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「俺の事は好きになっても大丈夫。だけど 他の男の前でそんな無防備な態度をとったら駄目 絶対にダメ!  俺みたいなのにこんな簡単に ついていくのは危険だ」
と言うと、俺はその場から離れようとしたが、 彼女の方に引っ張られるのを感じ、後ろを振り返ると、 俺の顔を両手で包むと唇を合わせてきた。
「ふぅ……」
俺はしばらくボーッとしていたが我に返って 彼女がキスをしたのだと気づくと俺は混乱しながら、急いで宿屋を後にした。
俺は宿の庭に行くと 俺の心の中で誰かが語りかけてきて俺は驚いてしまった。
(おいおい……さっきのあれは反則じゃないか。あの子は俺の好みのタイプど真ん中なんだぞ)
と俺は思ってしまう。
しかし今はそれどころではない。
俺は心の中のもう一人の自分に問い詰めて、先程の女性の情報を収集する。
その結果分かったのは彼女は俺がこの世界で初めて遭遇した人間であるという事が
わかったのだ。
俺はとりあえずは彼女に対しての対策を練ることにした。
俺は彼女に嫌われたくないので、彼女に好かれる努力をしようと思うのであった。
俺と彼女は先ほどのやり取りでギクシャクしたまま旅を続けるのだった。
そのせいか、会話があまり弾まない。
このままではいけないと思い俺は
ある提案を行う。
「そろそろ休憩にしませんか?
ずっと歩き通しだったので、少し疲れて来ていたのですが」
と俺が問いかけるが彼女は、まだ頑張れるから問題ないと言い、先に進み続けるので、俺は無理矢理止めると、強引にベンチに座らせ休ませると、彼女は不満そうにしていたが俺は無視する事に決めて お茶の魔法ビンを
手渡すとそれを飲むように進める。
彼女は渋々それを受け取ると蓋を外すと
飲み始める。
喉が渇いていたのだろう。
ゴクリと飲むと一気に飲んでしまう。
俺は魔法ビンを彼女に手渡すと俺の手を握ると 俺の顔をジーと見つ続けているのに、
耐えきれず、俺は彼女に話しかけた。
「何か俺に付いていましたか?
もし何かあれば言って欲しいのですが、俺は鈍感野郎 だからそういうの分からないんですよ。ごめんなさいね 俺が謝っても許してくれなくても仕方がないと思うけどな」
と俺は彼女に尋ねると彼女は、黙ったまま俯くだけだった。
そんな彼女との微妙な雰囲気のまま 歩いていると森の入り口に到着する。
森の中に入る前に、彼女に
「ここで待っていてくれると嬉しいんですが、あなたに何かあったら嫌な気分になるので出来ればついて来てほしいんだけどいいかな?」
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