上 下
19 / 70

19.

しおりを挟む
「クレイア、モノを咥えろ」
「はい、喜んで」
と言って私は、彼の股間に顔を埋め、一心不乱に奉仕しますが、途中で止められ、
「おい、何勝手に止めている、誰が休めと言った、続きをしろ」
そう言われた私は、慌てて再開しましたが、また、途中で止めるように命じられてしまうと、
「あ、ごめんなさい、ちゃんとやりますから、どうか、怒らないでね、ご主人様」
と媚びるような口調で言いながら、必死にご機嫌取りをした結果、ようやく許可が出た私は、嬉々として、
「では、失礼致します」
そう言って、再び、口での行為を再開した。
やがて、絶頂を迎える直前に、口の中に出されることになり、
それをゴクリ、ゴクリ、ゴクリっと飲み干していった私は、
「ありがとうございます、美味しかったですよ」
そう言って、笑顔を向けると、頭を優しくなでてくれた。
そのことがとても心地よく、いつまでも、こうしていて欲しいと思った私は、
無意識のうちに、自分の乳房を押し付けるようにしながら、甘えていた。
「全く、仕方のない奴め」
と言いながら、抱き締めてくれる彼に、私は幸せを感じていた。
「ふぅ」
溜息を吐きつつ、
「もう、こんな時間か、そろそろ戻らぬと」
と呟いた後、名残惜しそうに、その場から離れていく彼を見送るしかなかった私は、その場に崩れ落ち、一人泣いた。
その翌日、仕事を終えた彼が部屋を訪ねてきたかと思うと、そのまま寝室へと連れて行かれ、
ベッドに押し倒された途端、衣服を剥かれて、裸身にされた挙げ句、強引に唇を奪われ、
抵抗することも出来ずにされるがままにされていた私は、そのまま彼に抱かれてしまった。
「嫌、やめて、離してっ!」
と叫ぶが、
「大丈夫、怖がることはないんだよ、僕が君を守ってあげるから、何も心配はいらないよ、
ずっと一緒なんだ、これからはずーっと一緒にいれる、そうだよね?」
といった風に説得される形で、徐々に受け入れていくことになった私だったが、
しばらくして絶頂を迎えそうになると、そこで一旦、動きを止められた。
不思議に思って、
「ねえ、動いて、早くイキたいっ!」
と催促すると、
「まだダメだよ、もう少し待って、すぐに入れて上げるから、それまで、こっちを弄りながら、
ゆっくり楽しむとするか、おっぱい触らせて貰うぞ、柔らかくて、最高じゃないか、これは病みつきになりそうなくらい、癖になるぞ」
と囁きながら、乳房を鷲掴みにして、そのまま弄り回されながら、もう片方の手で花弁を刺激され、
同時に責め立てられることになった私はというと、あまりの快楽に我を忘れて、夢中になって腰を振り続けていた。
やがて、絶頂を迎えようとしたところで、またしても寸止めを食らう羽目になってしまった私は、涙を流しながら、
「酷い、酷すぎるわっ、なんで、私ばっかり、虐めるんです、意地悪しないで、イカせて、お願い、何でもする、
あなたの奴隷でもなんでもなる、だから、私を、私を、あなた色に染め上げて、ぐちゃぐちょに犯して、
壊して、滅茶苦茶にしてくださいっ、ああっ、イク、イックーっ!」
絶叫と共に絶頂を迎えてしまい、ビクビクと痙攣する私を彼はじっと見つめた後、ゆっくりと覆い被さってきて唇を重ねてくるが、
それを受け入れるどころか、自分から舌を差し出し、積極的に絡め合わせていった結果、舌を吸い出され、
唾液を流し込まれながら同時に乳房を弄られ続けてしまいますが、それでもなお離れようとせず、むしろ、より強く抱きしめて、
密着度を高めていき、さらに激しくキスを続けていった結果、遂には、絶頂を迎えてしまったのです。
すると、その直後、膣内に入っていた彼の肉棒が大きく脈打ち、熱いものが注がれていく感覚を覚えて、
思わず身体を震わせながらも、満面の笑みを浮かべると、私もお返しにとばかりに、大量の白濁液を飲み干し、お掃除フェラを行った。
そうして、お互いに満足したところで、今度はバックの体勢を取らされ、後ろの穴に指を入れられ、
前穴には、バイブを挿入され、振動させられるとたちまち、甘い声を上げ始めてしまいます。
すると、彼はそんな私の様子を愉しげに見下ろしながらも、容赦なく攻め立ててきて、
気がつけば四つん這いになっていた私だったが、そのうち力が入らなくなり、倒れ込んでしまうと、
それを見た彼は、笑いながらも、私のことを抱き上げ、対面座位の格好になると、私のことを下から突き上げた。
その結果、子宮の奥にまで届くほど深く貫かれたことで悲鳴を上げる私だったが、
そんなことはお構いなしと言わんばかりの勢いで再び突き上げられてしまいましたが、その後しばらくの間、
激しいピストン運動を繰り返された挙句、中に出された私は、絶頂を迎えてしまい、
意識を失いかけたところで、彼の方も限界を迎えたらしく、 射精されたことにより、
一気に満たされた私は、幸福感に包まれたまま、眠りについた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

あなたに愛や恋は求めません

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:98,385pt お気に入り:9,056

乱交パーティー出禁の男

BL / 完結 24h.ポイント:127pt お気に入り:285

聖女に選ばれた令嬢は我が儘だと言われて苦笑する

恋愛 / 完結 24h.ポイント:951pt お気に入り:1,987

【R18】恋を知らない聖剣の乙女は勇者の口づけに甘くほどける。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:1,470pt お気に入り:13

英雄騎士様の褒賞になりました

恋愛 / 完結 24h.ポイント:113pt お気に入り:609

【R18】若奥様はすけべ魔女

恋愛 / 完結 24h.ポイント:113pt お気に入り:82

王太子の仮初めの婚約者

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:40,756pt お気に入り:1,645

【完結】子授け鳥の気まぐれ〜ハッピーエンドのその後は〜【R18】

恋愛 / 完結 24h.ポイント:134pt お気に入り:869

【R18】無垢な花嫁は、青焔の騎士に囚われる

恋愛 / 完結 24h.ポイント:234pt お気に入り:2,110

処理中です...