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けれど今は目の前の行為に集中することにして彼の行為を受け止め続けた。
バレッド様との行為は濃厚で私を何度も悦ばせ、
私を快楽の海へと溺れさせる程に深いものだった。
ただ私は体力が殆ど残っていない状況だったのでバレッド様の相手をし続けることは
出来なかったので途中で休憩をすることになった。
彼は満足していなかったのか物足りなさそうだけれども私はこれで十分ですわ。
その後はお互い疲れ切ったこともあり泥のように眠ってしまった。
朝起きても私は寝たっきりの状態が続いていたため彼は私の身体を心配しながらも
私の傍から離れずいていってくれたので嬉しいですわ。
彼はずっと私の手を握ってくれていたので私もその手に自分の手を
重ね合わせて温めるかのように手を重ねたの。
そしたら彼も同じ行動を取ってくれたの。
それだけで私は幸福を感じてしまうのです。
それからというものの私は彼に抱き寄せられながら、
時折軽いマッサージをしてもらったりしながら安静にしていました。
「ねえバレッド様は私のどこが好きなのか教えて貰えないでしょうか」
「ん、ああ良いぞ、俺は君の全てが魅力的すぎて言葉で表すことが出来ないが
敢えて言うならば優しいところだろうか。
マリアベルは俺のために家事をこなしたり料理を振舞ってくれたりする、
それも毎回愛情を込めて作ってくれることが一番嬉しかった」
「そう言われると照れますねぇ、貴方が美味しいって食べてくれないと私、
頑張れないんですよ。私は貴方さえそばにいてもらえれば何でも出来る気がしますの。
もし仮に貴方がどこかへ旅立ったとしても必ず帰ってくると信じているんですよ、
貴方のことを愛しておりますから♡」
私達の間にできた娘も既に大きくなっており、あと二年もすれば私達の子供と同じ歳になるというので、
成長が早いと感じさせられる。
子供の世話をする時にも感じるのだが、私は子離れ出来ないだろうし、
する気もないのが正直な感想。
それは妻としての役目でもあり、私は夫に対する愛もあるからだ。
この人と結婚したことで私は救われたので絶対に離れたくはないし、
離婚なんてした日には自殺してしまいそうになるだろう。
そんなことを考えていたら不意に彼が私の元へ近寄ってきて
私の顔を見つめてきたので、私も同じように見返してあげた。
私と目が合うと夫は顔を赤らめて恥ずかしげにする様子が非常に可愛らしくて
私はつい、抱き着いてしまいました。
バレッド様を独り占めしたくなりそのまま彼に抱き着くのだった。
こうして私の日常は終わりを告げ、私とバレッド様の幸せ家族生活が始まったのだ。
もちろん、お嬢様のことは忘れておりませんよ。いつか再会することがあればまたお友達になりましょうかね。
バレッド様との行為は濃厚で私を何度も悦ばせ、
私を快楽の海へと溺れさせる程に深いものだった。
ただ私は体力が殆ど残っていない状況だったのでバレッド様の相手をし続けることは
出来なかったので途中で休憩をすることになった。
彼は満足していなかったのか物足りなさそうだけれども私はこれで十分ですわ。
その後はお互い疲れ切ったこともあり泥のように眠ってしまった。
朝起きても私は寝たっきりの状態が続いていたため彼は私の身体を心配しながらも
私の傍から離れずいていってくれたので嬉しいですわ。
彼はずっと私の手を握ってくれていたので私もその手に自分の手を
重ね合わせて温めるかのように手を重ねたの。
そしたら彼も同じ行動を取ってくれたの。
それだけで私は幸福を感じてしまうのです。
それからというものの私は彼に抱き寄せられながら、
時折軽いマッサージをしてもらったりしながら安静にしていました。
「ねえバレッド様は私のどこが好きなのか教えて貰えないでしょうか」
「ん、ああ良いぞ、俺は君の全てが魅力的すぎて言葉で表すことが出来ないが
敢えて言うならば優しいところだろうか。
マリアベルは俺のために家事をこなしたり料理を振舞ってくれたりする、
それも毎回愛情を込めて作ってくれることが一番嬉しかった」
「そう言われると照れますねぇ、貴方が美味しいって食べてくれないと私、
頑張れないんですよ。私は貴方さえそばにいてもらえれば何でも出来る気がしますの。
もし仮に貴方がどこかへ旅立ったとしても必ず帰ってくると信じているんですよ、
貴方のことを愛しておりますから♡」
私達の間にできた娘も既に大きくなっており、あと二年もすれば私達の子供と同じ歳になるというので、
成長が早いと感じさせられる。
子供の世話をする時にも感じるのだが、私は子離れ出来ないだろうし、
する気もないのが正直な感想。
それは妻としての役目でもあり、私は夫に対する愛もあるからだ。
この人と結婚したことで私は救われたので絶対に離れたくはないし、
離婚なんてした日には自殺してしまいそうになるだろう。
そんなことを考えていたら不意に彼が私の元へ近寄ってきて
私の顔を見つめてきたので、私も同じように見返してあげた。
私と目が合うと夫は顔を赤らめて恥ずかしげにする様子が非常に可愛らしくて
私はつい、抱き着いてしまいました。
バレッド様を独り占めしたくなりそのまま彼に抱き着くのだった。
こうして私の日常は終わりを告げ、私とバレッド様の幸せ家族生活が始まったのだ。
もちろん、お嬢様のことは忘れておりませんよ。いつか再会することがあればまたお友達になりましょうかね。
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