浮気する人とはもう恋愛出来ないので婚約破棄します～その後、義父に愛されて可愛がられて、蜜愛な住処～

50.

私とアンダレシュはその言葉に微笑むと、 私達も部屋を出ていきました。
私とアンダレシュは部屋に戻ると、早速、先ほどのことについて話し合いました。
私達はエメリエラのことを話すと、お互いの意見を交換します。
私達はお互いに意見を言い終わると、お互いの顔を見て、ため息を吐くのでした。
私とアンダレシュはお互いに顔を見合わせると、苦笑いを浮かべるのでした。
「まぁ、このことは内緒ということで」
「そうですわね」
私とアンダレシュはお互いにうなずくと、そのまま、眠りにつくのでした。
翌日、私達は朝食を取ると、部屋に戻ります。
部屋に戻る途中で、メイドとすれ違うのでした。
私は彼女に会釈して、通り過ぎようとすると、突然声をかけられました。
私は驚いてしまうと、その方向を振り向きました。
すると、そのメイドの後ろには昨日の彼女の姿がありました。
私達はお互いに見つめ合っていると、 メイドが私とアンダレシュに向かって頭を下げたので、
それに倣って彼女まで頭を下げてきました。
何事だろうかと思っていると、そのメイドは顔を上げて私に話しかけてきたのです。
その内容はというと、 なんと、そのメイドの名前はソランジュと言うらしいのです。
なんでも、私の専属の侍女になりたいとの事でした。私は驚いてしまいました。
「ダメだ、そんなの認められるか」
しかし、アンダレシュの口から放たれた答えに更に驚くことになるのでした。
アンダレシュは断固として、ソランジュの加入を拒否するつもりのようです。
私達は必死になって、彼女を説得するも、聞く耳を持ってくれませんでした。
それでもめげずに私達はソランジュを説得しようと試みます。
ですが、その願いは叶うことがなく、私達は落ち込んでいました。
アンダレシュはそんな私を気遣うかのように、優しく抱きしめてくれるのでした。
そして、アンダレシュはそのまま口を開きます。
アンダレシュの言う事に間違いはありません。
「ソランジュ貴殿を国外追放処分とす二度と、リリィの前を歩くな、次ぎ見たら、
俺はお前をその場で切り捨てる」
こうして、私達は何とか、危機を脱したのでした。
それからというもの、私達は無事に子供を生むと、男の子だったのでした。
それからはその子の名前を決める会議が行われたり、その子に剣や魔法を教えて
いったりなど充実した毎日を過ごしていました。
ある日のこと、私達は子供と庭で遊んでいました。
「さて、旅行しないか」
子供に稽古をつけていた時に唐突に子供に声をかけられます。
子供に稽古をつけていた最中だったのだが、どうも子供の様子がおかしいように見えます。
何かを隠しているような感じがするのだ。
なので、問い詰めてみた所、この前、城で働いている人達の間で旅行に行きたいという話が
上がっていることを
耳にしたらしいのだ。
勿論、それを聞いていた私達も一緒に行こうという話を子供にする。
だが、子供はそれを拒否してきた。何故だろうと思って、私達は子供の本音を
聞き出そうとした時、子供がある提案をしてくる。
その子供の提案とは……
「お母様たちだけで行って来て
僕に早く弟か妹を作ってよ」
そう言い終えると、子供は走り去って行ってしまう。
「弟か妹が欲しくなったんだな、ガンダレフは、どうするよ頑張るか」
アンダレシュの問いかけに私は少し考えて答える。
そう、私達が今、一番望んでいることだ。
私は決意を固めてうなずくと、アンダレシュが笑みを浮かべる。
きっと私も同じ表情をしていることでしょう。
そうして、準備を終わらせた後、城の門を警備している兵士達に話をします。
私達にはもう一人、同行者が増えることを伝え、許可をもらいます。