浮気する人とはもう恋愛出来ないので婚約破棄します～その後、義父に愛されて可愛がられて、蜜愛な住処～

44.

最初はゆっくりだった動きも、徐々に早くなっていきます。
パンッパンと肌がぶつかりあう音が響く度に、私達は絶頂を迎えていきました。
やがて、アンダレシュが限界を迎えたのか、一際強く打ち付けると、そのまま果てました。
私は中に熱いものが流れ込んでくる感覚に、
「あぁああ！！」
と、大きな声を上げて達しました。
アンダレシュが引き抜いた後、収まりきらなかった白濁液が溢れ出しました。
「はぁはぁ」
私は大きく肩で息をしながら、呼吸を整えます。
「はぁ、ふぅー」
「大丈夫か？」
「はい、なんとか」
「そうか」
「今日はここで終わりですか？」
「そうだな、続きはまた今度だ」
「はい」
私は起き上がると、乱れた服を正していきます。
アンダレシュは私を見ながら、ニヤニヤと笑っていました。
私はアンダレシュの視線から逃げるように背を向けると、着替えを始めました。
アンダレシュは私が着替え終わるまで待ってくれていました。
私は着替えを終えると、最後に髪を整えると、アンダレシュの方を向きました。
アンダレシュは私を見ると、そっと抱き寄せてキスをしてくれました。
私もアンダレシュの首に手を回すと、それに応えます。
私達はしばらくそのままの状態でいましたが、やがて離れました。
私はアンダレシュの顔を見上げると、恥ずかしくなって俯いてしまします。
そんな私をアンダレシュは優しい眼差しを向けてくれました。
私はそれが嬉しくて、微笑むことができました。
私達は見つめ合い、もう一度唇を重ねると、部屋に戻ることにしました。
その日は二人で一緒に寝ることになりました。
私達は一つのベッドに入ると、寄り添いながら眠りにつくのでした。
感謝祭当日、城の前には大きな馬車が用意されていて、私達が乗ることになっています。
私達が乗っているのは、王族専用の馬車で、とても豪華な作りとなっています。
中にはソファやテーブルなどが置かれており、移動中でも快適に過ごすことができるようになっています。
私達はそこで朝食を取ると、出発の時間になるまで時間を潰していました。
そして時間になると、私達はパレード用の衣装に身を包み、馬車に乗り込みました。
私達は沿道に集まった人達に手を振ると、歓声が上がりました。
私達はそれに笑顔で応えながら、城下町を巡るのでした。
私達は街の中を巡回していくと、途中で休憩を挟みました。
兵士達が警備をしているので、何も心配することはないのですが、念の為ということです。
私達は暫くの間、休んでいると、再び街に向かいました。
そして、パレードは無事に終了すると、私達は解散となりました。
私とアンダレシュはそのまま、私の部屋に戻りました。
私の部屋は城の最上階にあるため、窓から城下を見下ろすことができます。
私とアンダレシュは窓辺に近寄ると、そこから見える景色を眺めます。
私達は暫くの間そうしていると、どちらともなく近づいていきました。
そして、お互いの体温を感じると、キスを交わします。
私達はそれから夜が更けるまで愛し合うのでした。
翌日、私達は朝早くから準備に追われていた。
私達の服装は昨日の格好ではなく、それぞれタキシードとドレスを着ています。
これは祭典用の衣装で、お祭りに参加する時に着るものだそうです。
普段着用の物よりは豪華で、生地の質もいいそうです。
私はそんな服を着たことがなかったので、少し緊張しています。
アンダレシュの方は慣れているようで、堂々とした態度で歩いています。
私達は身支度が終わると、そのまま会場へと向かうことになりました。
私達は城のバルコニーから民衆に向かって手を振りながら挨拶をすると、そのまま入場していきます。
私達が入場すると、大歓声が巻き起こりました。
私達はそんな歓声に応えると、席に着くのでした。
私とアンダレシュは隣同士に座ると、司会進行の人が話を始めました。
「これより、第7回王国祭を開催します」
その宣言により、祭りが始まりました。
私とアンダレシュはその後、様々な催し物を見物していました。
最初はこの国の成り立ちについて話し合われました。
それは私も知らないことだったのですが、興味深く聞くことが出来ました。