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バレッド様に言われると安心できるのよね。
目的の場所へと辿り着いたので中へ入る事にした。
そこは大きな建物で外観には見覚えがある。
以前バレッド様と一緒に来たことがあるので場所は把握していた。
店内に入るとそこには美味しそうな料理が数多く並べられていて、どれもとても魅力のあるものばかりであった。
バレッド様は店員さんを呼び出して注文をするとしばらく待つことになりました。
その間にバレッド様は私に話しかけてくる。
「どうだ?ここは俺のお勧めの店だ。気に入ってくれたか?」
その問いに対して私は素直に答える。
気に入った事を伝えた上でお礼を言うと彼は喜んでくれてこちらまで嬉しくなった。
やがて運ばれて来た食事を堪能しながら会話をしていると、不意にバレッド様が真剣な顔つきになったのが分かる。
どうやら大事な話をしたいようだ。
食事を終えてからバレッド様が私に話しかけてくる。
その内容は私が予想だにしていなかったものだった。
「お誕生日おめでとうマリアベル」
バレッド様は唐突に祝いの言葉を口にしてきた。
私は戸惑いながらもありがとうございますと口にするが、バレッド様は続けて私にこう言ってきた。
「妻なのに毎年祝ってあげられなくてごめんよ」
申し訳なさそうな顔をするバレッド様だが、私はそんなことないと答えた。
確かに今年は仕事の関係でバレッド様は忙しかったかもしれないけれど、今までだってこういうことはあったし、
そのたびに私はバレッド様に謝られていた。
だから慣れっこだし、バレッド様が多忙なのは理解しているので文句なんて言うつもりはない。
むしろ、私のことを考えてくれているのだから感謝してもしきれないくらいだと私は思っているのだから。
バレッド様は私にプレゼントを渡してきた。
中身は綺麗に包装された箱だった。
それを渡された私は恐る恐る開封していく。
すると中にはネックレスが入っていた。
それは銀色に輝く宝石が付いたもので、デザインが凝っており高級感漂うものとなっていて一目で高価なものだと
分かった。
さらにチェーンもしっかりしていて壊れにくいようになっている。
私はバレッド様から貰ったネックレスを早速身に付けてみる。
すると、彼が私の首に手を回して抱き寄せてきた。
私の頬にキスをした。
その瞬間に私は思わず赤面してしまった。
バレッド様はそんな私を見て微笑むと今度は唇を重ね合わせて来る。
そのまましばらくの間、お互いに求め合うように何度も口づけを交わした。
ようやく離れるとバレッド様は私に言った。
君への愛情が止まらないんだと、私も同じですと答えればバレッド様は私を強く抱きしめてきた。
私もそれに応えるかのようにバレッド様を力いっぱいに抱きしめる。
バレッド様は私に問いかけてきた。
「愛しているよ、マリアベル。君は俺の物だ。誰にも渡さない。俺以外の男の目には決して
触れさせないようにする。俺だけが君の全てを知っているんだ。他の誰も知らない。俺しか知らない。
俺だけのものなんだ。愛してる。愛してるんだ。この気持ちはもう抑えられない。俺はもう我慢できないんだ。
俺達は結ばれる運命にある。そうだろ? 」
バレッド様にそう聞かれたので迷わず答えましたわ。
「バレッド様を愛しています」
そう伝えるとバレッド様はとても嬉しそうな表情を浮かべた後で私を
ベッドに押し倒した。
それから私の着ているドレスを脱がせ始めたので、私も協力する。
裸体になるとバレッド様が私の胸を揉んできた。
突起を摘まんで引っ張られたり吸われたりすると体が反応してしまう。
目的の場所へと辿り着いたので中へ入る事にした。
そこは大きな建物で外観には見覚えがある。
以前バレッド様と一緒に来たことがあるので場所は把握していた。
店内に入るとそこには美味しそうな料理が数多く並べられていて、どれもとても魅力のあるものばかりであった。
バレッド様は店員さんを呼び出して注文をするとしばらく待つことになりました。
その間にバレッド様は私に話しかけてくる。
「どうだ?ここは俺のお勧めの店だ。気に入ってくれたか?」
その問いに対して私は素直に答える。
気に入った事を伝えた上でお礼を言うと彼は喜んでくれてこちらまで嬉しくなった。
やがて運ばれて来た食事を堪能しながら会話をしていると、不意にバレッド様が真剣な顔つきになったのが分かる。
どうやら大事な話をしたいようだ。
食事を終えてからバレッド様が私に話しかけてくる。
その内容は私が予想だにしていなかったものだった。
「お誕生日おめでとうマリアベル」
バレッド様は唐突に祝いの言葉を口にしてきた。
私は戸惑いながらもありがとうございますと口にするが、バレッド様は続けて私にこう言ってきた。
「妻なのに毎年祝ってあげられなくてごめんよ」
申し訳なさそうな顔をするバレッド様だが、私はそんなことないと答えた。
確かに今年は仕事の関係でバレッド様は忙しかったかもしれないけれど、今までだってこういうことはあったし、
そのたびに私はバレッド様に謝られていた。
だから慣れっこだし、バレッド様が多忙なのは理解しているので文句なんて言うつもりはない。
むしろ、私のことを考えてくれているのだから感謝してもしきれないくらいだと私は思っているのだから。
バレッド様は私にプレゼントを渡してきた。
中身は綺麗に包装された箱だった。
それを渡された私は恐る恐る開封していく。
すると中にはネックレスが入っていた。
それは銀色に輝く宝石が付いたもので、デザインが凝っており高級感漂うものとなっていて一目で高価なものだと
分かった。
さらにチェーンもしっかりしていて壊れにくいようになっている。
私はバレッド様から貰ったネックレスを早速身に付けてみる。
すると、彼が私の首に手を回して抱き寄せてきた。
私の頬にキスをした。
その瞬間に私は思わず赤面してしまった。
バレッド様はそんな私を見て微笑むと今度は唇を重ね合わせて来る。
そのまましばらくの間、お互いに求め合うように何度も口づけを交わした。
ようやく離れるとバレッド様は私に言った。
君への愛情が止まらないんだと、私も同じですと答えればバレッド様は私を強く抱きしめてきた。
私もそれに応えるかのようにバレッド様を力いっぱいに抱きしめる。
バレッド様は私に問いかけてきた。
「愛しているよ、マリアベル。君は俺の物だ。誰にも渡さない。俺以外の男の目には決して
触れさせないようにする。俺だけが君の全てを知っているんだ。他の誰も知らない。俺しか知らない。
俺だけのものなんだ。愛してる。愛してるんだ。この気持ちはもう抑えられない。俺はもう我慢できないんだ。
俺達は結ばれる運命にある。そうだろ? 」
バレッド様にそう聞かれたので迷わず答えましたわ。
「バレッド様を愛しています」
そう伝えるとバレッド様はとても嬉しそうな表情を浮かべた後で私を
ベッドに押し倒した。
それから私の着ているドレスを脱がせ始めたので、私も協力する。
裸体になるとバレッド様が私の胸を揉んできた。
突起を摘まんで引っ張られたり吸われたりすると体が反応してしまう。
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