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「信じられないかもしれないが、本当だ。既に各地で被害が出ているとの報告もある」
「……」
全員が沈黙する中、ソフィアが言う。
「それで、私達は何をすれば良いのでしょうか?」
「うむ、君達には勇者として戦ってもらいたいのだ」
その言葉に、ソフィアは首を傾げる。
「ですが、今の私達では戦力にならないのでは?」
「心配することはない。そのための方法は既に考えてある」
そう言って、国王は一枚の紙を取り出した。
そこには、魔法陣のようなものが描かれていた。
「これは?」
「転移魔法だ。これを使えば、離れた場所でも一瞬で移動することができる」
「本当ですか!?」
俺達は驚きながらも、その紙に記された文章を読む。
そこには、様々な効果について書かれていた。
中でも特に驚いたのは、一度行ったことのある場所であれば瞬時に移動できるという点である。
つまり、いつでも好きな場所に行けるということだ。
しかも、複数人での移動も可能らしい。
更には、この魔法で創り出した異空間の中に居れば、外敵に感知されることもないという。
「凄いじゃないか! これなら、どんな大軍だろうと怖くないぞ!」
俺の言葉に、皆も興奮しているようだった。
そんな中、リリアナだけは不安げな表情を浮かべていた。
「どうしたの?」
「……嫌な予感がする」
そう言って、彼女は黙り込む。
だが、すぐに明るい顔になる。
「まあ、何とかなるか」
「そうだね」
俺達は頷き合うと、改めて魔王軍との戦いに臨むのだった。
こうして、俺達の長い戦いが始まった。
魔王軍との戦闘は熾烈を極めた。
敵は圧倒的な数で攻めてきており、戦況は苦しいものだった。
そんな時、聖女ソフィアから提案があった。
「皆さん、ここは私に任せてください」
「何をする気だい?」
「今こそ、封印を解く時が来たのです」
その言葉と共に、彼女の体が光り始める。
「ぐっ、うううう……」
苦しむ彼女の元に、仲間達が集まる。
「大丈夫かい!?」
「心配しないで、もう少しで終わるから……」
やがて光が収まると、ソフィアに変化が起きた。
その姿は、以前のような弱々しいものではなく、凜とした雰囲気を放っていた。
「……成功したみたいね」
そう言うと、ソフィアは俺達に言う。
「これからは、私も貴方達と共に戦います」
「ああ、よろしく頼むよ」
そして、魔王軍との戦いは続いていくのだった。
ある時、アリシアが言った。
「リュート様、私はそろそろ故郷に帰ろうと思います」
「そうか、寂しくなるな」
「ええ、だから最後に一つだけ言わせてください」
「何だい?」
「あんた使えなかっわね」
突然の罵倒に戸惑う俺に、アリシアは冷たい視線を向けてくる。
「あんたがさっさと代わりを用意していれば、こんなことにはならなかったのよ」
「いや、でも……」
「うるさいわね、言い訳なんて聞きたくないわ」
アリシアはそう言って立ち去ろうとする。
俺は慌てて呼び止めた。
「待ってくれ!」
しかし、アリシアは振り返らずに言う。
「さようなら」
そして、そのまま姿を消してしまった。
俺は一人取り残されるのだった。
またある時、俺はリシアに相談を持ちかけた。
「ねえ、どうすれば強くなれるかな?」
すると、彼女は呆れたように答えた。
「知らないわ」
「そんなこと言わずに教えてよ」
「そう言われても……」
困った顔をする彼女に、俺は続けて言う。
「やっぱり強くなるには、修行とかした方がいいのかな?」
「そうね、そうかもしれないわ」
「分かった、ありがとう」
俺は早速、トレーニングを始めることにした。
まずはランニングからだ。
「よし、やるぞ!」
気合いを入れて走り出す。
「はっ、はっ、はっ……」
息切れしながらも、必死に足を動かす。
「うっ、はぁ、はぁ……」
聖剣すらも満足に扱えない。
「何で、こんなに疲れるんだ……」
息を切らしながら、俺は呟く。
「リュート様、無理はしないでください」
見かねたソフィアが、俺を気遣うように言ってくる。
「でも、まだ始めたばかりだよ」
「焦る必要はありません。ゆっくりと時間をかけていきましょう」
「う、うん」
俺は渋々頷くのだった。
それから暫くして、俺はようやく体力がついたような気がした。
「……ふう、疲れた」
汗を拭いながら、俺は休憩に入る。
「お疲れ様です、リュート様」
俺が一息ついていると、そのまま女の子が声をかけて来た。
「やあ、貴方がリュート?」
見ると、そこには美しい少女が立っていた。
金髪碧眼の美少女に、思わず見惚れてしまう。
そんな彼女の名は、アリシアと言った。
彼女はかつて共に戦った仲間であり、現在はこの国の第一王女だそうだ。
何でも俺の力になりたいと言ってきており、今は城の案内をしてもらっている最中である。
それにしても、綺麗な女性だな……。
それに胸も大きいし……。
そんなことを考えていると、不意に声をかけられた。
「何を見ているのかしら?」
見ると、彼女がこちらをじっと見つめていることに気づいた。
「す、すみません!」
慌てて謝る俺に、彼女は微笑みながら言った。
「別に構わないわ。貴方、私の事が気になるんでしょう?」
「え? いや、そんなことは……」
否定しようとするが、何故か言葉が出てこない。
それどころか、彼女の顔を直視することができなくなっていた。
その様子を見て、彼女は笑みを浮かべる。
「うふふ、可愛い子ね」
そう言って、彼女は優しく頭を撫でてきた。
「あ、あの……?」
困惑する俺に対して、彼女は笑顔で答える。
「気にしなくていいわよ。それより、少し付き合ってくれないかしら?」
「はい、いいですよ」
特に断る理由もなかったので、俺は彼女の後をついて行くことにした。
しばらく歩くと、彼女は立ち止まって振り返る。
「着いたわよ」
そう言って、目の前の建物を指差した。
それは古びた教会だった。
中に入ると、そこは礼拝堂になっており、奥には大きな女神像が置かれていた。
それを見た瞬間、強烈な頭痛に襲われる。
(くっ……!)
頭を抱えて蹲る俺を見て、彼女は心配そうに声をかける。
「大丈夫?」
その声に反応するように顔を上げると、目の前には女神様の姿があった。
「うわあっ!?」
驚いて声を上げると、女神様は静かに微笑んだ。
「……」
全員が沈黙する中、ソフィアが言う。
「それで、私達は何をすれば良いのでしょうか?」
「うむ、君達には勇者として戦ってもらいたいのだ」
その言葉に、ソフィアは首を傾げる。
「ですが、今の私達では戦力にならないのでは?」
「心配することはない。そのための方法は既に考えてある」
そう言って、国王は一枚の紙を取り出した。
そこには、魔法陣のようなものが描かれていた。
「これは?」
「転移魔法だ。これを使えば、離れた場所でも一瞬で移動することができる」
「本当ですか!?」
俺達は驚きながらも、その紙に記された文章を読む。
そこには、様々な効果について書かれていた。
中でも特に驚いたのは、一度行ったことのある場所であれば瞬時に移動できるという点である。
つまり、いつでも好きな場所に行けるということだ。
しかも、複数人での移動も可能らしい。
更には、この魔法で創り出した異空間の中に居れば、外敵に感知されることもないという。
「凄いじゃないか! これなら、どんな大軍だろうと怖くないぞ!」
俺の言葉に、皆も興奮しているようだった。
そんな中、リリアナだけは不安げな表情を浮かべていた。
「どうしたの?」
「……嫌な予感がする」
そう言って、彼女は黙り込む。
だが、すぐに明るい顔になる。
「まあ、何とかなるか」
「そうだね」
俺達は頷き合うと、改めて魔王軍との戦いに臨むのだった。
こうして、俺達の長い戦いが始まった。
魔王軍との戦闘は熾烈を極めた。
敵は圧倒的な数で攻めてきており、戦況は苦しいものだった。
そんな時、聖女ソフィアから提案があった。
「皆さん、ここは私に任せてください」
「何をする気だい?」
「今こそ、封印を解く時が来たのです」
その言葉と共に、彼女の体が光り始める。
「ぐっ、うううう……」
苦しむ彼女の元に、仲間達が集まる。
「大丈夫かい!?」
「心配しないで、もう少しで終わるから……」
やがて光が収まると、ソフィアに変化が起きた。
その姿は、以前のような弱々しいものではなく、凜とした雰囲気を放っていた。
「……成功したみたいね」
そう言うと、ソフィアは俺達に言う。
「これからは、私も貴方達と共に戦います」
「ああ、よろしく頼むよ」
そして、魔王軍との戦いは続いていくのだった。
ある時、アリシアが言った。
「リュート様、私はそろそろ故郷に帰ろうと思います」
「そうか、寂しくなるな」
「ええ、だから最後に一つだけ言わせてください」
「何だい?」
「あんた使えなかっわね」
突然の罵倒に戸惑う俺に、アリシアは冷たい視線を向けてくる。
「あんたがさっさと代わりを用意していれば、こんなことにはならなかったのよ」
「いや、でも……」
「うるさいわね、言い訳なんて聞きたくないわ」
アリシアはそう言って立ち去ろうとする。
俺は慌てて呼び止めた。
「待ってくれ!」
しかし、アリシアは振り返らずに言う。
「さようなら」
そして、そのまま姿を消してしまった。
俺は一人取り残されるのだった。
またある時、俺はリシアに相談を持ちかけた。
「ねえ、どうすれば強くなれるかな?」
すると、彼女は呆れたように答えた。
「知らないわ」
「そんなこと言わずに教えてよ」
「そう言われても……」
困った顔をする彼女に、俺は続けて言う。
「やっぱり強くなるには、修行とかした方がいいのかな?」
「そうね、そうかもしれないわ」
「分かった、ありがとう」
俺は早速、トレーニングを始めることにした。
まずはランニングからだ。
「よし、やるぞ!」
気合いを入れて走り出す。
「はっ、はっ、はっ……」
息切れしながらも、必死に足を動かす。
「うっ、はぁ、はぁ……」
聖剣すらも満足に扱えない。
「何で、こんなに疲れるんだ……」
息を切らしながら、俺は呟く。
「リュート様、無理はしないでください」
見かねたソフィアが、俺を気遣うように言ってくる。
「でも、まだ始めたばかりだよ」
「焦る必要はありません。ゆっくりと時間をかけていきましょう」
「う、うん」
俺は渋々頷くのだった。
それから暫くして、俺はようやく体力がついたような気がした。
「……ふう、疲れた」
汗を拭いながら、俺は休憩に入る。
「お疲れ様です、リュート様」
俺が一息ついていると、そのまま女の子が声をかけて来た。
「やあ、貴方がリュート?」
見ると、そこには美しい少女が立っていた。
金髪碧眼の美少女に、思わず見惚れてしまう。
そんな彼女の名は、アリシアと言った。
彼女はかつて共に戦った仲間であり、現在はこの国の第一王女だそうだ。
何でも俺の力になりたいと言ってきており、今は城の案内をしてもらっている最中である。
それにしても、綺麗な女性だな……。
それに胸も大きいし……。
そんなことを考えていると、不意に声をかけられた。
「何を見ているのかしら?」
見ると、彼女がこちらをじっと見つめていることに気づいた。
「す、すみません!」
慌てて謝る俺に、彼女は微笑みながら言った。
「別に構わないわ。貴方、私の事が気になるんでしょう?」
「え? いや、そんなことは……」
否定しようとするが、何故か言葉が出てこない。
それどころか、彼女の顔を直視することができなくなっていた。
その様子を見て、彼女は笑みを浮かべる。
「うふふ、可愛い子ね」
そう言って、彼女は優しく頭を撫でてきた。
「あ、あの……?」
困惑する俺に対して、彼女は笑顔で答える。
「気にしなくていいわよ。それより、少し付き合ってくれないかしら?」
「はい、いいですよ」
特に断る理由もなかったので、俺は彼女の後をついて行くことにした。
しばらく歩くと、彼女は立ち止まって振り返る。
「着いたわよ」
そう言って、目の前の建物を指差した。
それは古びた教会だった。
中に入ると、そこは礼拝堂になっており、奥には大きな女神像が置かれていた。
それを見た瞬間、強烈な頭痛に襲われる。
(くっ……!)
頭を抱えて蹲る俺を見て、彼女は心配そうに声をかける。
「大丈夫?」
その声に反応するように顔を上げると、目の前には女神様の姿があった。
「うわあっ!?」
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