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「そこばっかりダメですぅ!  おかしくなるくらいイっちゃうから許してください」
しかし、そんな訴えは聞き入れてもらえず、ますます動きが激しくなっていった。
「嫌なら辞めるけどどうする?」
突然そんな事を言われてしまい戸惑ってしまう。
バレッド様は私が感じ過ぎているから止めて欲しいと思ったのだと思い込んでしまったのでしょう。
本当はバレッド様が相手してくれるのが嬉しくてつい我を忘れてしまっていただけなのに。
だからと言って止める事はできないので、バレッド様に誤解されたまのでも別に構わなかった。
「続けてください」
と言うものの、内心では不安で仕方がなかった。
だってバレッド様との初めての行為を邪魔されているような気分になってしまうから。
そんな私の気持ちを見透かすかのようにバレッド様は私の身体に刺激を与えてくる。
激しい突き上げは痛みを伴う事もあったけど段々とそれが気持ちよく感じるようになってきた。
そんな事を考えてしまっている自分が恥ずかしくなりながらも、次第に頭の中が白く染まっていった。
気持ちいいってこういう感覚なんだと知りつつも、初めての性行為の余韻に
浸る時間はとても甘くて幸せに満ちていた。
「はははははは!」
何度目かも分からない絶頂を迎えさせられた私を嘲笑うバレッド様。
どうしてこんな事にと悔やんでさえみても遅い。
今の状況を受け入れざるを得なかった。
「どうしたんだいマリアベル。俺を求めてくれたらまた愛してあげるのになぁ」
バレッド様に言われた瞬間。あの夜のことを思い出し、思わず子宮が疼いてしまった。
バレッド様に犯され続けていた頃の話。
「愛していますよ。私だけの王子様」
私がそう口にすると彼も同じ想いを抱いてくれていたのが分かった。
バレッド様の背に両手を回して抱きつき、彼を求めるように腰を動かしていた。
互いの性器が擦れあい、淫らで濃密ないやらしい水音を立てていく。
「あんっ、気持ち良いですわ。大好きな人との行為はこうまで心が満たされるものなんですね」
彼に全てを委ねるだけで何もする必要がなくとても楽だ。
こうして彼に任せていれば簡単に高みへと昇り詰められる。
ただ一点を除いて。
彼から与えらえれる甘い痺れるような悦びとは違う。
自ら欲する衝動を抑えられない。
「お願いします。貴方の子種を私に下さい。何でも言うことを訊きますから」
バレッド様との子供が出来ればきっと幸せな家庭を築いていく事ができるだろう。
それどころか彼の優秀な血を宿すのはこの世界で自分一人しか存在しないのだ。
それは選ばれた存在であると自惚れても良い筈だ。
「そんなに子種が欲しいのならおねだりして見せろ」
「はい。どうか私の膣内にあなたの白濁液を注いで孕ませて頂けませんか?」
私は躊躇わずに言った。
だがそれを聞いてバレッド様の目は更に冷たいものになった気がしたのだが気のせいだろうか?
ともあれ私の一言によりバレッド様のモノは更に硬さを増して天高くそそり立っていたのだった。
早くアレを突っ込みたいと思わせる程に魅力的に見えてきて私の心臓はどきんどきんと
大きく鼓動を繰り返していたのである。
(さぁいつでも準備はできていますわ)
「ふふ。そうか。そこまで堕ちる程の変態に成り下がったのか、お前は」
そう言って彼は蔑むような視線を浴びせてくるが、今の私にはむしろ快楽を与えるための材料でしかなかった。
何故ならば私はもう既に彼の言いなりに成らざるを得ない存在になってしまっていたからだ。
そしてそれを見透かしているかの様に彼は私の突起を摘んできたのであった。
「んんん~♡」
待ち望んでいた強い快楽を与えられたことにより、喜びの声が漏れ出てしまう。
もはや抵抗することなんてできるはずもなかった。
「お前が変態なせいで俺のがこんなになっているんだよな、まぁ、奉仕してくれ」
「かしこまりました。バレッド様」
彼の前にひざまずき、そのモノを口に含む。
「んちゅ、はっはやくぅ」
そして私は我慢出来なくなり、そのまま口の中で果てさせてしまった。
私の体液を飲み込んだバレッド様は上機嫌そうな顔をしていてくれたので安心してしまった。
「どうだ?」
と言われ私はすぐに肯定してしまうが もっといじめられたいと思ってしまいさらに
媚を売ってしまう始末であった。
「はい凄かったです、気持ち良かったですわ」
「ははっ、素直なのは可愛がられて育ってきた証拠だよな」
「私そんなの初めて」
「そうかい。そいつは何より」
「じゃあ続きするか」
「はいっ」
「ほらベッドの上でうつ伏せに寝転んで」
「はい」
私はバレッド様に指示されるまま体勢を変えようと思い起き上がる。
バレッド様も私の上に覆い被さるような形になっていた。
これでバレッド様と密着することができると密かに喜んだのも束の間――
急に強く肩を押さえつけられたかと思うと仰向けにさせられてしまった。
目の前にはとても満足げなバレッド様の顔があった。
一瞬、何をされたのかわからなかったけれど次の言葉で理解することになった。
つまりキスされたの。
それも触れるだけではなく舌を入れられるタイプの濃いやつだ。
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