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むしろ心地よいとさえ思える程だったりして、
自分らしくないと思う反面、こういうのもいいかなと思っている自分がいたりするので複雑だ。
だって今は凄くすっきりとした気分だし。
でも最近は仕事の方が全く手につかないどころか
他の男と関わる事でさえ不快に感じるようになってきていて困ったものだと思う。
「締め付けが強くなったな、このまま膣内に出すぞ」
「はい。私の中に存分に注ぎ込んでください」
バレッド様はいつも通りに満足げな表情を浮かべた後、
私の乳房や顔、全身を使って激しく扱いてきた後にそのまま一気に最深部目掛けて挿入する。
次の瞬間に大量の子種が放たれていく感覚に襲われた後、意識は真っ白に染まってしまった。
気が付く頃には朝になっており、私は寝床の上で横になっていた。
あれは夢であって現実ではないと信じたい気持ちがありつつも体の方に違和感を感じる。
具体的には股の部分から漏れ出している感じだろうか?
何が起きたんだろう?  と思って
「マリアベル」
と私の事を呼ぶ声の方を見てみれば昨晩、夫となった人がそこには立っていた。
彼の姿を見ていたらつい笑顔になってしまいそうだったが慌てて顔を引き締めた。
何故なら彼がとても怒ってる様子を見せていたからだ。
理由は当然、私の態度であろう。
何があったんだろうと悩んでいると不意に自分の記憶を思い出してみた。
―――そう、思い出せばあっさりと答えが出てしまうほど単純な話。
それは私の身に起きた異変が起因となる。
事の始まりは数日前、突然身体に異常が現れた事がきっかけとなっていた。
「何これ、私妊娠してるの!?  相手はまさかバレッド様?  ありえない」
私はお腹に子が宿されていることに対して動揺していた。
そもそも子供が欲しいなんて願望は無かったはずなのに
いつの間にか私は心の片隅にてそういう欲求を抱いていたということなの?
分からないわ、でも何れにせよ 産むことは間違いない事実。
愛する人の子供ならば産みたいとは思っているんだけど。
とりあえず、このことを報告しなければ――、
という訳でまず第一に相談を持ちかけたのがお父様こと辺境伯だ。
彼は王国軍のトップを務めており、軍事面だけでなく、
「マリアベル、私と話をしようではないか」
と、このように家族ぐるみでの付き合いもあった事から気軽に
相談が出来る間柄となっているので信頼は絶大だと言っていいだろう。
しかし、私にはもう一つ心から信用できる人物がいた。
「どうしましたの、クレアお姉さま」
私の実の姉にあたる人物で名前はクロエ=レアード、年齢は私と同じ19歳だ。
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