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「私を殺したかったら殺せば良かったんじゃないの?
なのにどうしてわざわざこんな所までやって来てこんな目に遭わせるの。おかしいわよね。
だってバレッド様は最初から私の事が欲しかったんでしょう?
だからこんな回りくどいことをしたんじゃないかしら」
私の言葉を聞いたバレッド様は笑みをこぼし始める。
どうやら正解のようだ。
バレッド様は私に対して独占力が強いタイプなのかもしれないわ。
私の事を監禁したいと考えているんでしょ。
だからこそ私が自分のものにならないのが気に食わないのだと思うの。
「そうかいそうか、そう言ってくれるのは嬉しいが俺の望みはそれだけではない」
と、言ったバレッド様は私のお腹に右手を置いて撫で始めてきた。
それだけじゃ飽き足らず今度は首筋にも手を添えてきて私の身体は小刻みに震え出す。
恐怖感を感じているからなの?
違う。違うのよ。気持ち良くて堪らないから、もっと触れて欲しいと望んでいるの。
そんなことを思った途端に私達は互いに求め合うような形で舌を入れて深いキスをしてしまった。
そうしてどれ程の時間が経ったのだろうか。
「ふうんっ。やっぱりマリアベルの味は美味しい。
どんなスイーツよりもずっと甘くて蕩けそう」
と、言って私の首元へと舌を這わせていくバレッド様。
そうしているうちに私の中で眠っていた感覚が目を覚ました。
そう、私は今まで知らなかった。
自分がマゾヒストだってことを。
「あうっ。ダメですわ、これ以上されたら私は、ああ、私、バレッド様にメロメロになってしまいますわっ」
私はいつの間にか自ら進んでバレッド様を受け入れていた。
バレッド様から与えられるものはどれも優しくて愛に満ち溢れていて私の心は喜びにあふれた。
私をここまでにさせてくれたのはこの人しかいない。
だから、これから先もこの人に付いて行くって決めた。
それにバレッド様と一緒に居るときだけが幸せな時間でもあるから 私は絶対に離れたくないと思ってる。
「お前のことが好きだから一緒に居てほしい。俺と共に人生を歩め。お前を一生守ると約束しよう。
そうすればお前を幸せにしてみせる」
「私も、愛しています。バレッド様。一緒に人生を過ごしましょう。私の傍から離れて行ったら、
嫌なの。だから私の傍から離れないよね?」
「当然だ。離れる事など無いからな。お前だけを永遠に愛してやる」
「ありがとうございます。私もバレッド様を永遠の伴侶として認め、いつまでも寄り添います。
そして二人でこの世界で暮らしてゆきたいと思います」
「マリアベル、俺はもうお前のことを離したりはしないから覚悟しておくんだぞ」
そう言って彼は私を再び押し倒してきた。
その後はひたすらイチャイチャする日々が続いたのでした。
もちろん私は喜んで受け入れました。
「バレッド様~~アナルを犯して!」
「バレッド様は今日も素敵だよぉお!」
「バレッド様になら私をめちゃくちゃにされてもいい!」
私は今バレッド様の目の前におります。
だって彼の命令に従わないと、何されるかわかんないし、もし逆らうと酷い目に遭うのは必至です。
バレッド様に逆らうことがそもそも間違いなのです。
そして今は彼に媚びを売るように命令をされております。
「バレッド様ー、私はバレッド様のもの、そしてバレッド様は私のものですので
どうかご自由になさってください!」
なのにどうしてわざわざこんな所までやって来てこんな目に遭わせるの。おかしいわよね。
だってバレッド様は最初から私の事が欲しかったんでしょう?
だからこんな回りくどいことをしたんじゃないかしら」
私の言葉を聞いたバレッド様は笑みをこぼし始める。
どうやら正解のようだ。
バレッド様は私に対して独占力が強いタイプなのかもしれないわ。
私の事を監禁したいと考えているんでしょ。
だからこそ私が自分のものにならないのが気に食わないのだと思うの。
「そうかいそうか、そう言ってくれるのは嬉しいが俺の望みはそれだけではない」
と、言ったバレッド様は私のお腹に右手を置いて撫で始めてきた。
それだけじゃ飽き足らず今度は首筋にも手を添えてきて私の身体は小刻みに震え出す。
恐怖感を感じているからなの?
違う。違うのよ。気持ち良くて堪らないから、もっと触れて欲しいと望んでいるの。
そんなことを思った途端に私達は互いに求め合うような形で舌を入れて深いキスをしてしまった。
そうしてどれ程の時間が経ったのだろうか。
「ふうんっ。やっぱりマリアベルの味は美味しい。
どんなスイーツよりもずっと甘くて蕩けそう」
と、言って私の首元へと舌を這わせていくバレッド様。
そうしているうちに私の中で眠っていた感覚が目を覚ました。
そう、私は今まで知らなかった。
自分がマゾヒストだってことを。
「あうっ。ダメですわ、これ以上されたら私は、ああ、私、バレッド様にメロメロになってしまいますわっ」
私はいつの間にか自ら進んでバレッド様を受け入れていた。
バレッド様から与えられるものはどれも優しくて愛に満ち溢れていて私の心は喜びにあふれた。
私をここまでにさせてくれたのはこの人しかいない。
だから、これから先もこの人に付いて行くって決めた。
それにバレッド様と一緒に居るときだけが幸せな時間でもあるから 私は絶対に離れたくないと思ってる。
「お前のことが好きだから一緒に居てほしい。俺と共に人生を歩め。お前を一生守ると約束しよう。
そうすればお前を幸せにしてみせる」
「私も、愛しています。バレッド様。一緒に人生を過ごしましょう。私の傍から離れて行ったら、
嫌なの。だから私の傍から離れないよね?」
「当然だ。離れる事など無いからな。お前だけを永遠に愛してやる」
「ありがとうございます。私もバレッド様を永遠の伴侶として認め、いつまでも寄り添います。
そして二人でこの世界で暮らしてゆきたいと思います」
「マリアベル、俺はもうお前のことを離したりはしないから覚悟しておくんだぞ」
そう言って彼は私を再び押し倒してきた。
その後はひたすらイチャイチャする日々が続いたのでした。
もちろん私は喜んで受け入れました。
「バレッド様~~アナルを犯して!」
「バレッド様は今日も素敵だよぉお!」
「バレッド様になら私をめちゃくちゃにされてもいい!」
私は今バレッド様の目の前におります。
だって彼の命令に従わないと、何されるかわかんないし、もし逆らうと酷い目に遭うのは必至です。
バレッド様に逆らうことがそもそも間違いなのです。
そして今は彼に媚びを売るように命令をされております。
「バレッド様ー、私はバレッド様のもの、そしてバレッド様は私のものですので
どうかご自由になさってください!」
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