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「よくぞ言ってくれた。俺は君のことを手放す気は無い。君こそ俺の女に相応しいよ。
さて、君へのプレゼントは何が良いのだろうか」
すると私は微笑んで
「私にキスをしてくださったらとっても嬉しいですわ」
と答えるとユリウス様はキスしてくれた。
そして私のことを力強く抱きしめると再び私の花弁の中に指を入れてきた。
「さて、これからは二人きりの時間を過ごすことにしようか」
ユリウス様はそう言って私の中に入ってくると腰を振り続けたのであった。
私達夫婦はお互いに初めて会った時はあまり良い印象を抱いていなかったのだが、
時が経つにつれて打ち解けてきたこともあって仲良くなっていった。
私はユリウス様の夫として彼のことを見守っていくことを決意したのだ。
「君のおかげでこうして二人で幸せな生活を送っている。本当に感謝しているよ」
「私はユリウス様が望んでいることを叶えるために行動していただけですからね。
それにユリウス様が笑顔になっているところを見ると私も嬉しくなりますから」
「俺はね。君とならいつまでも一緒に暮らしたいと考えていてね」
ユリウス様は突然そう言ったので私は動揺してしまい言葉を失ってしまった。
「私も、貴方となら、一緒に暮らしたいわ。貴方の事が大好きだから。
私は貴方の事を裏切ったりする真似はしないから。
安心して下さらないかしら。私は貴方に忠誠を誓っているのよ。
私は絶対に貴方を見捨てたりなんかは致しませんから。
私はユリウス様のことを深く信頼しているのよ。私もずっと貴方の側に居たいと本気で思っていてよ。
私、ユリウス様のお側から離れるなんて考えられないもの」
「カルネは素直で可愛いな。俺は本当に君のような女と結婚できて嬉しく思っているよ。
君には沢山、苦労をかけてきたから申し訳無く思っていた。だけど君はそれでも許してくれる。
だからこそ、俺は君と一生添い遂げなければならないと思っているんだ。君は今、何をしたい?」
ユリウス様は私の頬を優しく触れながらそう言ってくれると私は嬉しさのあまりに涙を流していました。
そして私は涙声で
「ユリウス様と一緒で嬉しいわ。ユリウス様と離れ離れになんかなりたくない。
私は一生、貴方の側で仕えることを望んでおりますわ。私の一生はユリウス様に捧げるためにありますの。
私の命も肉体もその全てがあなたの物。だから私はユリウス様の為に尽くしますので
末永くよろしくお願いしますね」
私はユリウス様の子供を授かりたかった。
なので、彼に子作りを提案したのだった。
私は自分の中に宿した小さな命を産み落とす覚悟はあったのです。
そして遂にその時が来たのです。
「ユリウス様、お願いします。私はあなたとの子供が欲しい。この子の事を頼みたくて」
「俺は構わないが、出産というのはかなりの苦痛を強いられると聞く。もしも、
子供に何かあってしまえばと思うと不安になってしまう」
「大丈夫です。私は耐えて見せるつもりですから。ですから、お願いします。私に勇気を授けてください」
そう言うとユリウス様は優しく私の頭を撫でると額に軽く口付けをしてから、私のお腹に触れてきた。
私は緊張していたけど、何とか堪えようと必死になっていた。
やがて、陣痛が始まってから、激しい痛みに襲われる。
そして、彼の子を出産し、末永く幸せに暮らしているのでした。
さて、君へのプレゼントは何が良いのだろうか」
すると私は微笑んで
「私にキスをしてくださったらとっても嬉しいですわ」
と答えるとユリウス様はキスしてくれた。
そして私のことを力強く抱きしめると再び私の花弁の中に指を入れてきた。
「さて、これからは二人きりの時間を過ごすことにしようか」
ユリウス様はそう言って私の中に入ってくると腰を振り続けたのであった。
私達夫婦はお互いに初めて会った時はあまり良い印象を抱いていなかったのだが、
時が経つにつれて打ち解けてきたこともあって仲良くなっていった。
私はユリウス様の夫として彼のことを見守っていくことを決意したのだ。
「君のおかげでこうして二人で幸せな生活を送っている。本当に感謝しているよ」
「私はユリウス様が望んでいることを叶えるために行動していただけですからね。
それにユリウス様が笑顔になっているところを見ると私も嬉しくなりますから」
「俺はね。君とならいつまでも一緒に暮らしたいと考えていてね」
ユリウス様は突然そう言ったので私は動揺してしまい言葉を失ってしまった。
「私も、貴方となら、一緒に暮らしたいわ。貴方の事が大好きだから。
私は貴方の事を裏切ったりする真似はしないから。
安心して下さらないかしら。私は貴方に忠誠を誓っているのよ。
私は絶対に貴方を見捨てたりなんかは致しませんから。
私はユリウス様のことを深く信頼しているのよ。私もずっと貴方の側に居たいと本気で思っていてよ。
私、ユリウス様のお側から離れるなんて考えられないもの」
「カルネは素直で可愛いな。俺は本当に君のような女と結婚できて嬉しく思っているよ。
君には沢山、苦労をかけてきたから申し訳無く思っていた。だけど君はそれでも許してくれる。
だからこそ、俺は君と一生添い遂げなければならないと思っているんだ。君は今、何をしたい?」
ユリウス様は私の頬を優しく触れながらそう言ってくれると私は嬉しさのあまりに涙を流していました。
そして私は涙声で
「ユリウス様と一緒で嬉しいわ。ユリウス様と離れ離れになんかなりたくない。
私は一生、貴方の側で仕えることを望んでおりますわ。私の一生はユリウス様に捧げるためにありますの。
私の命も肉体もその全てがあなたの物。だから私はユリウス様の為に尽くしますので
末永くよろしくお願いしますね」
私はユリウス様の子供を授かりたかった。
なので、彼に子作りを提案したのだった。
私は自分の中に宿した小さな命を産み落とす覚悟はあったのです。
そして遂にその時が来たのです。
「ユリウス様、お願いします。私はあなたとの子供が欲しい。この子の事を頼みたくて」
「俺は構わないが、出産というのはかなりの苦痛を強いられると聞く。もしも、
子供に何かあってしまえばと思うと不安になってしまう」
「大丈夫です。私は耐えて見せるつもりですから。ですから、お願いします。私に勇気を授けてください」
そう言うとユリウス様は優しく私の頭を撫でると額に軽く口付けをしてから、私のお腹に触れてきた。
私は緊張していたけど、何とか堪えようと必死になっていた。
やがて、陣痛が始まってから、激しい痛みに襲われる。
そして、彼の子を出産し、末永く幸せに暮らしているのでした。
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