウトに渡したスキルだけど、あれにはもう一つ意味があるの。
覚えていおいてね。
ユウトの選んだ職業は格闘家よ。
だから、格闘術の扱いにはとても長けていて、しかもそれが他の武器にも応用できること。
それが一番の利点になるの。
もちろん他にもたくさんの長所があるけれどそこは自分で試していくしかないと思うから。
だけどこれだけは約束して欲しいの。
絶対に無理だけはしないで欲しい。
私はいつでもあなたと一緒に戦っているから。
それを忘れずに頑張ろう!」
俺はそんな言葉を耳にしながら考え込んだ。
確かにドラコの言うように俺はまだまだ弱い。
だからこそ俺はもっと強くなる必要があるのだ。
そんな俺に対して彼女は言う。
「大丈夫。あなたには私がついているから」
彼女はそんな風に言ってくれるので俺は自信を持つことができた。
俺が選択した転職先は格闘家だった。
そう言ってから俺はまずドラコに問いかけてみた。
「俺の能力はどういった物だと思うんだ」
俺のその一言に対してドラコは答える。
「おそらくユウトさんの今のレベルや数値的な強さを最大限に活かすことができる内容だと予想できる。
だってレベルを上げるのは地道な努力と素質の力が関係しているから 簡単に上げることはできないと思うよ。
レベルというのはあくまでも大まかな指針のようなものだしね。
まぁでもそんな事を言っていても仕方ないし実際にやってみたほうが早いかな」
と言いながらドラコは俺に手を伸ばすと
「やっぱり直接触れないと測れないみたいだから手を貸してもらえる?」
と言われる。
そんな俺が戸惑いながらも差し出した左手を彼女はしっかりと握る。
ちなみにその間もずっと俺の手にチクチク刺すような刺激があった。
ちょっと気持ちよかった……癖にならなければ嬉しいけどやめてくれとは言えない感覚。
なんか変なことを思い出しちまった。
とにかく俺はドキドキしながらも次の段階に移ろうとした。
「ねぇユウトさん、私にキスをしてもらってもいいかしら」
そんな言葉を聞いた俺はすぐさま行動に移すことにする。
彼女との距離が近いためか、彼女の顔が近づいてくるだけでドキッとする。
「ちょっ……いきなり大胆だよ?」
そんな事を言ってくる彼女の口を俺は塞いでしまった。
彼女はそんな俺に対して優しく応じてくれる。
ちなみに俺達が唇を重ね合ったことは言うまでもない。
お互いの呼吸を奪い合うかのように舌と唾液で相手の存在を確かめあったのである。
彼女の長い髪を撫でながら俺は彼女から受け取った快楽に身をゆだねる。
そして俺は彼女が満足するまで求め合った。
そんな俺達の事を見ていたドラコは言う。
「うん! ありがとうございます。これではっきりと確認できたよ。
あっちの世界では勇者が召喚されてから1ヶ月半ぐらい経った時だったから。
それを参考にすると、今は多分11月の半ばくらいだから、こちらの世界でも約一ヵ月半ほど前のことになるよ。
それから、今はまだ勇者達も魔王と戦っている頃だからユウトさんの出番はないよ。
だけど、そのうちに必ずユウトさんも呼ばれるからそれまでに鍛えておかないといけないよ。
特に精神面を強くしないと駄目だからね。
これからはユウトさんの事はユウトって呼ばせてもらうね。
それと、ユウトに渡したスキルだけど、あれにはもう一つ意味があるの。
覚えていおいてね。
ユウトの選んだ職業は格闘家よ。
だから、格闘術の扱いにはとても長けていて、しかもそれが他の武器にも応用できること。
それが一番の利点になるの。
もちろん他にもたくさんの長所があるけれどそこは自分で試していくしかないと思うから。
だけどこれだけは約束して欲しいの。
絶対に無理だけはしないで欲しい。
私はいつでもあなたと一緒に戦っているから。
それを忘れずに頑張ろう!」
俺はそんな言葉を耳にしながら考え込んだ。
確かにドラコの言うように俺はまだまだ弱い。
だからこそ俺はもっと強くなる必要があるのだ。
そんな俺に対して彼女は言う。
「大丈夫。あなたには私がついているから」
彼女はそんな風に言ってくれるので俺は自信を持つことができた。
俺が選択した転職先は格闘家だった。
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