天然王妃は国王陛下に溺愛される～甘く淫らに啼く様～

51.

というのも、何故なら、その一言によって、
「え！？　今、なんて言いましたの！？」
咄嗟に聞き返してみると、それに対して、意味深な笑みを浮かべつつ答えた彼の口から出た言葉に衝撃を受けてしまった私は、
愕然としつつも、慌てて言い返しました。
「そんなの嘘よ！　だって、そんなことをしたら王妃の座を降ろされちゃうのよ？」
そんな私の言葉を聞いた彼は、ニヤリと笑みを浮かべると、徐ろに口を開きながらこう言ってきたのです。
「確かにその通りである。しかし、お前はもう王妃ではない。つまり、この城にいる必要もなくなったのだ」
そう告げるや否や、衣服を脱ぎ出した陛下が、
「だが、勘違いするな？　お前が望んだことではないか！　忘れたとは言わせんぞ？」
と言いながら迫ってきたのを見て取った私は、何とか逃げ出そうと必死に暴れてみたのですが、
あっけなく押さえつけられてしまったことで、絶望感に苛まれながらも覚悟を決めると、
そのまま身を委ねることにしたのですわ。
それから、暫くして、一糸纏わぬ姿となった私と、裸身になった彼との間に交わされた熱い口づけによって
蕩けた私の理性が崩れ落ちたことを確認した彼は、
「さぁ、始めようか」
と言った後、私をベッドに押し倒してきたのですが、それを受けた私もまた、彼に覆い被さられると、
貪るような激しい口付けを交わし、それに応えるようにして積極的に舌を動かすと、お互いに夢中になって求め合った末、
唇を離すなり、息を荒げている最中だった私は、そこで不意に声を掛けられたことにより、思わず硬直していました。
すると、それを聞いた彼が言った台詞を聞いた私が、驚きのあまり目を白黒させていると、追い打ちを掛けるようにして、
更に驚くべき事実を口にしたことで、一瞬、言葉を失ってしまったものの、
それを理解してしまうと同時に顔を真っ赤にさせた私が慌てて弁解するよりも早く、彼が再び唇を重ねてきたかと思うと、
「ククッ、どうした？　今更、恥ずかしがる必要などないであろう？」
そう言いながら笑う彼からの問いかけに対して、何と答えればいいのか分からなかった私は、
ただ、黙り込むことしか出来ませんでした。
「まぁ良い、それよりも、そろそろ本番に入るとしようではないか」
その言葉を耳にした瞬間、これから自分の身に降りかかるであろう運命を悟った私が反射的に身構えていると、
その隙を突いて、素早く動いた陛下の手によって下着を剥ぎ取られてしまい、あっという間に丸裸にされてしまったばかりか、
足の間に顔を埋められて、花弁を吸われたり舐められたりされる度に、 ビクンッ！　ビクンッ！　と激しく身体を震わせてしまう私の口から、
堪え切れずに洩れ出た喘ぎ声を耳にした彼は、それに気を良くしたのか、より一層舌の動きを速めていったことで、とうとう限界に達した私は、
「あぁぁ～ん！　イクゥ～！」
と言って絶叫しながら達してしまい、直後、力が抜けてグッタリしていたところへ、彼が覆い被さってくると、
そのまま押し倒されて、身動きが取れない状態となってしまったものの、何とか逃げようともがいてみたものの、やはり無理でした。
そんな私に、再び顔を寄せてきた陛下の口から放たれた台詞を耳にした瞬間、私は、背筋が凍り付いてしまうのを感じましたが、
次の瞬間、 ズブリという嫌な音が体内から聞こえたことで、それが何を意味しているのか瞬時に理解した私は、
あまりの痛さに悶え苦しんだ末に涙を流しながらも必死に懇願しました。