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「バレッド様、どうして私にそのようなものを」
私は怯えて問いかけるが彼は笑顔のまま答えるだけだった。
そうしてバレッド様はおもむろに自分のズボンを下ろした。
そこから飛び出してきたモノを見て私は思わず生唾を飲み込むと目が釘付けになる。
バレッド様は私をうつ伏せにさせると足を閉じさせた。
太ももの辺りでバレッド様は足を止めていて私は何をされるのか分からないが、
とりあえず身を任せることにしたのである。
するといきなり尻の穴に何かが入り込んだのが分かった。
それも1本や2本ではない。
一気に3本の何かが入ってきたのがわかったの。
私は驚きを隠せないが、さらに信じられないことにそれは奥へ、どんどん入り込んできたのだった。
「ひゃ、あ……、やだ、なんで、どうして」
まるで排泄感に似たそれに戸惑って私は困惑し、ついバレッドの方を見上げようと振り返ると
そこには今まで見たこともないような邪悪な笑みが見えた。
そして――
「どうしてって、君をこれから可愛がるためだよ。これから俺なしじゃ生きられないぐらいに、ね」
そう告げると彼は私の中に入れ込んでいた手を動かし、腸内を刺激した。
それだけで全身に快感が走ったのだった。
それからしばらくして、ようやく手を引き抜かれる。
終わったと思って安心しきっていたが、まだ終わらなかった。
今度は肛門に別のものが入ろうとしていたの。
バレッド様はそれをゆっくりと挿入してきた。
私は抵抗するが、彼は気にせずゆっくりとだが確実に中に入って来る。
そうして一番根元部分まで到達すると動きが止まった。
私は苦しかったので深呼吸をするのだが、すると直腸の中で振動を感じた。
バレッド様が持っている道具を動かしたようだ。
その途端、苦しさが和らぎ、逆に不思議な感覚に襲われてしまう。
そうしていると再びバレッド様は手の動きを再開させる。
その度に体が熱くなり、自然と声が出てしまう。
そして段々と何も考えられなくなりつつあった。
気がつけば私は絶頂を迎えていたのだった。
そしてその後もバレッド様による開発は続いていくのだった。
バレッド様と結ばれてからというもの毎晩の如く体を求められる日々が続いたの。
最初こそは優しく接してくれていたが今では乱暴に扱われてばかりだ。
そのたびに傷が増えていき肌がボロボロになっていった。
でも不思議と嫌じゃないの。
寧ろ嬉しかった。
バレッド様と一つになれたことが。
そしてその日もまた夜になり部屋でバレッド様に抱かれることになる。
私は今こうして彼を受け入れてしまっている。
抵抗なんてもうできないの。
もうバレッド様無しでは生きていけないの。
私は彼の事が大好きだから拒めない。
だけどそれは彼も同じだ。
私が居なければきっと他の誰かとそういうことをしているだろう。
だって、私がバレッド様を独占したいようにバレッド様もまた独占したいと思っているはずだからだ。
お互いが互いを求め合って私たちは夫婦となる。
だけどそれは偽りの関係で本当の関係ではなかったの。
だけどそれでもいいの。
だって私は幸せなんだもん。
こんなにも想われて大切にされて私は本当に幸せ者だよね。
だからもう迷わない。
バレッド様と共に歩んでいこうと決めたの。
私は怯えて問いかけるが彼は笑顔のまま答えるだけだった。
そうしてバレッド様はおもむろに自分のズボンを下ろした。
そこから飛び出してきたモノを見て私は思わず生唾を飲み込むと目が釘付けになる。
バレッド様は私をうつ伏せにさせると足を閉じさせた。
太ももの辺りでバレッド様は足を止めていて私は何をされるのか分からないが、
とりあえず身を任せることにしたのである。
するといきなり尻の穴に何かが入り込んだのが分かった。
それも1本や2本ではない。
一気に3本の何かが入ってきたのがわかったの。
私は驚きを隠せないが、さらに信じられないことにそれは奥へ、どんどん入り込んできたのだった。
「ひゃ、あ……、やだ、なんで、どうして」
まるで排泄感に似たそれに戸惑って私は困惑し、ついバレッドの方を見上げようと振り返ると
そこには今まで見たこともないような邪悪な笑みが見えた。
そして――
「どうしてって、君をこれから可愛がるためだよ。これから俺なしじゃ生きられないぐらいに、ね」
そう告げると彼は私の中に入れ込んでいた手を動かし、腸内を刺激した。
それだけで全身に快感が走ったのだった。
それからしばらくして、ようやく手を引き抜かれる。
終わったと思って安心しきっていたが、まだ終わらなかった。
今度は肛門に別のものが入ろうとしていたの。
バレッド様はそれをゆっくりと挿入してきた。
私は抵抗するが、彼は気にせずゆっくりとだが確実に中に入って来る。
そうして一番根元部分まで到達すると動きが止まった。
私は苦しかったので深呼吸をするのだが、すると直腸の中で振動を感じた。
バレッド様が持っている道具を動かしたようだ。
その途端、苦しさが和らぎ、逆に不思議な感覚に襲われてしまう。
そうしていると再びバレッド様は手の動きを再開させる。
その度に体が熱くなり、自然と声が出てしまう。
そして段々と何も考えられなくなりつつあった。
気がつけば私は絶頂を迎えていたのだった。
そしてその後もバレッド様による開発は続いていくのだった。
バレッド様と結ばれてからというもの毎晩の如く体を求められる日々が続いたの。
最初こそは優しく接してくれていたが今では乱暴に扱われてばかりだ。
そのたびに傷が増えていき肌がボロボロになっていった。
でも不思議と嫌じゃないの。
寧ろ嬉しかった。
バレッド様と一つになれたことが。
そしてその日もまた夜になり部屋でバレッド様に抱かれることになる。
私は今こうして彼を受け入れてしまっている。
抵抗なんてもうできないの。
もうバレッド様無しでは生きていけないの。
私は彼の事が大好きだから拒めない。
だけどそれは彼も同じだ。
私が居なければきっと他の誰かとそういうことをしているだろう。
だって、私がバレッド様を独占したいようにバレッド様もまた独占したいと思っているはずだからだ。
お互いが互いを求め合って私たちは夫婦となる。
だけどそれは偽りの関係で本当の関係ではなかったの。
だけどそれでもいいの。
だって私は幸せなんだもん。
こんなにも想われて大切にされて私は本当に幸せ者だよね。
だからもう迷わない。
バレッド様と共に歩んでいこうと決めたの。
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