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「この印がある限り、私が貴方以外の男性を受け入れることは絶対にありませんし、仮に無理矢理襲われたとしても、
その方の男性器を挿入された瞬間に激痛が走るようになりますから、万が一にもそのような事態に陥ることはありませんし、
そもそも、私自身、他の殿方に触れられるのも嫌ですし、触れさせるつもりもありませんから、ご安心くださいね、旦那様♡」
そう説明した私だったが、正直、彼には何が何だかさっぱり分からないままだったものの、私が彼だけのものになるというのなら、
それはそれで悪くないか、そう思った彼は、早速、行動に移すことにしたんだ。
まず最初に行ったことといえば、私の身体を隅々まで調べ上げることだったが、
「んあっ、そんなところまで、触らないで♡ひゃんっ、あうっ、そこはダメ、ダメです、敏感だからぁ、
感じ過ぎちゃうからぁっ、あぁぁ、そこ、らめぇっ、イックゥッ♡」
あっさりと絶頂に達したことで、全身を痙攣させながら潮を吹き散らし、盛大にイキまくった私を見やり、
満足げに笑みを浮かべた彼は、 次に胸への愛撫を始め、揉みしだいたり、突起を摘まんでみたり、
引っ張ったり、捏ね回したりしながら、乳房を丹念に揉んでいき、
「ふぁぁぁ、んんっ、ふぁっ、あっ、あぁ、ダメ、そこは弱いのぉ、ひぅっ、やっ、あぁぁぁ、イク、またイッちゃ、イグゥゥゥ♡」
絶叫と共に再び達してしまったことで、肩で息をする羽目になった私を休ませることなく、
今度は下の方を弄び始めた彼にすっかり蕩けさせられてしまった私でしたが、そこへ新たな刺激が加えられたことによって、
更なる快感を得たことで、完全に虜となってしまったようです。
というのも、何と彼の指が私の膣内へと侵入してきただけでなく、そのまま掻き回すようにして動かされたため、
強烈な快楽に襲われ、
「ひぃっ、やぁぁぁ、だめぇぇ、やめてぇぇ、おかしくなっちゃう、こんなの、耐えられないぃぃ、
あぁっ、らめぇ、もう許して、これ以上されたら、壊れちゃう、お願いですから、止めてください、
お願いします、何でもしますから、どうか、許してください、お願……」
必死になって懇願する私に対して、それでも手を止めようとしなかった彼によって何度も何度もイカされてしまった私は、
とうとう力尽き、グッタリとしてしまい、そんな彼の様子を目にした私は、これでようやく終わると思っていたのですが、
その直後、何やら怪しげな動きを始めた彼の手が、私の胸に触れたかと思うと、いきなり先端部分を摘み上げてきたのです。
「っ!?」
ビクンッと反応を示した私の様子に笑みを深めた彼は、そのままクリクリっと弄ったり、押し潰したりして、
執拗に責め立ててきて、それに耐えきれなくなった私が身を捩らせながら悶えていたところで、
突然、指の動きが止まり、ホッとしたのも束の間、今度は、先程までとは比べ物にならない程の勢いで激しく攻め立てられる結果となり、
堪らず悲鳴を上げてしまったことで、それがお気に召したのか、更に勢いを増した彼が、指先で弾くように弾いた瞬間、
目の前が真っ白になり、頭の中が弾け飛んだかのような錯覚に陥った私は、ビクビクと痙攣しながら仰け反った後で、
ぐったりと倒れ込んでしまったのですが、休む間もなく、
「まだ終わってないぞ」
そう言いながら覆い被さってきた彼のモノを受け入れたことで、またしても激しい抽挿が開始されたことで、
意識が飛びそうになるほどの快楽を叩き込まれてしまい、あまりの気持ち良さに我を忘れてしまい、
ひたすら喘ぎ続ける羽目になってしまった私ですが、そんな私に構わず、容赦なく突き上げてきた彼は、
私を抱き締めるとそのまま唇を重ね、舌を絡ませ、唾液を流し込んできたことから、
それを飲み干さざるを得なかった私がゴクゴクッと音を立てて飲み込んでいく中、
ようやく満足したらしい彼から解放された私は、荒い呼吸を繰り返し、呼吸を整えることに専念していたのですが、
その間も、ずっと繋がったままの状態だったため、少しでも気を抜くと、
「ひあっ、あぁ、そんな、待って、今、動いたりしたら、ダメ」
絶頂に達してしまい、ガクガクと身体を震わせてしまっていた私が落ち着くのを待ってくれていた彼は、
それから少しして、ゆっくりと引き抜いたモノを見て、ギョッとなってしまったんですが、
その大きさは尋常ではなく、こんなものが自分の中に挿入されていたなんて信じられなかった私は、
恐る恐る、手を伸ばして触れてみようとしたのですが、その瞬間、ビクリと震えたことで、
思わず手を引っ込めてしまい、改めて彼の様子を窺い見たのですが、特に怒っている様子はなく、
寧ろ興味深そうに眺めていただけだったので、思い切って握ってみたのです。
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