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よく見るとそこには一人の女性が座っていた。
それを見た俺は思わず固まってしまう。
(まさか、あれが魔王なのか?)
そう思った次の瞬間、アリアが言った。
「こちらは、私達の母であらせられる、大魔女様にございます」
その言葉を聞いた俺は驚いた。
「えっ、ちょっと待って、母さんってこんなに若かったのか!?」
俺が驚いていると、突然、頭の中に声が響いた。
「久し振りだね、我が息子よ」
俺は驚きつつも、その声に応えるように言った。
「本当に、父さんなんだな?」
そう尋ねると父さんは笑いながら言った。
「ああ、そうだとも、ところでお前は今、魔王城にいるんだろ?」
俺は頷きながら答えた。
「そうだよ、父さんがいない間に色々あってさ、今じゃ魔王代行なんだよ」
俺が言うと父さんは驚いたように言った。
「そうなのか? でも、どうして魔王になったんだ?」
その質問に答える。
「いや、それが俺にも分からないんだよ、気付いたらなっててさ」
すると父さんは納得した様子で言った。
「なるほど、そういうパターンもあるんだな、分かった、それじゃあ頑張ってくれ、父さんも応援してるからな!」
その言葉に俺は嬉しくなった。
そして、決意を新たにして立ち上がる。
だが、その時だった。
不意に眩暈に襲われたかと思うと、そのまま倒れてしまった。
薄れゆく意識の中で、最後に聞こえたのは、心配する両親の声と慌てる仲間達の声だった。
目を覚ますと、そこはベッドの上だった。
(あれっ?)
不思議に思っていると声をかけられた。
声のした方を見るとそこにいたのは聖女だった。
(なんで彼女がここに居るんだろう)
そんなことを考えていると彼女が聞いてきた。
「目が覚めましたか?」
それに対して頷いてみせると彼女は言った。
「良かったです、急に倒れた時はどうしようかと思いましたけど、無事みたいで安心しました」
(そうか、俺、倒れてたのか)
そう思いながら体を起こすと彼女に聞いた。
すると彼女は言った。
「無理をしないで下さい、まだ病み上がりなんですから」
そう言って優しく頭を撫でてくる彼女。
そんな彼女を見ていると不思議と心が安らいだ気がした。
(そういえば、ずっとこんな風に誰かに甘えたかったのかもしれないな)
そう思いながら俺は彼女の胸に顔を埋めた。
すると彼女は何も言わずに抱きしめてくれたのだ。
(温かいな……)
そう思いながら俺は眠りについたのだった……。
~翌朝~ 目が覚めると隣にはアリアが居た。
しかも裸のままでだ。
(えっ!? なんで!?)
混乱しつつも冷静に状況を整理する。
(落ち着け……昨日の出来事を思い出すんだ)
そこで思い出したのは昨日の事だった。
俺は魔王の娘であるアリアと共に魔王城へと潜入していた。
そこで出会ったのは聖女を名乗る少女だった。
彼女に連れられてやって来たのは魔王軍の幹部達が暮らす屋敷だった。そこで俺は新たな生活を始める事になったのだが……。
~現在~ そこまで考えた所で、ふと疑問を感じた俺は聖女に聞いた。
「なあ、一つ聞きたいんだけどいいか?」
それに対して聖女は答える。
「はい、なんでしょうか?」
それに対して俺は尋ねた。
「俺達の格好、おかしくないか?」
俺の問いかけに対して聖女は言う。
「いえ、そんな事ありませんよ」
それに対して反論しようとした時だった。
突如として地面が大きく揺れたかと思うと巨大なドラゴンが現れたのだ! あまりの迫力に言葉を失う俺とアリア。
そんな時、アリアが話しかけてきた。
それは、とても綺麗な少女だった。
透き通るような銀色の髪に、宝石のような青い瞳を持つ美少女だ。
そんな彼女は俺に言った。
「あの、貴方は?」
それを聞かれて戸惑う俺。
(えっ!?名前!? どうしよう、考えてなかった)
俺は慌てて考える。
(えっと、確かゲームとかだと、主人公の名前はデフォルトのままが多いよな、だったら俺もそれでいくか)
そう決めた俺は自分の名前を名乗った。
「リュート・エルジオルです」
すると彼女は言った。
「そうですか、私はアリアと申します」
それを聞いた瞬間、ある事を思い出した。
(確か名前は……)
そう思いながら俺は言った。
「あの、宜しければ私と一緒に来ませんか?」
それを聞いたアリアは笑顔で頷いた。
こうして俺達は魔王城へと向かうのだった……。
その後、俺達は街を出て森へと向かった。
しばらく歩いていると大きな湖に出たので休憩を取る事にした。
湖の畔に腰を下ろすと水筒の水を飲みながら一息つく。
すると隣に座っていたアリアが話しかけてきた。
「今日はこの辺りで野営しましょうか」
それに同意するように頷くと俺達は準備を始めた。
まずは寝床の確保をする為にテントを張ることにした俺達は早速作業に取り掛かった。
といっても荷物持ちしかやる事のない俺には簡単な雑用くらいしか出来なかったのだが……。
それから数時間後、ようやく完成した頃には辺りはすっかり暗くなってしまっていた。
急いで夕食の準備を始めたのだが、ここで問題が発生した。
というのも、料理に使う調味料が殆どなかったのだ。
なので仕方なく、その辺の木の実などを使ってスープを作ることになったのだがこれがまた大変だった。
何故なら、味付けをどうするかという問題に直面したからだ。
とりあえず、色々と試してみることにした結果、塩味をベースにハーブ類を入れることでなんとか美味しく仕上げることが出来た。
「よし、出来たぞ!」
そう言いながら出来上がった料理を皿に盛り付ける。
それを見た俺は思わず固まってしまう。
(まさか、あれが魔王なのか?)
そう思った次の瞬間、アリアが言った。
「こちらは、私達の母であらせられる、大魔女様にございます」
その言葉を聞いた俺は驚いた。
「えっ、ちょっと待って、母さんってこんなに若かったのか!?」
俺が驚いていると、突然、頭の中に声が響いた。
「久し振りだね、我が息子よ」
俺は驚きつつも、その声に応えるように言った。
「本当に、父さんなんだな?」
そう尋ねると父さんは笑いながら言った。
「ああ、そうだとも、ところでお前は今、魔王城にいるんだろ?」
俺は頷きながら答えた。
「そうだよ、父さんがいない間に色々あってさ、今じゃ魔王代行なんだよ」
俺が言うと父さんは驚いたように言った。
「そうなのか? でも、どうして魔王になったんだ?」
その質問に答える。
「いや、それが俺にも分からないんだよ、気付いたらなっててさ」
すると父さんは納得した様子で言った。
「なるほど、そういうパターンもあるんだな、分かった、それじゃあ頑張ってくれ、父さんも応援してるからな!」
その言葉に俺は嬉しくなった。
そして、決意を新たにして立ち上がる。
だが、その時だった。
不意に眩暈に襲われたかと思うと、そのまま倒れてしまった。
薄れゆく意識の中で、最後に聞こえたのは、心配する両親の声と慌てる仲間達の声だった。
目を覚ますと、そこはベッドの上だった。
(あれっ?)
不思議に思っていると声をかけられた。
声のした方を見るとそこにいたのは聖女だった。
(なんで彼女がここに居るんだろう)
そんなことを考えていると彼女が聞いてきた。
「目が覚めましたか?」
それに対して頷いてみせると彼女は言った。
「良かったです、急に倒れた時はどうしようかと思いましたけど、無事みたいで安心しました」
(そうか、俺、倒れてたのか)
そう思いながら体を起こすと彼女に聞いた。
すると彼女は言った。
「無理をしないで下さい、まだ病み上がりなんですから」
そう言って優しく頭を撫でてくる彼女。
そんな彼女を見ていると不思議と心が安らいだ気がした。
(そういえば、ずっとこんな風に誰かに甘えたかったのかもしれないな)
そう思いながら俺は彼女の胸に顔を埋めた。
すると彼女は何も言わずに抱きしめてくれたのだ。
(温かいな……)
そう思いながら俺は眠りについたのだった……。
~翌朝~ 目が覚めると隣にはアリアが居た。
しかも裸のままでだ。
(えっ!? なんで!?)
混乱しつつも冷静に状況を整理する。
(落ち着け……昨日の出来事を思い出すんだ)
そこで思い出したのは昨日の事だった。
俺は魔王の娘であるアリアと共に魔王城へと潜入していた。
そこで出会ったのは聖女を名乗る少女だった。
彼女に連れられてやって来たのは魔王軍の幹部達が暮らす屋敷だった。そこで俺は新たな生活を始める事になったのだが……。
~現在~ そこまで考えた所で、ふと疑問を感じた俺は聖女に聞いた。
「なあ、一つ聞きたいんだけどいいか?」
それに対して聖女は答える。
「はい、なんでしょうか?」
それに対して俺は尋ねた。
「俺達の格好、おかしくないか?」
俺の問いかけに対して聖女は言う。
「いえ、そんな事ありませんよ」
それに対して反論しようとした時だった。
突如として地面が大きく揺れたかと思うと巨大なドラゴンが現れたのだ! あまりの迫力に言葉を失う俺とアリア。
そんな時、アリアが話しかけてきた。
それは、とても綺麗な少女だった。
透き通るような銀色の髪に、宝石のような青い瞳を持つ美少女だ。
そんな彼女は俺に言った。
「あの、貴方は?」
それを聞かれて戸惑う俺。
(えっ!?名前!? どうしよう、考えてなかった)
俺は慌てて考える。
(えっと、確かゲームとかだと、主人公の名前はデフォルトのままが多いよな、だったら俺もそれでいくか)
そう決めた俺は自分の名前を名乗った。
「リュート・エルジオルです」
すると彼女は言った。
「そうですか、私はアリアと申します」
それを聞いた瞬間、ある事を思い出した。
(確か名前は……)
そう思いながら俺は言った。
「あの、宜しければ私と一緒に来ませんか?」
それを聞いたアリアは笑顔で頷いた。
こうして俺達は魔王城へと向かうのだった……。
その後、俺達は街を出て森へと向かった。
しばらく歩いていると大きな湖に出たので休憩を取る事にした。
湖の畔に腰を下ろすと水筒の水を飲みながら一息つく。
すると隣に座っていたアリアが話しかけてきた。
「今日はこの辺りで野営しましょうか」
それに同意するように頷くと俺達は準備を始めた。
まずは寝床の確保をする為にテントを張ることにした俺達は早速作業に取り掛かった。
といっても荷物持ちしかやる事のない俺には簡単な雑用くらいしか出来なかったのだが……。
それから数時間後、ようやく完成した頃には辺りはすっかり暗くなってしまっていた。
急いで夕食の準備を始めたのだが、ここで問題が発生した。
というのも、料理に使う調味料が殆どなかったのだ。
なので仕方なく、その辺の木の実などを使ってスープを作ることになったのだがこれがまた大変だった。
何故なら、味付けをどうするかという問題に直面したからだ。
とりあえず、色々と試してみることにした結果、塩味をベースにハーブ類を入れることでなんとか美味しく仕上げることが出来た。
「よし、出来たぞ!」
そう言いながら出来上がった料理を皿に盛り付ける。
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