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そういえば、 彼女はサラームというらしい。
彼女が微笑みながら言うと、一同の間に和やかな空気が流れた。
やはり歓迎されるのは嬉しいものだな。
まあ今はそれ以上に重大な問題があるのだが……それは後で考えようと思う。
というわけで俺達は改めてこの砦の内部を探索してみることにした。
そして1時間ほど経った頃だろうか?俺達の前には1つの大きな扉があったのだ!
まるで俺を迎え入れるように開かれているその扉を潜るとそこは広間のような場所になっていた。
そこには4人の男女が待っていたのである!!
早速話しかけてみることにすると、その中の1人がこちらへ向かって歩いてきたのだ!
「ようこそ、我が砦へ! 歓迎するぞ!」
その人物は俺達が目的としていた人間だったのだ!!
それを聞くと俺は彼の元へと駆け寄り、その手を握った。
そしてお互いに握手を交わした後、彼の話を聞いたのである。
彼は俺達を広間の中央にある円卓へと案内してくれたのだ。
そこで待っていたのは4人の男女であった。
その中でも中央に座っていた男性が立ち上がって話しかけてきたのである!
「やあ、よく来たね! 僕はリグルって言うんだ。よろしくね!」
と彼は自己紹介をした後でこう続けたのだ。
「リュートって君のことだよね? まあとにかく座ってよ!」
と言われたので俺達は席に着いた。
そして今度はリグルと名乗った男性が話し始めたのだ!
「じゃあ早速だけど、君の名前を教えてくれるかな?」
と言われたので俺は自分の名前を名乗ったのである。
「俺の名前はリュートと言います。えっと、初めまして……」
と言って軽く頭を下げた。
俺が名前を名乗ると、その男性は嬉しそうな表情を浮かべてこう言ったのだ!
しかしその時……背後から誰かが声を掛けてきたのだ!
それは魔王軍幹部のゼルシオだった!
俺は驚いて振り返るとそこには確かに彼が立っていたのである!
そして彼は俺に話しかけてきたのだ。
「や、やぁ……久しぶりじゃないか……」
と言ったところで俺の顔色が変わったことに気づいたのだろう。
慌てて取り繕うように言ったのだ。
「いや、これは別に怪しい者じゃないぞ? 俺はただ話し相手を探していただけだ」
と言ってきたのだが、そこで彼が俺を連れていきたい場所があると言うので付いていくことにしたのである。
(またアイツか……ったく勘弁してくれよな!)
と内心悪態をつきながら彼についていくと大きな扉の前で立ち止まったのだ。
そして彼が扉を開けて中に入っていったので俺もそれに続くように入っていったのだが……その部屋の中にあったのは、父、魔王クロードの座る玉座だった。
「これが分かりますか? リュート様」
「これが魔王である、何なら魔槍グラムを見せてあげようか?」
「もし本物なら、こんなものに価値はないですよね」
と言って、女はゴミを見るような目で見る。
しかしそんな態度には慣れているのか平然とした表情でいるのを見ると腹立たしい限りだ。
もしも本物の父親だったらもっと感動的な再会が待っていると思っていたのだが現実はそんなに甘くないらしい……。
とにかく、父さんがいるなんて想定外だった。
「うん、その通りだ。だからそれは偽物だよ」
俺はあえて父親には悟られないように振る舞うことにした。
リュートはそれだけ答えると再び黙り込む。
そして暫くの間沈黙が続いた後で口を開いたのだ。
魔王からは俺達の姿が見えなかったらしい、そこで娘に聞いて見たが知る由もないと言われてしまったのだった。
「ところで俺の父親は、どこに行ったんだ?」
そう質問すると、二人は顔を見合わせると何かを確認するように頷いた後でこう言ったのだ。
結論から言えば俺を国王に引き渡すつもりはないらしい……良かった!
だって俺を殺すつもりだとか言われたらたまったものじゃないからな!!
それからしばらく話し合った結果、俺達はひとまずの隠れ家に移動することに決めたのである。
俺は家族と再開出来たことが嬉しかったのだが魔王城で別れた彼女が今どこで何をしているのか気になって仕方なかったのだ。
そして俺達は魔王城に隠されていた転移門を使って元いた場所まで戻ってきたのである。
因みに彼女は今もまだ俺の側にいるらしいのだ。
しかも彼女も一緒に付いてくると言っているのでとても驚いたものだ。
「リュート様、魔王城で何があったのか、私にも詳しく聞かせて下さいませんか?」
と魔族の少女に言われてしまったので仕方なく話すことにしたのだ。
まあ俺自身も話すつもりだったからちょうど良かったんだけどな!
そう思いつつ俺は語り始めたのだった。
「なるほど……そんな出来事があったんですね……」
と彼女は静かに呟いた後でこう続けたのだ。
「リュート様、私達は今後どうするべきでしょうか?」
と言われて、俺は考える。
俺達はこれから何をすれば良いのか?
今の俺に出来ることは何だろうか?
そして考えた末に出した結論は……とりあえずゆっくり休もう、という事だった。
ということでまずは身体を休めることにしたのだ。
その日は皆で夕食を食べて寝る事にしたのだが翌日から何をするかを考え始めたのである。
そして出た結論が、まずは家族を探すことだった。
まずは両親に挨拶に行かなければならないだろう……という事で行き先を決めたのだが早速準備に取り掛かることにしたのだ。
幸い、必要な物は殆ど持っていかなかったので身軽な旅支度を整えて出発したのである。
道中ではゴブリンやスライムなど弱い魔物しか現れなかったので特に問題は無かったのだが唯一困った事といえば
お腹が空いてしまったことだろうか?
でも俺には聖剣グラムがある!
と無理矢理自分を納得させて食事を済ませたのだった。
(ふう……腹一杯になったぜ! これでしばらくは大丈夫だな)
そう思いながら眠りについたのである。
彼女が微笑みながら言うと、一同の間に和やかな空気が流れた。
やはり歓迎されるのは嬉しいものだな。
まあ今はそれ以上に重大な問題があるのだが……それは後で考えようと思う。
というわけで俺達は改めてこの砦の内部を探索してみることにした。
そして1時間ほど経った頃だろうか?俺達の前には1つの大きな扉があったのだ!
まるで俺を迎え入れるように開かれているその扉を潜るとそこは広間のような場所になっていた。
そこには4人の男女が待っていたのである!!
早速話しかけてみることにすると、その中の1人がこちらへ向かって歩いてきたのだ!
「ようこそ、我が砦へ! 歓迎するぞ!」
その人物は俺達が目的としていた人間だったのだ!!
それを聞くと俺は彼の元へと駆け寄り、その手を握った。
そしてお互いに握手を交わした後、彼の話を聞いたのである。
彼は俺達を広間の中央にある円卓へと案内してくれたのだ。
そこで待っていたのは4人の男女であった。
その中でも中央に座っていた男性が立ち上がって話しかけてきたのである!
「やあ、よく来たね! 僕はリグルって言うんだ。よろしくね!」
と彼は自己紹介をした後でこう続けたのだ。
「リュートって君のことだよね? まあとにかく座ってよ!」
と言われたので俺達は席に着いた。
そして今度はリグルと名乗った男性が話し始めたのだ!
「じゃあ早速だけど、君の名前を教えてくれるかな?」
と言われたので俺は自分の名前を名乗ったのである。
「俺の名前はリュートと言います。えっと、初めまして……」
と言って軽く頭を下げた。
俺が名前を名乗ると、その男性は嬉しそうな表情を浮かべてこう言ったのだ!
しかしその時……背後から誰かが声を掛けてきたのだ!
それは魔王軍幹部のゼルシオだった!
俺は驚いて振り返るとそこには確かに彼が立っていたのである!
そして彼は俺に話しかけてきたのだ。
「や、やぁ……久しぶりじゃないか……」
と言ったところで俺の顔色が変わったことに気づいたのだろう。
慌てて取り繕うように言ったのだ。
「いや、これは別に怪しい者じゃないぞ? 俺はただ話し相手を探していただけだ」
と言ってきたのだが、そこで彼が俺を連れていきたい場所があると言うので付いていくことにしたのである。
(またアイツか……ったく勘弁してくれよな!)
と内心悪態をつきながら彼についていくと大きな扉の前で立ち止まったのだ。
そして彼が扉を開けて中に入っていったので俺もそれに続くように入っていったのだが……その部屋の中にあったのは、父、魔王クロードの座る玉座だった。
「これが分かりますか? リュート様」
「これが魔王である、何なら魔槍グラムを見せてあげようか?」
「もし本物なら、こんなものに価値はないですよね」
と言って、女はゴミを見るような目で見る。
しかしそんな態度には慣れているのか平然とした表情でいるのを見ると腹立たしい限りだ。
もしも本物の父親だったらもっと感動的な再会が待っていると思っていたのだが現実はそんなに甘くないらしい……。
とにかく、父さんがいるなんて想定外だった。
「うん、その通りだ。だからそれは偽物だよ」
俺はあえて父親には悟られないように振る舞うことにした。
リュートはそれだけ答えると再び黙り込む。
そして暫くの間沈黙が続いた後で口を開いたのだ。
魔王からは俺達の姿が見えなかったらしい、そこで娘に聞いて見たが知る由もないと言われてしまったのだった。
「ところで俺の父親は、どこに行ったんだ?」
そう質問すると、二人は顔を見合わせると何かを確認するように頷いた後でこう言ったのだ。
結論から言えば俺を国王に引き渡すつもりはないらしい……良かった!
だって俺を殺すつもりだとか言われたらたまったものじゃないからな!!
それからしばらく話し合った結果、俺達はひとまずの隠れ家に移動することに決めたのである。
俺は家族と再開出来たことが嬉しかったのだが魔王城で別れた彼女が今どこで何をしているのか気になって仕方なかったのだ。
そして俺達は魔王城に隠されていた転移門を使って元いた場所まで戻ってきたのである。
因みに彼女は今もまだ俺の側にいるらしいのだ。
しかも彼女も一緒に付いてくると言っているのでとても驚いたものだ。
「リュート様、魔王城で何があったのか、私にも詳しく聞かせて下さいませんか?」
と魔族の少女に言われてしまったので仕方なく話すことにしたのだ。
まあ俺自身も話すつもりだったからちょうど良かったんだけどな!
そう思いつつ俺は語り始めたのだった。
「なるほど……そんな出来事があったんですね……」
と彼女は静かに呟いた後でこう続けたのだ。
「リュート様、私達は今後どうするべきでしょうか?」
と言われて、俺は考える。
俺達はこれから何をすれば良いのか?
今の俺に出来ることは何だろうか?
そして考えた末に出した結論は……とりあえずゆっくり休もう、という事だった。
ということでまずは身体を休めることにしたのだ。
その日は皆で夕食を食べて寝る事にしたのだが翌日から何をするかを考え始めたのである。
そして出た結論が、まずは家族を探すことだった。
まずは両親に挨拶に行かなければならないだろう……という事で行き先を決めたのだが早速準備に取り掛かることにしたのだ。
幸い、必要な物は殆ど持っていかなかったので身軽な旅支度を整えて出発したのである。
道中ではゴブリンやスライムなど弱い魔物しか現れなかったので特に問題は無かったのだが唯一困った事といえば
お腹が空いてしまったことだろうか?
でも俺には聖剣グラムがある!
と無理矢理自分を納得させて食事を済ませたのだった。
(ふう……腹一杯になったぜ! これでしばらくは大丈夫だな)
そう思いながら眠りについたのである。
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