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何故ならここには他の女性たちもいるのだから……。
「おい、何をしている! やめろ!」
慌てた様子のゼウス様が止めに入ってくれたお陰で何とか中断することができたのだが、それでも完全には止めることはできず、
最後までやる羽目になってしまうのだった。
ちなみにその間、何故かメイドたちは、我関せずといった態度で何もしてこなかった為、それが余計に不気味さを感じさせたのだが、
今はそんなことどうでも良かった。
それよりも重要なことがあるからだ。それは、ゼウス様とキスをしたことである。
そのことについて詳しく説明していくとしよう。
と言っても大したことではないし、一言で終わることなのだが、あえて細かく説明するとすれば、つまりこういうことだ。
私が彼の唇を貪っている最中に、横から乱入してきた人物によって阻止されてしまったということだ。
「ちっ、いいところだったのに、無粋なやつだな」
と、不満そうな表情を浮かべている彼女だが、私は内心ホッとしてしまっていた。
何故ならあのまま続けていれば間違いなく流されていたからである。
それだけは絶対に避けなければならないことだから、寸でのところで止められたことに、心から安堵していたのだ。
とはいえ、ここでやめるつもりはないため、次の機会を待つことにしようと思う私なのだった……。
「ねぇ、そろそろいいんじゃない?」
あれから数日が経過したある日、突然そう言われたものだから、何のことかわからずに聞き返す私に対し、彼女は再び同じことを口にした。
それを聞いた瞬間、すぐにピンと来たので頷くと、服を脱いでいき生まれたままの姿になった私は、
そのままベッドに横になると、足をM字開脚させ花弁を晒すと両手で花弁を開いてみせた。
そして次の瞬間、彼女のモノが入ってきたことにより、あまりの衝撃に耐えられず、絶頂を迎えてしまった。
その後も幾度となくイカされ続けた結果、最終的に気を失ってしまうのだった……。
(あれ、ここは一体どこなのかしら?)
気がつくと、見たこともない場所にいた私だったが、そこには沢山の人達がいて、
「ようこそ、おいでくださいました」
と、口々に言いながら頭を下げてきた。
(えっ、どういうことなの?)
状況が把握できないまま呆然と立ち尽くしていると、背後から誰かが抱きついてきたのがわかったので、振り返ると、そこに居たのはゼウス様でした。
それを見た私は驚きつつも、彼に尋ねてみることにしました。
何故、貴方がここに居るのか、と、すると彼はこう答えたのです。
「俺は、お前と結婚する為にこの世界にやって来たんだ」
一瞬、何を言われたのか理解できなかったが、すぐに理解した私は、とても嬉しくなったのと同時に、
彼との結婚生活を想像して、幸せな気分に浸っていた。
「じゃあ、一緒に来てくれるか?」
その問いに、もちろん答えは決まっていた。
その為、首を縦に振ると、彼と唇を重ね合わせた後で、誓いのキスを交わした後、結婚式を挙げることにした。
そして、それから暫くの間は、二人きりの生活を楽しんでいた私だったのだが、ある時、ふと気になることがあったので、それについて聞いてみることにした。
その内容とは、なぜ、私にここまでしてくれるのだろうか? ということだった。
というのも、私と彼が出会ってからまだ一週間しか経っていないにも関わらず、結婚までするというのは、いくらなんでも早過ぎると思ったからである。
だからこそ、何か裏があるのではないかと疑った私は、思い切って尋ねてみたところ、返ってきた答えを聞いて、納得したと同時に、
「そんなに私のことが好きだったなんて、嬉しいわ」
と言って、微笑むと、彼もまた嬉しそうな表情を浮かべながら、こちらを見つめていたので、照れながらも、そんな彼に、そっと口づけをした。
そして、しばらくの間、見つめ合っていた私達だったけれど、どちらからともなく顔を近づけていき、二度目のキスをすることになった。
(あぁ、幸せだわ♡)
そんなことを考えながら、うっとりとした表情で、彼の顔を見つめていると、今度は彼からキスをされた。
それも一度ではなく、何度も何度も、繰り返されるうちに、徐々に激しくなっていく。
やがて、お互いの唇が離れる頃には、すっかり息が上がってしまっていて、それに気づいた彼は、
心配そうな表情をしながら、こちらを覗き込んできたので、
「大丈夫よ、気にしないでちょうだい」
と答えたのだが、やはり、どこか不安げだったので、安心させる為に、こちらからキスをしてあげると、
嬉しそうにしながら、舌を絡め合わせてきた。
そうして私達は、暫くの間、お互いに求め合い続け、それから、ようやく落ち着いた頃、改めて話し合いを始めるのだった。
その後、今後の方針について話し合った結果、まず、私達の関係を周知させることが先決だという結論に至った。
そこで、早速行動に移すことにする。
「おい、何をしている! やめろ!」
慌てた様子のゼウス様が止めに入ってくれたお陰で何とか中断することができたのだが、それでも完全には止めることはできず、
最後までやる羽目になってしまうのだった。
ちなみにその間、何故かメイドたちは、我関せずといった態度で何もしてこなかった為、それが余計に不気味さを感じさせたのだが、
今はそんなことどうでも良かった。
それよりも重要なことがあるからだ。それは、ゼウス様とキスをしたことである。
そのことについて詳しく説明していくとしよう。
と言っても大したことではないし、一言で終わることなのだが、あえて細かく説明するとすれば、つまりこういうことだ。
私が彼の唇を貪っている最中に、横から乱入してきた人物によって阻止されてしまったということだ。
「ちっ、いいところだったのに、無粋なやつだな」
と、不満そうな表情を浮かべている彼女だが、私は内心ホッとしてしまっていた。
何故ならあのまま続けていれば間違いなく流されていたからである。
それだけは絶対に避けなければならないことだから、寸でのところで止められたことに、心から安堵していたのだ。
とはいえ、ここでやめるつもりはないため、次の機会を待つことにしようと思う私なのだった……。
「ねぇ、そろそろいいんじゃない?」
あれから数日が経過したある日、突然そう言われたものだから、何のことかわからずに聞き返す私に対し、彼女は再び同じことを口にした。
それを聞いた瞬間、すぐにピンと来たので頷くと、服を脱いでいき生まれたままの姿になった私は、
そのままベッドに横になると、足をM字開脚させ花弁を晒すと両手で花弁を開いてみせた。
そして次の瞬間、彼女のモノが入ってきたことにより、あまりの衝撃に耐えられず、絶頂を迎えてしまった。
その後も幾度となくイカされ続けた結果、最終的に気を失ってしまうのだった……。
(あれ、ここは一体どこなのかしら?)
気がつくと、見たこともない場所にいた私だったが、そこには沢山の人達がいて、
「ようこそ、おいでくださいました」
と、口々に言いながら頭を下げてきた。
(えっ、どういうことなの?)
状況が把握できないまま呆然と立ち尽くしていると、背後から誰かが抱きついてきたのがわかったので、振り返ると、そこに居たのはゼウス様でした。
それを見た私は驚きつつも、彼に尋ねてみることにしました。
何故、貴方がここに居るのか、と、すると彼はこう答えたのです。
「俺は、お前と結婚する為にこの世界にやって来たんだ」
一瞬、何を言われたのか理解できなかったが、すぐに理解した私は、とても嬉しくなったのと同時に、
彼との結婚生活を想像して、幸せな気分に浸っていた。
「じゃあ、一緒に来てくれるか?」
その問いに、もちろん答えは決まっていた。
その為、首を縦に振ると、彼と唇を重ね合わせた後で、誓いのキスを交わした後、結婚式を挙げることにした。
そして、それから暫くの間は、二人きりの生活を楽しんでいた私だったのだが、ある時、ふと気になることがあったので、それについて聞いてみることにした。
その内容とは、なぜ、私にここまでしてくれるのだろうか? ということだった。
というのも、私と彼が出会ってからまだ一週間しか経っていないにも関わらず、結婚までするというのは、いくらなんでも早過ぎると思ったからである。
だからこそ、何か裏があるのではないかと疑った私は、思い切って尋ねてみたところ、返ってきた答えを聞いて、納得したと同時に、
「そんなに私のことが好きだったなんて、嬉しいわ」
と言って、微笑むと、彼もまた嬉しそうな表情を浮かべながら、こちらを見つめていたので、照れながらも、そんな彼に、そっと口づけをした。
そして、しばらくの間、見つめ合っていた私達だったけれど、どちらからともなく顔を近づけていき、二度目のキスをすることになった。
(あぁ、幸せだわ♡)
そんなことを考えながら、うっとりとした表情で、彼の顔を見つめていると、今度は彼からキスをされた。
それも一度ではなく、何度も何度も、繰り返されるうちに、徐々に激しくなっていく。
やがて、お互いの唇が離れる頃には、すっかり息が上がってしまっていて、それに気づいた彼は、
心配そうな表情をしながら、こちらを覗き込んできたので、
「大丈夫よ、気にしないでちょうだい」
と答えたのだが、やはり、どこか不安げだったので、安心させる為に、こちらからキスをしてあげると、
嬉しそうにしながら、舌を絡め合わせてきた。
そうして私達は、暫くの間、お互いに求め合い続け、それから、ようやく落ち着いた頃、改めて話し合いを始めるのだった。
その後、今後の方針について話し合った結果、まず、私達の関係を周知させることが先決だという結論に至った。
そこで、早速行動に移すことにする。
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