悪役令嬢は『ざまぁ』したいのに、どうしてこうなる!?

一ノ瀬 彩音

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すると私の目の前に一人の男性が立っていた。
ユリウス様と同じ金髪で端正でとても美男子でまるで天使様のようで、そして、
私のことをジィーと見つめては頬を赤く染めている。
どうやら私のことを見惚れてしまわれているようですね。
するとユリウス様の方を見てしまうとユリウス様は何かを悟ったのか、
とても嬉しく思っている様子で私達の方を見ているのであった。
私は彼との再会を果たすと、彼の腕に抱きついたのだけれどその男性は少し困った表情をされていました。
「ご主人様、カルネさんは一体誰に甘えているのでしょう」
私としたことがつい、嬉しさのあまりやってしまいましたわ。
私は彼に抱きつきながら離れない様に必死にしがみついています。
すると彼は私の耳元でこう囁いてくれた。
「カルネ。今日も綺麗で可愛いぞ」
そう言われた途端に私は嬉しさのあまり涙を流すとユリウス様な私を抱き寄せて慰めてくれる。
私はその言葉に思わず反応してしまうけど、嬉しさのあまりに涙を流しながら、彼の体を優しく抱きしめ返す。
「はい、私は貴方のお側に居させて頂きます。どうか貴方も私のことを忘れずにいてくださると嬉しいです」
「当たり前だ。絶対に忘れたりなんかしないよ」
「では誓いのキスをして下さいませ」
「分かったよ。君とずっと一緒に居ると誓うよ」
「嬉しい」
私は喜びの余りに泣きながら彼を求め続けるのだった。
すると彼が私にキスをすると舌を絡めて私の口の中を弄ぶ。
私もその気持ち良さに負けじと自分の舌を動かしていきながらお互いに貪るような濃厚なキスを続けて行った。
すると私はいつの間にか寝てしまい目が覚めた時には隣に彼はおらずに代わりに一通の手紙が置かれていた。
内容は私のことを嫌いになり別れたという内容が書かれていた。
そんなはずはないのにどうしてなのか分からなくて困惑してしまった。
手紙には住所と名前が書かれているだけだった。
私はすぐにその場所へ向かうことにしたのだった。
でも今は彼を信じようと思い、私は荷物をまとめると屋敷を出て行く事に決めた。
「貴方、今まで本当に有難う御座いましたので貴方と過ごした日々は私の宝物でいつまでも忘れられませんのよ。
私、貴方になら奴隷として扱って貰えるのであれば構いませよ。私を存分に使って下さらないかしら。
貴方は優しい方ですので私の事も大事にして頂けそうで嬉しい限りであります。
貴方がこれからどのような人生を歩まれるのは分かりませんが、
私との思い出は貴方の一生の財産になるはずでしょう。
だから私と一緒になって頂けませんでしょうか。お願いします」
「悪いがそれは出来ない相談かもしれない。俺は君のことをそこまで知らない。
それに君はもっと自分を大切にするべきだ。
そうでなければ君に失礼だと思うんだ」
「ユリウス様」
「はい」
「私はどんな扱いを受けても受けいれますわ。ですので私の事を好きになさって下さい。
そして、私の事をちゃんと調教して欲しいのです。お願いいたします」
「分かった。君を僕の物にさせてもらう。後悔しても遅いからね。
それと俺以外の男の前じゃ絶対、裸を見せてはいけないから。
約束だよ。守れなかったら、そうだなお仕置きをするから覚悟していてよね。
もし破ってしまったら酷い目に遭うと思っておいて。
まず、二度と外を出歩くのを禁止するから。それから毎日のように奉仕をしてもらう。
口でのやり方を練習して欲しいんだ。
俺はいつもしているようにすれば大丈夫だけど、他の人はそうはいかない。
カルネは上手いし、その、気持ち良かったんだよ。
それから、毎晩のようにセックスをしなくちゃいけないんだけど、
カルネの体力が持つように加減しながらしてあげる。
でも嫌がったりするのは許さない。命令だよ。そうそう、カルネはお尻の穴を使ったことがあるのかな?」
「いえ、無いですよ。アナルって言うのがあるのは知っていますが。流石に抵抗があって」
すると僕は微笑みを浮かべて
「心配しなくてもいいよ。最初は痛みを伴うらしいが次第に快楽を得るようになる。そうそう言い遅れたが、
お風呂に入る前に必ず僕に言って欲しい。じゃないと後でお仕置だ。分かっているかい?」
「もちろん分かっておりましてよ。ユリウス様」
そう言うと私を浴室に連れて行き、お湯をかけて身体の汚れを落とすと体を洗い始める。
「自分で洗うことくらい出来て、子供ではないですわ」
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