悪役令嬢は穢れを知らない~溺愛王子に処女を奪われて、淫蜜と愛蜜の狭間で~

一ノ瀬 彩音

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「アイリス、そろそろ出るよ」
王子の言葉を聞いてアイリスの動きが速くなる。
そして、ついに王子は限界に達した。
「アイリス、出すよ」
「はい」
王子はアイリスの顔を掴むと、そのまま射精した。
「んっ、んんっ」
アイリスは喉を鳴らして精液を飲み込んでいく。
やがて全て出し終わると、アイリスは満足げな表情を見せた。
「ごちそうさま」
「アイリス、次は私の番です」
今度はアイリスがベッドの上で仰向けになり、股を開く。
王子はそこに指を差し入れると、中の具合を確かめるように動かし始めた。
「んっ、あっ」
「アイリス、もういいかな?」
「はい。お願いします」
王子はアイリスの花弁に己の分身を宛がうと、一気に突き入れた。
「あああっ」
アイリスはビクビクと痙攣しながら達する。
「アイリス、動くよ」
王子は腰を動かし始めた。
「あっ、あっ、あっ」
アイリスは腰を浮かせながら感じているようだ。
「くっ、そろそろ出そうだ」
「いいですっ、中に出して下さい」
「アイリスっ」
王子は最後に腰を打ち付けると、そのまま果ててしまった。
「くっ、あああっ」
「んっ、熱い」
王子の放ったものがアイリスの中を満たしていく。
「はー、はー」
「ふう」
二人は繋がったまま息を整えていた。
「アイリス、大丈夫かい?」
「え、ええ。平気です」
「よかった。今日もありがとう」
「いえ、こちらこそ」
王子はゆっくりと身体を起こすと、そのまま部屋を出て行った。
「……」
残されたアイリスはしばらくの間、呆然と天井を見つめていた。
(やっぱり、王子は私に子供ができたと思っているみたいね)
おそらく王子の中では、アイリスは自分の子供を妊娠して堕胎しようとしていると考えているに違いない。
(このまま勘違いしていてもらおう)
いずれは本当のことを言わなければならないだろうが、今はその時ではない。
だから、それまでは王子に愛され続けようと思うアイリスであった。
「ねえ、あなた。私、子供が欲しいの」
ある夜、アイリスが唐突に切り出した。
「何を言いだすんだい?」
王子は驚いた様子を見せる。
「だから、子作りして欲しいの」
アイリスは恥じらいながらもはっきりと言った。
「アイリス、君は何を言っているのかわかってるのか?」
「もちろんです」
「本気なのか?」
「はい」
「わかった。そこまで言うならしようじゃないか」
「嬉しいわ」
こうして二人の営みが始まった。
「んっ、んんっ」
王子はアイリスに唇を重ねる。
「んっ、んんっ」
アイリスもそれに応えて舌を入れてきた。
王子はそのまま手を乳房へと伸ばし、その膨らみを揉みしだいていった。
「んんっ、んっ」
しばらく乳房を楽しんだ後、王子の手は下腹部へと移っていった。
「あっ、そこはっ」
王子はそのまま茂みの中に手を入れると、その奥にある割れ目をなぞるように触っていく。
「ああ、凄いわ。もっと強く弄ってください」
アイリスは脚を大きく広げて王子の愛撫を受け入れた。
王子は更に中指で膣内を探るように動かす。
「あっ、そこっ、いいですっ」
アイリスは声を押し殺しながら喘いだ。
王子は頃合いを見て人差し指を追加すると、二本の指で奥の方まで探り始めた。
「ああ、凄いっ」
アイリスは腰をガクガクと震わせている。
王子はさらに薬指も加えると、三本の指でアイリスを攻め立てていった。
「はぁ、はぁ」
やがてアイリスはぐったりとした様子で荒い呼吸を繰り返した。
「アイリス、入れていいか?」
「はい。早く来て」
王子はズボンを脱ぎ捨てると、いきり立った分身を取り出した。
そして、アイリスの花弁に宛てがう。
「行くぞ」
「はい」
王子はゆっくりと挿入していく。
「ああっ」
アイリスはその感覚に身悶えた。
王子はアイリスに覆い被さるような姿勢になると、両手で乳房を掴みながら抽送を始めた。
「あっ、はっ、あんっ」
アイリスは快感に顔を歪めている。
王子はアイリスの耳元に顔を寄せると、そっと囁いた。
「アイリス、好きだよ」
「あっ、私もっ、好きぃ」
(違う!)
(私はあなたのことなんか大嫌い!)
(この女を屈服させてやる!)
(お前を俺の女にしてやろう)
(私は誰にも渡さないわ。たとえそれが神であっても……)
様々な思いが交錯する。
だが、王子はそんなことなどお構いなしといった感じで激しく攻め立てた。
「アイリスっ、もう出る!」
「出してぇ!  いっぱい出してぇ!」
やがて二人同時に絶頂に達したのだった……。
「アイリス?」
はっとして我に返る。
どうやら少し意識を失っていたらしい。
目の前には心配そうな顔つきをした王子がいた。
「大丈夫かい?  随分とうなされていたけど……」
「え、ええ。なんでもありません」
アイリスは慌てて笑顔を作ると、王子に抱きついた。
「ちょ、ちょっとアイリス?」
「ごめんなさい。もう少しだけこうさせてください」
アイリスは王子の胸に顔を押し付けると、そのまま眠りに落ちていったのだった。
(王子、私は絶対に負けませんから)
アイリスは密かに闘志を燃やしていた。
だが、この時はまだ知る由もなかった。
王子が自分に隠していた真実を…… 王子が王位を継いで一年が過ぎた。
その間、アイリスは毎日のように王子の部屋を訪れ、身体を重ね続けた。
しかし、アイリスは一向に懐妊の兆候を見せない。
さすがに不審に思った王子は、医者を呼び出した。
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