55 / 236
55.
しおりを挟む
「その後か……まず最初に会ったのは魔族村長をしている娘の所で暮らしていた。
でも、そんな平和な日々は長く持たなかった、勇者パーティーが近くに来ているという情報が入り、魔王・クロードがこちらに来てしまったんだ」
懐かしむように語る俺に相槌を打ちつつ聞いているニーナの表情は真剣そのもので、とても楽しそうに見えた。
まるで自分の事のように聞き入っているようだったので、俺もつい饒舌になってしまった。
その後の話を終えると、次はいよいよ本題に入る事にした。
「……それで、魔王は何をしに来たの」
「魔王は、領地を開放すると宣言した、そして、村ごと焼き払おうとした」
そこまで言うと、ニーナの表情が険しくなった。
おそらく怒っているのだろう。
その証拠に拳を握り締めていたからだ。
そして、こう呟いた。
「……最低ね」
その声に怒りが込められているのが分かった俺は慌てて訂正した。
「いや、違うからな? これはあくまでも過去の話だ」
そう言うと、彼女は落ち着いたようでホッとした表情になる。
だが、まだ完全に納得したわけではないらしく疑いの目を向けてきた。
その目を見て思わず目を逸らしてしまう。
(やべっ!バレたかな……)
そう思った次の瞬間にはもう遅かった。
案の定、詰め寄られてしまったのである。
「それって当時の魔王という事はのちに貴方の父親よね」
ずいっと顔を近づけられて俺は一歩後退る。
「そ、そうだけど……」
気圧されながらも肯定すると、彼女はさらに顔を近づけてきた。
俺は反射的に仰け反ってしまう。
「つまり、貴方がいなければ今の魔王はいないって事でしょ!」
彼女は鼻息荒く捲し立ててくる。
「い、いや、そんな事言われても……ていうか、近いから顔どけてくんない?」
俺は顔を背けながら距離を取ろうとするが、彼女はお構いなしに詰め寄ってくる。
そして、俺の肩を掴んで揺さぶってきた。
「ねえ、どうして貴方はお父さんを止めなかったのよ」
「馬鹿言うなよ、こちらは聖剣はあったけど魔王に単身挑んで勝てるような優しい相手じゃないぞ」
俺が反論すると、彼女は黙り込んでしまった。
そして、俯いて肩を震わせている。
(やばい、怒らせちゃったかも)
慌てて謝ろうとしたその時、彼女は急に顔を上げて満面の笑みを向けてきた。
「じゃあ、私が魔王を倒してあげるわ」
その言葉に唖然としてしまう。
(何を言っているんだ、この子は?)
意味が分からずに呆然としていると、彼女は再び顔を近づけてきて言った。
「そうすれば、貴方に復讐できるし、魔王の座も私のものになるわ」
その言葉に背筋が寒くなるのを感じた。
(この子、本気だ……)
彼女の瞳の奥に暗い炎が宿っているのを見て確信した。
(まずい、何とかして止めないと……)
「という訳で死んで、魔王・リュート」
その言葉と共に放たれた拳を避ける事が出来ずに直撃してしまったのだった。
気が付くと見知らぬ天井が見えた。
(ここは……?)
周りを見回すと知らない部屋である事が分かった。
さらによく見ると手足の自由が利かない事に気付く。
(一体どうなっているんだ!?)
混乱しつつも必死に記憶を辿る。
(確か、俺はアリアとキスしようとしてて……そうだ、その時にニーナが現れてキスされて……)
そこでようやく思い出した。
(そうか、俺はニーナに気絶させられたのか)
状況を理解したところで改めて周囲を見回してみる。
すると、すぐ側に人影があるのが見えた。
(あれは……ニーナか?)
そう考えたところで違和感に気付いた。
(何かおかしいな……ん? 何だこれ……)
それは手枷だった。
どうやら鎖で壁に繋がれているようだ。
しかも足にも鉄球が付いているせいでまともに動けない状態だった。
それを見た瞬間、全てを思い出した。
(そうだった、あの時殴られて気を失ったんだったな……)
そんな事を考えている間にニーナが近付いてくる。
その手には大きな包丁を持っていた。
(まさか、あれで俺を料理する気なのか!?)
そんな事を考えてしまいゾッとした。
そんな俺を見て彼女はニヤリと笑うと言った。
「目が覚めたみたいね」
そう言って顔を覗き込んでくる。
その表情はとても妖艶に見えた。
「本当に何もしないんだな?」
念のため確認すると、彼女は笑顔で答えた。
「ええ、約束するわ」
それを聞いて安心した俺はゆっくりと目を閉じた。
しばらくして目を開けると目の前に彼女の顔があった。
驚いて声を上げようとしたが手で口を塞がれてしまう。
そのまま押し倒されてしまった俺は身動きが取れなくなってしまった。
そんな彼女は俺の耳元で囁くように言った。
「大丈夫、少しだけ血をもらうだけだから」
そう言って首筋に噛み付いてきた。
鋭い痛みが走ると同時に血が流れ出す感覚に襲われる。
それを一滴残らず吸い取るように強く吸い上げられた後、ようやく解放された。
それからしばらく放心状態でいると、今度は傷口を舐められた。
その瞬間ビクッと反応してしまう。
その様子を見ていたニーナは小さく笑った後、俺の胸に顔を埋めてきた。
それからしばらくの間、無言のまま抱き合っていた。
やがて満足したのか顔を上げたニーナが言った。
「ありがとう、これでしばらくは大丈夫よ」
その言葉に首を傾げる。
(どういう事だ?)
不思議に思っていると、ニーナは説明してくれた。
どうやら、この姿なら食事を取らなくても平気らしい。
(なるほど、そういう事だったのか)
納得していると、ニーナは立ち上がった。
そして、こちらを見下ろしながら言った。
「そろそろ行くわね」
そう言って立ち去ろうとするニーナを呼び止める。
「待ってくれ」
俺の言葉に彼女は立ち止まった。
俺は意を決して話しかける。
「なあ、俺と一緒に来ないか?」
それを聞いた彼女は驚いた様子で振り返った。
しかし、すぐに笑顔になると首を横に振る。
「それは無理よ」
彼女はきっぱりと断った。
しかし、俺は諦めきれずに説得を続けることにした。
「何故だ?」
そう問いかけると、彼女は真剣な表情で見つめ返してきた。
でも、そんな平和な日々は長く持たなかった、勇者パーティーが近くに来ているという情報が入り、魔王・クロードがこちらに来てしまったんだ」
懐かしむように語る俺に相槌を打ちつつ聞いているニーナの表情は真剣そのもので、とても楽しそうに見えた。
まるで自分の事のように聞き入っているようだったので、俺もつい饒舌になってしまった。
その後の話を終えると、次はいよいよ本題に入る事にした。
「……それで、魔王は何をしに来たの」
「魔王は、領地を開放すると宣言した、そして、村ごと焼き払おうとした」
そこまで言うと、ニーナの表情が険しくなった。
おそらく怒っているのだろう。
その証拠に拳を握り締めていたからだ。
そして、こう呟いた。
「……最低ね」
その声に怒りが込められているのが分かった俺は慌てて訂正した。
「いや、違うからな? これはあくまでも過去の話だ」
そう言うと、彼女は落ち着いたようでホッとした表情になる。
だが、まだ完全に納得したわけではないらしく疑いの目を向けてきた。
その目を見て思わず目を逸らしてしまう。
(やべっ!バレたかな……)
そう思った次の瞬間にはもう遅かった。
案の定、詰め寄られてしまったのである。
「それって当時の魔王という事はのちに貴方の父親よね」
ずいっと顔を近づけられて俺は一歩後退る。
「そ、そうだけど……」
気圧されながらも肯定すると、彼女はさらに顔を近づけてきた。
俺は反射的に仰け反ってしまう。
「つまり、貴方がいなければ今の魔王はいないって事でしょ!」
彼女は鼻息荒く捲し立ててくる。
「い、いや、そんな事言われても……ていうか、近いから顔どけてくんない?」
俺は顔を背けながら距離を取ろうとするが、彼女はお構いなしに詰め寄ってくる。
そして、俺の肩を掴んで揺さぶってきた。
「ねえ、どうして貴方はお父さんを止めなかったのよ」
「馬鹿言うなよ、こちらは聖剣はあったけど魔王に単身挑んで勝てるような優しい相手じゃないぞ」
俺が反論すると、彼女は黙り込んでしまった。
そして、俯いて肩を震わせている。
(やばい、怒らせちゃったかも)
慌てて謝ろうとしたその時、彼女は急に顔を上げて満面の笑みを向けてきた。
「じゃあ、私が魔王を倒してあげるわ」
その言葉に唖然としてしまう。
(何を言っているんだ、この子は?)
意味が分からずに呆然としていると、彼女は再び顔を近づけてきて言った。
「そうすれば、貴方に復讐できるし、魔王の座も私のものになるわ」
その言葉に背筋が寒くなるのを感じた。
(この子、本気だ……)
彼女の瞳の奥に暗い炎が宿っているのを見て確信した。
(まずい、何とかして止めないと……)
「という訳で死んで、魔王・リュート」
その言葉と共に放たれた拳を避ける事が出来ずに直撃してしまったのだった。
気が付くと見知らぬ天井が見えた。
(ここは……?)
周りを見回すと知らない部屋である事が分かった。
さらによく見ると手足の自由が利かない事に気付く。
(一体どうなっているんだ!?)
混乱しつつも必死に記憶を辿る。
(確か、俺はアリアとキスしようとしてて……そうだ、その時にニーナが現れてキスされて……)
そこでようやく思い出した。
(そうか、俺はニーナに気絶させられたのか)
状況を理解したところで改めて周囲を見回してみる。
すると、すぐ側に人影があるのが見えた。
(あれは……ニーナか?)
そう考えたところで違和感に気付いた。
(何かおかしいな……ん? 何だこれ……)
それは手枷だった。
どうやら鎖で壁に繋がれているようだ。
しかも足にも鉄球が付いているせいでまともに動けない状態だった。
それを見た瞬間、全てを思い出した。
(そうだった、あの時殴られて気を失ったんだったな……)
そんな事を考えている間にニーナが近付いてくる。
その手には大きな包丁を持っていた。
(まさか、あれで俺を料理する気なのか!?)
そんな事を考えてしまいゾッとした。
そんな俺を見て彼女はニヤリと笑うと言った。
「目が覚めたみたいね」
そう言って顔を覗き込んでくる。
その表情はとても妖艶に見えた。
「本当に何もしないんだな?」
念のため確認すると、彼女は笑顔で答えた。
「ええ、約束するわ」
それを聞いて安心した俺はゆっくりと目を閉じた。
しばらくして目を開けると目の前に彼女の顔があった。
驚いて声を上げようとしたが手で口を塞がれてしまう。
そのまま押し倒されてしまった俺は身動きが取れなくなってしまった。
そんな彼女は俺の耳元で囁くように言った。
「大丈夫、少しだけ血をもらうだけだから」
そう言って首筋に噛み付いてきた。
鋭い痛みが走ると同時に血が流れ出す感覚に襲われる。
それを一滴残らず吸い取るように強く吸い上げられた後、ようやく解放された。
それからしばらく放心状態でいると、今度は傷口を舐められた。
その瞬間ビクッと反応してしまう。
その様子を見ていたニーナは小さく笑った後、俺の胸に顔を埋めてきた。
それからしばらくの間、無言のまま抱き合っていた。
やがて満足したのか顔を上げたニーナが言った。
「ありがとう、これでしばらくは大丈夫よ」
その言葉に首を傾げる。
(どういう事だ?)
不思議に思っていると、ニーナは説明してくれた。
どうやら、この姿なら食事を取らなくても平気らしい。
(なるほど、そういう事だったのか)
納得していると、ニーナは立ち上がった。
そして、こちらを見下ろしながら言った。
「そろそろ行くわね」
そう言って立ち去ろうとするニーナを呼び止める。
「待ってくれ」
俺の言葉に彼女は立ち止まった。
俺は意を決して話しかける。
「なあ、俺と一緒に来ないか?」
それを聞いた彼女は驚いた様子で振り返った。
しかし、すぐに笑顔になると首を横に振る。
「それは無理よ」
彼女はきっぱりと断った。
しかし、俺は諦めきれずに説得を続けることにした。
「何故だ?」
そう問いかけると、彼女は真剣な表情で見つめ返してきた。
0
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【第2部完結】勇者参上!!~究極奥義を取得した俺は来た技全部跳ね返す!究極術式?十字剣?最強魔王?全部まとめてかかってこいや!!~
Bonzaebon
ファンタジー
『ヤツは泥だらけになっても、傷だらけになろうとも立ち上がる。』
元居た流派の宗家に命を狙われ、激戦の末、究極奥義を完成させ、大武会を制した勇者ロア。彼は強敵達との戦いを経て名実ともに強くなった。
「今度は……みんなに恩返しをしていく番だ!」
仲間がいてくれたから成長できた。だからこそ、仲間のみんなの力になりたい。そう思った彼は旅を続ける。俺だけじゃない、みんなもそれぞれ問題を抱えている。勇者ならそれを手助けしなきゃいけない。
『それはいつか、あなたの勇気に火を灯す……。』
勇者パーティーのハーレム要員ハーフエルフに転生したんだけど、もう辞めさせてくれないか
みねバイヤーン
恋愛
勇者パーティーの接待ハーレム要員として転生した、ハーフエルフのエリカ。陰キャの日本男子を勇者として持ち上げて、だまくらかすのはイヤになった。そんなとき、また陰キャの日本男子が勇者召喚されたのだが──。
(異世界ハーレム好きな方は読まない方がいいです)
パーティーを追放された落ちこぼれ死霊術士だけど、五百年前に死んだ最強の女勇者(18)に憑依されて最強になった件
九葉ユーキ
ファンタジー
クラウス・アイゼンシュタイン、二十五歳、C級冒険者。滅んだとされる死霊術士の末裔だ。
勇者パーティーに「荷物持ち」として雇われていた彼は、突然パーティーを追放されてしまう。
S級モンスターがうろつく危険な場所に取り残され、途方に暮れるクラウス。
そんな彼に救いの手を差しのべたのは、五百年前の勇者親子の霊魂だった。
五百年前に不慮の死を遂げたという勇者親子の霊は、その地で自分たちの意志を継いでくれる死霊術士を待ち続けていたのだった。
魔王討伐を手伝うという条件で、クラウスは最強の女勇者リリスをその身に憑依させることになる。
S級モンスターを瞬殺できるほどの強さを手に入れたクラウスはどうなってしまうのか!?
「凄いのは俺じゃなくて、リリスなんだけどなぁ」
落ちこぼれ死霊術士と最強の美少女勇者(幽霊)のコンビが織りなす「死霊術」ファンタジー、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる