王子の妹君を虐めて婚約破棄される私~実家で療養の為にお屋敷を貰い そこの領主となったのでのんびりスローライフを満喫したい~

一ノ瀬 彩音

文字の大きさ
上 下
23 / 56

23.

しおりを挟む
「ミレナ。俺はもうお前を手放すつもりは無いぞ。絶対にな」
スティラの真剣な眼差しにドキッとする。
「はい」
「それに、子供ができたら、産んでほしいと思っている。
もちろんお前の意志は尊重するつもりだが」
「そう言ってくださるのは嬉しいのですが、 
私は王家の血を引いた子を産む資格がある人間ではありませんから。
もしも私の身体に何か異変が起きた場合、私より貴方の身の方が危険に晒されます。
それなら、いっそのことこのまま何もしない方が、お互いに幸せだと思うんです」
こんなことを言ってしまったらきっと嫌われてしまうんだろうって思っていたんだけど、
やっぱり駄目よね。
スティラにご自分の子を宿してほしいなんて思ってしまっている時点で本末転倒だし。
でも、本当にそうなってくれたらどんなに良いか。
でもね、スティラに迷惑はかけられないわ。
私は今のままで十分幸せよ。
だって私のそばには愛する人がいるもの。
これ以上何を望むというのかしら?
(無理して強がっているようにしか見えないけれど?)
ふーん。まあいいわ!  そういう事にしておくわ!
その後、ミレナはスティラのを奉仕する為に目の前に行くと
膝立ちをしてからスティラのを口に咥え込んだ。
スティラはミレナの髪を愛しげに触れながら、ミレナの頬に手を当てた。
ミレナはスティラを見上げる。
スティラはミレナの顔を見て、ミレナの顎を指で持ちあげた。
「お前にフェラチオしてもらうのもいいが、やはりお前の胎内で出したいな」
スティラはミレナを寝具に仰向けで押し倒すと、足を開かせた。
スティラはミレナの太ももの間に自身のを挟んで腰を前後させる。
スティラはミレナの腰を掴み上げ、自身の腰を打ち付けた。
スティラのモノがミレナの中に入って来ては抜けていく。
ミレナは声を上げた。
「ん」
スティラはミレナの腰を強く引き寄せた。
「あ」
(苦しい)
スティラはミレナの奥へ入ってくると同時に、子宮口に勢いよく当たった。
ミレナは痛みの声を上げると身震いをしたわ。
スティラは腰を動かしながらも、ミレナの乳房を両手で揉んできたの。
「お願いです。止めてください!」
「悪いがそれは出来ない」
(どうして!?)
「俺達は夫婦になる運命にある。それが遅かれ早かれ、必ず訪れる未来だ。諦めろ」
「嫌」
(嘘でしょ)
「ミレナの中に俺の種を植え付ける。俺の子供を妊娠するまで抱く。
覚悟するがいい」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす

まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。  彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。  しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。  彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。  他掌編七作品収録。 ※無断転載を禁止します。 ※朗読動画の無断配信も禁止します 「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」  某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。 【収録作品】 ①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」 ②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」 ③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」 ④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」 ⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」 ⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」 ⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」 ⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢

岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか? 「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」 「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」 マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

筆頭婚約者候補は「一抜け」を叫んでさっさと逃げ出した

基本二度寝
恋愛
王太子には婚約者候補が二十名ほどいた。 その中でも筆頭にいたのは、顔よし頭良し、すべての条件を持っていた公爵家の令嬢。 王太子を立てることも忘れない彼女に、ひとつだけ不満があった。

王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!

gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ? 王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。 国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから! 12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。

記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした 

結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。

私があなたを好きだったころ

豆狸
恋愛
「……エヴァンジェリン。僕には好きな女性がいる。初恋の人なんだ。学園の三年間だけでいいから、聖花祭は彼女と過ごさせてくれ」 ※1/10タグの『婚約解消』を『婚約→白紙撤回』に訂正しました。

処理中です...