悪役令嬢は隣国へ嫁ぐようですよ!?~私は旦那様に愛されてそして生まれるRhapsody~

一ノ瀬 彩音

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そのあとは乳房やお腹に沢山キスマークを付けてきたので私はそれだけでイッてしまうほどでしたが、
「今日はこれで終わりにしてあげるよ」
と、言って帰ろうとするのを止めようとして、彼を抱きしめようとした時に
自分の手が彼の下半身に当たってしまい、
彼のモノを触ってしまったんですが、 ビクンッ!  と脈打つのが手に
伝わってきて私の顔色が変わったのを見て、
ニヤリと笑いながら私をベッドに押し倒して上に乗っかってきました。
「もう逃さない」
と言って強引に私の口の中に彼の太いモノをねじ込んできたのです。
(ちょっと待て、いくらなんでもデカすぎるだろう!  無理、入らないから、
そんな大きいの入れられたりしたらとんじゃう)
「あああああああっ!」
喉の奥にまで突っ込まれて苦しさと吐き気が込み上げてくるのですが彼は構わずに腰を振り始めました。
「うっ……出るぞ」
大量に白濁液を流し込まれて溺れそうになるものの吐き出すことは許されないので
全部飲み干さなければならないのです。
やっと解放されたと思ったのですが、
「まだ足りないだろう?  もう一度出すぞ」
と、まだ元気に勃起したままのモノを再び私の中に入れて激しくピストンを始めました。
私は抵抗しようと試みましたが体力的にも限界で結局は彼の言う通りになるまで犯され続け、
「もう、だめぇ、もう許し……うああああ!!」
最後には獣のような声で叫んで果てました。
それから彼は私の中に2発目を放つとようやく満足してくれたらしく 
優しく接吻しながら私の髪を手で鋤いてくれました。
しかし私は彼の性欲の強さを思い知りました。
それから毎日のように呼び出されてはセックス三昧の生活を送っているのです。
もう何度妊娠させられたか分かりませんが 彼は一向に飽きる様子がありませんし、
私もまた快楽の虜になっていました。
そんなある日のこと、私は彼の部屋に招かれたのですが、彼はいきなりベッドの上に座れと言うなり、
「脚を開いて、ちゃんとアソコを見せてご覧?」
と命じてきました。
最初は嫌でしたけど、もうすっかり快楽漬けにされていて逆らうことができませんでした。
言われたとおりに脚を開くと、
「綺麗だよ。でもここだけは汚れているね。しっかり消毒してあげないとね」
「ああ、お願いします。私の淫乱なアソコ清潔にしてもらえませんか?」
私は彼の顔の前に腰を突き出して哀願するのでした。
彼は私のアソコに顔を近づけると舌で丹念に掃除をして くれるのです。
「いい子だ。よし、仕上げをするからもう少し我慢しろ」
そして彼はポケットから何かを取り出したのです。
「これは避妊薬だ。これから毎晩これを飲んでもらう。そうすればお前はずっと俺のものだ」
私は嬉しさのあまり泣き出してしまいそうになりながら、コクっと首を縦に振りました。
それから彼は私を膝の上に乗せると後ろから乳房を揉みながら激しく突き上げて、
さらにもう片方の手で陰核を刺激しながら、同時に両方の穴を攻め立てられると
私は一気に昇天しそうなほどの幸福を感じて、
「ふぅ、そろそろいいか」
「中にいっぱい注いでくださいね」
そして、彼が精を解き放つのと同時に私は意識を失いました。
次に目が覚めた時には彼が隣で微笑んでくれていました。
彼は朝起きると一緒にご飯を食べてくれるようになりました。
いつも忙しいので滅多に会えないのですが、夜になればこうして逢瀬を楽しむことが出来るのです。
「最近体調はどうだい?」
彼は食事が終わると必ず心配そうに声をかけてきます。
「とても良好ですよ。ありがとうございます」
私は笑顔でそう返すと彼は安心した様子で私を抱き締めてキスをしてくださいました。
彼との時間は楽しく幸せなものですが、一つ悩みがあるとすれば――それは日に日に
大きくなっていく自らの下腹部なのです。
最近は痛みを伴うことも多くなってきています。
もちろん、彼には言えないのです。
彼に迷惑をかけたくないから。
けれど彼は気づいているのかもしれません。
そう思うようになったのは少し前の事、二人で食事をしていた時なのです。
彼は私の作った料理を褒めてくださいました。
私は照れて頬を赤く染めながら、その言葉を聞いていたのですが、急に激しい腹痛に見舞われました。
彼に気付かれないように平静を装いながら、席を立ってお手洗いに向かったのです。
それから暫くは耐えていたのですが、やはり生理が来たのです。
私は彼に告げました。
すると彼は血相を変えて医者を呼ぶからと言いました。
私は必死に拒んだのですが、彼があまりにも取り乱していたために渋々了承してしまったのです。
その後、診断結果はただのストレス性の月経不順でした。
それからも彼との関係は何事もなく続いていて幸せでした。
ですが何日も連絡が取れず、不安で仕方がなかった私は思い切ってお城を訪ねることにしました。
魔法ベルを押しても反応はなく、仕方なく扉に手をかけると思いのほか簡単に開いたのです。
私は恐くなりましたが勇気を出して奥へと進んでいきます。
そこで見てしまったのです、あのバレッド様が別の女性を抱いているところを。
私は悲鳴を上げました。
「誰かいるのか!」
慌てるようにこちらにやって来たのは私の夫であるバレッド様でした。
私は咄嵯に言い訳をしようと思いますが、うまく頭に浮かばないばかりか、パニックを起こしてしまいました。
「違うんです!」
私は叫びながら駆け出そうとしますが腕を掴まれて動けなくなってしまいます。
必死に抗っているといつの間にやら現れた数人の騎士達が私たちを取り囲みました。
その中にはよく知っている人の姿もありました。
騎士団長のダリルです。
「貴女の事は調べさせていただきました。まさか本当に浮気をなさっていたとは……」
冷たく鋭い眼差しで射抜かれて背筋に冷たいものが走ります。
「ちっ違います。あれはそのっ!」
思わず否定の言葉を口にしようとした途端に背後にいた男達に取り押さえられてしまいます
「放してくださいっ!」
なんとか逃れようと身を捩りますが無駄でした。
「この期に及んで言い繕おうなどとお考えにならないで下さいね」
私が暴れていると、もう一人の男が私の顎を持ち上げたのです。
「さあ、大人しくするのだ」
男の指が唇に触れます。
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