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「あんっ」
私は小さく喘ぐと彼は舌を入れてきて私の舌を絡めてくるのです。
「ぷはぁ」
唇が離れたときには唾液の糸ができており私は物足りなくて彼の首に腕を回すのでした。
「ねえ、今日はどうして呼ばれたのですか? 」
私が尋ねると彼は私の頬に手を当てて撫でてくるのです。
「最近忙しかったからね。こうして君と一緒に居たかったんだよ」
私は嬉しいです。
「それで、用件はそれだけではないでしょう」
そう言いますが、
「そうだな、本題に入ろう。お前とは夫婦だからな、そのな、空中庭園でデートしたくてな。
どうだ?」
私は彼の誘いを断るわけもなく承諾いたしました。
もちろん、二人で一緒にです。
私達は手を繋いで行くとそこには沢山の花が咲いておりました。
花を見ていると心が安らぎます。
そして、二人で景色を眺めていたのですが、急にキスしてきて私を驚かせました。
でも嫌じゃないので私は抵抗しません。
彼のキスは甘く優しくとても幸せな一時を与えてくれました。
「好き」
思わず声に出てしまったのですが彼は聞こえなかったみたいに無視しています。
でも構いませんでした。
私が勝手に思っているだけでいいんです。
私は彼に身を委ねて甘い時間を過ごしていたのですが彼が私の乳房を触ってきたので驚きました。
「やっ、だめ、今はダメよ。ここじゃ駄目」
しかし彼は私の話を聞かずに乳房に顔をうずめてきました。
そして私のブラジャーを外すと直に揉んでくるのです。
突起を吸ってくるので私も我慢できなくなってしまいました。
「お願い、あなたの部屋に行きましょう」
「ここで構わない。ここでしたいのだ」
そう言うなり彼は下半身を露出させてきます。
すでに大きくなっていたので彼は私の口の中に入れました。
するとどんどん大きくなってきて私の口に入りきらなくなったので両手で持って
刺激を与えるのですがそれでも収まりそうにありません。
「お願いもう大きいの。あなたのを入れて」
「分かった」
彼はそう言うなり私のショーツを下ろしてきたので私は恥ずかしくて脚を閉じようとしていまうのです。
しかし彼は私の両足を広げました。
「濡れてる」
「言わないで」
「入れるぞ」
そう言うと彼のものは私の中に入ってきました。
久しぶりだったので痛みもありましたが彼のものを中で感じると幸せを感じます。
やがて全てが入ると私の中は彼のもので満たされて圧迫感を感じるもののとても心地が良いのです。
彼がゆっくりと腰を動かすと私の中からはいやらしい音がしてとても興奮していました。
そのうちだんだん早くなると私の頭の中は次第に真っ白になって何も考えられなくなりました。
ただひたすら快楽を求め続けてしまうのです。
彼の背中に爪を立てて引っ掻いたり、
「あっ、もうだめ、壊れちゃいます」
「ああもう出るぞ」
彼はさらにスピードを上げます。
私は頭がチカッチカッとなってもう限界が近いことを悟りました。
彼は最後に強く突くと熱いものを大量に注ぎ込まれました。
彼は余韻に浸りつつも最後まで搾り取ろうというように締め付けます。
そして私の中の痙攣が止まるとようやく解放されました。
私は疲れきってしまいしばらく動けそうにありませんでした。
そんな私をお姫さま抱っこでベッドに連れていくと丁寧に寝かせてくれたのです。
私は安心したせいでついウトウトと微睡んできました。
「まだ寝かせてあげたいところだが、まだこれからだろう?」
彼の目は妖しい光を放っており、まだ何かあるのかと思いましたが、
もう私は抗うことはせず彼の思うがままになるしかありませんでした。
それから数時間後に解放された頃にはすっかり朝日が昇っていました。
それからはまたいつも通りの生活に戻ったのですが、夜になると私は呼び出されて、
身体を求められるようになりました。
最初の頃に比べるとかなり激しくて身体が保たないことも多くありますが、
私は彼が満足してくれるなら、どんなことでも受けいれました。
そして私は彼が大好きになっていったのです。
やがて季節は冬になり、クリスマスの日がやって来ました。
今年は去年より豪華な食事を摂るとプレゼント交換を行いました。
お互いに渡し合いますが、私の用意したものが彼に喜んでもらえるのかどうかとても不安でした。
「開けてもいいかい?」
彼は包装を破いて中身を取り出すのですが、それを見た途端に固まったのです。
やっぱり引かれたかなと思いながら、私は内心の恐怖を抑えて尋ねました。
「気に入らないかな?」
すると彼は首を横に振りました。
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