浮気する人とはもう恋愛出来ないので婚約破棄します～その後、義父に愛されて可愛がられて、蜜愛な住処～

42.

「疲れましたね」
「ああ」
「今日はもう寝ましょう」
「そうだな」
私達はベッドに入ると、お互いに抱き合います。
「お休みなさい」
「ああ、おやすみ」
私達はそう言うと、眠りにつきました。
翌朝、目が覚めると、既にアンダレシュの姿はありませんでした。
私は慌てて身支度を整えると、食堂に行きました。
すると、そこには朝食を食べるアンダレシュがいました。
「おはようございます」
「ああ、おはよう」
「昨夜はどこに行っていたのですか？」
「少し調べものをしていた」
「そうだったのですか」
私は朝食を終えると、仕事に取り掛かりました。
アンダレシュはそれを見届けると、どこかに出かけていきました。
それから数時間後、仕事を終えた私はアンダレシュを探して街中を歩き回っていました。
彼はどこに行ったのでしょうか。
私は探し回りましたが、結局見つからないまま夕方になってしまいました。
仕方なく城に戻った私達は、部屋にこもって二人でくつろいでいました。
私は隣に座っているアンダレシュの手を握ります。
アンダレシュは不思議そうな顔をしていますが、気にせずに指を絡めました。
私はそれに満足すると、アンダレシュにもたれかかります。
アンダレシュは不思議そうな顔をしながらも、受け入れてくれました。
私はアンダレシュの胸に耳を当てます。そこから聞こえる心音は、とても心地よく感じます。
しばらくそうしていると、アンダレシュは恥ずかしそうにして離れようとします。
私はアンダレシュに抱きつくと、そのまま床に押し倒します。
そして、そのまま唇を重ねます。
アンダレシュは最初は驚いていましたが、やがて受け入れてくれました。
私達はそのまま長い時間を過ごしました。
次の日の朝、私達は一緒に街に出ると、お店を回ったり、デートをしたりしました。
私達はいつもより時間をかけて、ゆっくりとした時間を楽しみました。
その夜、私達はまた一つになることができました。
翌日から、私達は忙しい日々を送っていました。
感謝祭の準備に追われているのです。
私達は執務室で書類に目を通しながら、次々と処理していきます。
時折休憩を挟みながら、一日かけて全てを終わらせると、私達は帰路につくのでした。
城に着くと、私達は部屋に戻って着替えを済ませます。
私達はそのまま夕食を取ると、部屋でくつろぎます。
私はその日はずっとアンダレシュと一緒に過ごしました。
その日の夜も、私達は一緒の時間を過ごすのでした。
感謝祭まであと数日となったある日のこと、私達は朝早くから準備をしていました。
といっても、私達の仕事はあまりありません。
当日はパレードが行われるので、その対応をしているくらいでしょうか。
なので、私達がすることは殆どありませんでした。
私は自分の仕事を終わらせてしまうと、部屋を出て、アンダレシュに会いに行くことにします。
私が廊下を歩いていると、向こう側からアルルさんが歩いてきました。
私は彼女に挨拶しようと思いましたが、やめておくことにしました。
彼女はどうやら一人でいるようで、私に気づくと、声をかけてきました。
「あら、久しぶりじゃない」
「そうですね」
「どう？調子は」
「順調ですよ」
「そう、それはよかったわ」
「あなたはどうなんですか？」
「私も大丈夫よ。これからもうまくやっていけると思う」
「それは良かったです」
「えぇ、それじゃあ私は行くわね」
「はい」
アルルさんはそのまま歩いていきました。
私はその姿が見えなくなると、彼女のことを思い出していました。
彼女がどうしてこんなことをしたのか、それは今でも分かりません。