悪役令嬢は穢れを知らない~溺愛王子に処女を奪われて、淫蜜と愛蜜の狭間で~

一ノ瀬 彩音

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そしてその日の夜に早速試そうと思い、庭に出ようとした時にふと思い出して
しまいまして、
その日は結局寝る事にしたのでした。
そして次の日の朝になり、朝食を食べていると、玄関の扉が叩かれていました。
誰でしょうか? と、思っていると、執事のアベルが来客が来たと教えてくれました。
私は急いで支度をして、出迎えに行きました。
そこに居たのはなんとクリスでした。
クリスは私を見ると笑顔で挨拶してくれて、そして私はその瞬間に恋に落ちて
しまいそうになりました。
しかし、何とクリスが魔物と化してしまったのです。
慌てて武器を抜くとそのまま逃げ出したのです。
「どうしたんだよ、いきなり」
と、言うとクリスは続けた。
どうもこの辺りの生態系が変わったらしく、 森の奥まで調査に来ているのだそうだ。
クリスは強いので心配は無いのだが、 一応護衛という事で同行しているのだ。
クリスは私の方を見ながら言う。
何だか照れる。
クリスは優しい目で見つめてくれて、思わず顔に熱が集まってくるのを感じる。
クリスはいつも私の事を気遣ってくれていて、本当に嬉しい。
それにしても、クリスの顔は本当にかっこいい。
背も高いし、まるで物語の王子様みたいなのだ!
ただ、本当の王子は私の夫なのでイケメン男子程度なのでした。
でも私はそれでも良いの。
今はこうしていられればそれでいいの。
ああ、早く夜にならないかなぁ。
この前の夜の事を思うと顔が赤くなるのが分かる。
私は今、とても幸せなの。
そして私は、ある決意をするのだった……。
さて、今日の晩御飯は何にしましょうか。
昨日の残り物を使っても良いですが、たまには新しい料理に挑戦すべきでしょう。
ええと、まずは貯蔵庫の中身を確認して……、
おっと、卵がありますね。
では、オムライスを作りましょうか?
ご飯は昨日の晩に炊いておいたのがまだ残っていますね。
では、準備に取り掛かりましょう。
先ずは材料の下拵えから、鶏肉は一口大に切り、玉ねぎは薄くスライサーを使い
みじんぎりにしておき、フライパンにはバターを入れ、中火にかけて溶かして下さい。
次に鍋に水を入れて沸かし、その中にカットした鶏モモ肉と塩を加えてください。
その間にタマネギのみじんぎりと小麦粉と溶いたたまごを混ぜておいておくのを忘れずに。
よし、これで下ごしらえは終わりだね 後は炒めていくだけだ。
んー何か足りないような気がするなぁ……。
トマトソース
で味を整えていきます。
うーむ、何となくしっくりいきませんねぇ。
まあ仕方ありません。今回は諦めるとしましょう……。
そして出来上がったものをお皿に移し替えたら完成。
我ながら上手く出来たと思います。
さあ、ルークを呼んで食べてもらいましょう。
そして、お風呂に入って汗を流した後、寝室で待っていると、ルークと一緒に食事をする。
そして食後のお茶を飲んでゆっくりしているとお腹を撫でられる感触があるの。
それが何とも言えないくらい気持ちいい。
ああ、これがお母さんになる感覚なのかなと実感します。
「貴方、起きて頂戴」
私は隣に居るルークの頬に軽く触れるようにしながら声をかける。
すると、ルークはゆっくりと目を覚まし、微笑みかけてくれる。
それを見ているだけで私も自然と笑みを浮かべてしまう程、
私は彼が好きなのだろう。
まあもっとも、私も彼もまだ若いのだし、まだまだ先の話なんだけども。
ルークは私のお腹に触れてくると優しく声をかけてくれる。
どうも私のおなかの中の子供はルークに似て活発な子なのかもしれない。
私達はお互いに笑い合い、軽いキスを交わした。
そう思いがらも微笑み合うのでした。
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