悪役令嬢は『ざまぁ』したいのに、どうしてこうなる!?

一ノ瀬 彩音

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「やっ!  だめぇ!」
私は拒絶するが、その声に力は入らない。
ユリウス様はそのまま腰を沈めるとズブっと鈍く湿った音が響く。
同時に強烈な痛みが走り、悲鳴を上げそうになるがユリウス様に手で塞がれ、くぐもった声が漏れ出すだけだった。
「カルネ、そんな大きな声を出したら誰かに聞かれちゃうかもよ?」
と耳打ちしてくる。
私は必死に声を押し殺そうとするが、それは無駄に終わる事になる。
何故なら、その部屋には誰も入ってこないようにしているからである。
つまり、声を出しても問題ないはず。
しかし……私はその考えを捨て去る事にした。
なぜなら、
「んぅ、ふあ、あっ、あん、ユリウス、しゃま、ん、もっとぉ~♡」
そう甘い声でユリウス様を求めていたからだ。
「ああ、もちろんだよ。君は僕のものだ。誰にも渡しはしない、永遠にね。そして君も僕だけの物なんだ。
もう二度と逃しはしなぃ、君を愛せるのは君を幸せに出来るのは君を愛する事が出来るのは世界で僕だけだ。
そうだろう?  ねぇ、そうだと言ってくれ?  そうじゃないと君を壊してしまうかもしれないんだ。分かるかい?」
そう言って、私の体を貪ってくる。
その動きは乱暴で痛くて苦しい筈なのに私は快楽を感じてしまっていたのです。
「ほーらやっぱりカルネはマゾヒストなんだよ。でもそういう所可愛いんだけどさ。
それにしても、この程度で堕ちたんじゃつまらないな。じゃあそろそろいかせてもらうかな。覚悟は出来てるだろ?」
そう言ってユリウス様は私の奥を激しく突き上げる。
何度も絶頂を迎えさせられた私は既に限界に達していたが、更に責め立てるかのように動きを早めた。
私はユリウス様の動きに合わせて声を上げる事しか出来ない。
すると次第に快楽が大きくなっていきもう何が何なのか分からなくなってきて意識を
失いそうになったその時にようやくユリウス様は果ててくれた。
「これでやっと結ばれたね。もう離さないよ。カルネは僕の妻なんだから。
カルネも僕と一つになれて嬉しいだろ?」
と、問いかけてくる。
私は嬉しさ半分、戸惑いが半分といったところだ。
「でもまだ足りないな。カルネには僕がいないと生きていけない体になってもらわないとね。
その為にはまず、カルネの両親を始末しなきゃね。そうしてしまえば、もう誰も邪魔するものはいないんだ」
そう不穏な発言をするユリウス様を見て背筋が凍るような感覚に襲われる。
「ユリウス様、私はあなたの事が大好きですわ」
「そう、嬉しいよ。じゃあさっそく行こうか。大丈夫心配はいらないよ。
君の両親は殺すつもりだけど、子供までは殺しはしないよ。ちゃんと幸せにするさ」
そう言うとユリウス様は私を抱きかかえると窓から飛び降りる。
「キャアアッ!?」
私は思わず叫び、ギュッと目を閉じる。
しばらくすると地面に着地したようでゆっくりと目を開けるとそこには見知らぬ風景が広がっていた。
辺り一面草原でとても綺麗。
「さぁ、カルネ、ここでセックスをするからな」
「はい……」
私はこれからする事に胸を躍らせていた。
そして、服を脱ぎ捨て裸体になる。
ユリウス様も裸体になって私に近づいてきた。
そのモノは天高くそそり立っている。
ユリウス様は私の花弁にそれを押し付けてきた。
「挿れるぞ」
「はい……」
私はこの時を待ち望んでいた。
ユリウス様を受け入れる準備を整えるとついにユリウス様のモノが私の中に侵入してきた。
ユリウス様のものが私の膣内に入ってくる。
私のお腹は圧迫されて苦しくなる。
「大丈夫かカルネ」
「ええ。ユリウス様のお陰で何とか」
ユリウス様が私のことを気遣ってくれているのがわかる。
私は彼に微笑むとさらに深く繋がろうとユリウス様の背中に手を回した。
するとユリウス様はさらに私のことを求めてくるようになる。
お互いの顔が近くなると私達は口づけを交わし合った。
キスをしながら繋がっている部分を擦り合わせるようにして動かすと気持ちよくなって来る。
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