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「これで、貴方は正式に私の物となった訳ですので、今後、私に歯向かう事だけは
許されないということをしっかりと覚えておいて下さいね。私達にとっての愛はそういうモノなのです。
決して裏切ることは許さない。
もしそんなことになった場合貴方の命は無いものと思いなさい」
と凄みのある声で俺に迫って来たので俺はつい気圧されてしまった。
それからしばらくの間、俺は何もすることがないまま暇を潰していたが、ある日。
俺は外に出た方が良いかもしれないと考えて外に出てみた。
だが、どうも何かがおかしい気がしてならないが特に変わったところは無いようだ。
なので俺はそのまま帰る事にしたのであった。
俺はいつも通りに外に出ると畑に水を撒いて野菜や薬草の成長促進を行ったあとで
村の周辺を散歩してから帰宅すると自宅の前で一人の少女の姿を見つけることが出来た。
どうやらいつの間にか仲良くなったのか。
ルリと楽しげに会話をしていたので俺はそっと気付かれないように
背後に回って様子を見ていたがどうやら二人で追いかけっこをしながら遊んでいるらしい。
その様子を微笑ましく思いながらも見守る俺だったが不意に俺の存在に気付いたらしい彼女達が
笑顔でこちらに手を振り出したので俺は仕方がなく彼女達の所へ向かうと二人は嬉しさのあまり
勢い良く飛び付いてきたがなんとか受け止めることに成功した。
「ねぇねぇ。今度、私と一緒にデートしてくれないかな?」
と唐突に言ってきたので俺は一瞬だけ戸惑ってしまったがすぐに返事を返した。
「もちろん構わないぞ。じゃあ、今度の休みの日に一緒に出かけるか?」
と俺が言うと彼女は元気よく
「うん!」
と返してくれた。
その返事を聞いた俺は心の中で喜びながら ルリの頭を撫でていると
彼女は目を細めて気持ち良さそうな表情を浮かべながら俺の手に甘えてくる。
そんな彼女を見ていると心が癒されていくのを感じながら俺はルリを優しく抱きしめながら
彼女の体温を感じながら幸せな時間を過ごすのだった。
「大好きだよ。これからもずーっと一緒にいようね。約束だよ」
と、ルリが言ったので俺は彼女の体を持ち上げながら
彼女の頬に口づけをするとルリは顔を赤く染めながら俺のことを睨んでくるが
俺は彼女の視線から逃げるようにしてその場を後にした。
それからしばらく経ってから俺はルリと買い物に出掛ける事になった。
どうせならついでに服を買ってしまおうという話になり服屋に向かう。
「これなんか似合うと思うんだけどどうかな?  試着してみても良い? 」
と、俺に向かって服を見せてくれるルリに対して俺は、 彼女が選んだ服を着てみる事にした。
俺が着替え終わるとルリは俺の姿をまじまじと見つめてから、
「やっぱり。思った通り。その服とっても似合っているよ。格好いい。素敵。
本当に惚れちゃう。うぅ~。もう、駄目。好き。好き好き。大好きなんだよ。どうしよう」
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