悪役令嬢は俺様王子に溺愛されて困ってます！

22.

2人はその後も街を歩き続けたが、
エメアリアの機嫌が悪いままだったので、
シュバリアは夕食の食材を買うために市場の方へと向かう。
エメアリアは先に宿に戻ってもらうことにし、
市場で食材を買っていく。
シュバリアは両手いっぱいに荷物を抱えて宿に戻るが、
エメアリアの姿はなかった。
エメアリアはその頃、一人の男性と溺愛しつつ、エッチな事をしているのです。
エッチな事と言ってもその男性の大きなモノを咥えていて、喉の奥まで使って奉仕しています。
その後はエメアリアはシュバリアの元へ帰路するとシュバリアに問い詰められるのです。
二人は夫婦なのにエメアリアが何をしていたのかをエメアリアはお話しているのだった。
そうしていくうちに夜になり、2人は寝室に入る。
エメアリアはシュバリアに後ろから抱きつかれてからゆっくりと押し倒されていく。
エメアリアはシュバリアにキスをしていき、 2人は肌を重ねていく。
エメアリアはシュバリアに激しく求められていき、 エメアリアは何度も絶頂を迎えていく。
シュバリアもエメアリアの中に自分の欲望を吐き出していき、
「もっと……シュバリア」
「エメアリア」
2人はお互いを求め続けていくのであった。
2人は朝まで交わり続けて眠りについた。
翌日、目を覚ましたエメアリアは隣で眠っているシュバリアの顔を見る。
シュバリアは安心しきったような寝顔をしていて、
その寝顔を見ただけでエメアリアは幸せな気持ちになる。
「ふぁ～」
エメアリアはあくびをしてから服を着替えて、 厨房で料理を作り始める。
シュバリアの分を作る前にまずは自分用の食事を作ってしまう。
そうしてからシュバリアの料理に取り掛かった。
シュバリアはエメアリアの作る料理が好きで、 いつも美味しそうに食べてくれる。
エメアリアはそんなシュバリアの姿を見て嬉しい気持ちになってしまう。
エメアリアが朝食を作っている間にシュバリアは起きてきて、 2人で一緒に朝食を食べる。
「今日は何をしようか？」
「デートかしら？」
「それも悪くはないですけど、他にしたいことはないのですか？」
「そうね、私はシュバリアと一緒に居られればそれだけで十分よ」
「僕も同じです」
「あらそう？  じゃあ、そういうことにしておきましょう」
そうして2人は食事を終えた後は外へと出ることにした。
2人は手をつないで街を歩く。シュバリアは恥ずかしそうにしているものの、
エメアリアと手をつなぐことは大好きなので離すつもりはないようだ。
エメアリアはそんなシュバリアの様子に微笑むと、
そのまま街へ繰り出すのだった。
街を歩いていると、エメアリアはシュバリアを見つめている男達を見つける。
その視線はまるで舐めるようにシュバリアに向けられている。
（この視線が嫌だったのよね）
エメアリアはシュバリアの肩を抱いて引き寄せる。
シュバリアは驚いているが、エメアリアは気にせずに進んでいく。
それから2人は露店で買い物をする。
シュバリアはエメアリアと一緒ならば何でもいいという感じだ。
それからシュバリアはエサに釣られて子供に囲まれてしまい、動けなくなってしまう。
エメアリアはその様子を優しく見守っていた。
10歳前後の子供達に服を引っ張られているシュバリアは戸惑っているようで、
エメアリアに助けを求めるような視線を向けるがエメアリアはそれをスルーして買い物を済ませていく。
15分程度の出来事ではあったが、シュバリアにとっては長い時間に思えたことだろう。
ようやく解放された時には疲れた表情を浮かべていた。
その後2人は喫茶店へと入り、お茶をすることにする。
2人とも紅茶とケーキを注文して談笑しながら楽しんでいく。
シュバリアの方はと言うと、時折周りに視線を向けたりして、
落ち着かない様子が伺える。
エメアリアはシュバリアに視線を向けるが、シュバリアはすぐに視線をそらしてしまう。
しかしそれでも視線だけはちらりと向けたりするのだ。
エメアリアはその理由を知っているため何も言わない。
2人はお茶を終えると街の外にある森へと向かう。
目的は薬草の採取であり、 最近、森の中で盗賊団が出るということで街の兵士達が見回りを行っているらしい。