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それから俺は しばらく森を彷徨い続けていたのだが ここで運良く街に出られたのだが俺は迷子になっていた。
しかも魔物が出てきて襲われかけたところで、 なんとか撃退できたので良かったものの そのせいで余計なことに
なってしまった。
俺はつい目の前にあった扉を開けて中に入ってしまうとそこの建物の中に入ると 俺はすっかり疲れてしまっていたようで俺は思わずその場に倒れ込むとそのまま眠ってしまう。
俺が起きるとそこはどうやら
誰かの部屋のようだった。
ベッドの上で寝ていた俺は起き上がるとここはどこなのかと部屋を出て
確認することにした。
そして俺が出ようとすると部屋のドアが開いてそこに現れたのはこの屋敷の主らしき女性だったのだが俺はその女性を見て
驚いてしまう。
「ああっ!  ようやく起きたんですね。
もう、心配しましたよ。
あんな森の中で倒れていたんだもん。
怪我とかは無かった?」
そう言って来たその女性は俺に対してまるで我が子を慈しむように語りかけて
来るのだった。
俺は 一体どういう状況だこれはと混乱したが、とりあえず落ち着いてその女性の言うことに耳を傾けると、どうやら俺は彼女に保護されていたということだった。
それから暫く彼女の話を聞いた上で俺はここがどういった場所だったのかを把握して少しばかり 不安感を募らせる。
その訳はここに居るのが自分だけでは無かったからだ。
というのも彼女は自分の旦那がいると俺に伝えたのだ。
「まあまあお座りになって待ってくれていいわ。
お食事の準備をしておくわね」
俺はお腹が減っていたので彼女の準備が出来るのを椅子に座って待つ事にした。
そして程なくして食事を用意させてもらった俺はそれに舌鼓を打つと幸せな気分に
浸れた。
それから少しの間 彼女の歓談に付き合うことになってそれからしばらくして俺はやっと解放してもらうと、案内に従って俺の客室にまでたどり着くことが出来た。
「今日は色々とあって大変でしたね。
これからどうするの?  ここには貴方のような方達が集まって来ているの。
それで私としては貴方さえ良ければもう少し 此処に滞在してもらっても良いと
思っているの。
貴方のことはどうにも放って
置けない気がするの。
何故かしらね?  とにかく今日ぐらいゆっくり休んで行くと良いと思うの。
貴方には必要な休息だと思うし、貴方はまだ子供なのだし、それで、どうする?」
と彼女は尋ねてくると俺は特に予定も無いしこのまま 居させて貰うことにしようと思ってその提案を受け入れることにすると、
「では明日 また会いに来るわ。
お休みなさい。
私はしばらく書斎にいるので用があったなら 起こしても構わないのよ?」
と言って彼女は出て行った。
それから夜になると彼女だけが部屋にやって来て俺と一緒に過ごしてくれた。
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